マークに最後に会ったのは、
れんが通りのヴェジタリアンカフェで、
5本組みの魚肉ソーセージの最後の1本を、
ギンギラギンにさりげないラビットファーのハットのなかから、
鳩の手品みたいにセロファ ....
... Ladies and gentleman,












 ....
雨の降っている朝だった
雷が近くでうなっていた
ときどき地がふるえ
木がゆるゆる揺れ
小学生が嬉しそうに道をいく
わたしはゆううつだったが
彼らを真似て
ステップを踏みながら歩いてみた
 ....
言われた方はよく憶えているように
一方的に別れさせられた彼の方がよく憶えているだろう。
きっかけは何だった?
彼に問われるのが怖くて。


関節は滑らかに動いていて、立派になった彼の振る舞 ....
懐かしい向かい合わせの座席
小旅行ってことばの似つかわしい車内の雰囲気

(偶然だったのかな、向かいの席に座った男のひととの軽い会釈)

それでも嵌め込み式のガラス窓では吹き込む風に往生する ....
嗚呼私がもっと馬鹿で
あなたの云うことをそのまま信じていたら

嗚呼もしも私がもっと無邪気に
あなたとの幸せをまっすぐに夢見ていられたら

そんなに子どもじゃないのよ
そんなに可愛くない ....
ゆっくり坂を下りて行くと通りにぶつかる。
そんな場所で君と出会えたら
僕は何を言って良いか分からないが
でも、とても気分の良い一日が過ごせると思う。

難しいことなんか考える必要はなくて
 ....
開け放たれた 窓を 飛び出せば
どれみふあ空のかなたどちらさまでしょうか
わすれがたみということの
わずかないたみを もつものです

聞きかじりのリアリティに
意義をとなえる あたしと
 ....
二次元の向こうから

ひたひたと
伝わってくるものを
感じる

4月のはじめ

毎月更新される
華やかな写真の中より
客船と共に

モノクロの横顔と
長身のスーツ姿が
一致 ....
空っぽの



砂漠を指して




無垢な目で







『ここ ....
君に好きっていった

公園で好きっていった
自転車を押しながら好きっていった
手をつなぎながら好きっていった
キスしながら好きっていった
キスしなくても好きっていった
太陽のしたで好 ....
ひんやりとあなたの背中
ねぇ こっち向いてと
云うことが出来ない
でもこの距離感が好き

洋楽を小さく歌う私に
あなたは「わからない」と告げる
別にいいのよ
たいしたことじゃない

 ....
愛はある

愛は重力のようなものだ

引力と遠心力と慣性の力

愛はある

愛は力だ

引き合う力と離れてゆく力と包み込まれた力

愛はある

重力とおなじくらいある

 ....
はじめてが
まだまだ
たくさんあるって
素敵

ドキドキする
ワクワクする
はじめて

先のみえない
楽しみ

途中の
緊張感は
つなわたり

がっかりするのも
また ....
新緑が鉱物系の緑いろだった

ここにも宇宙のからくりが隠されている

いや、隠されてはいない

現にぼくらはそれを見つめているのだから

ひとはみな

いろんな正義をふりかざしなが ....
食器も歯ブラシも下着も
全部使い捨てだったらいいのにね。

あなただって
極め付きは米山くんの死だった 。
例によって蛇口から滴り落ちる水が八分音符を刻んでいる 。

片隅の椅子に座ったまま
ひっそりと蝋燭を灯したような薄暗い部屋のなかで
女はむき出しの ....
判り易い合図を。
タイミングが計れない。


部屋の空気に残っている かつての感触が肌をかすめる。
視界の隅の品々が 小さく小さく思い出アルバムを今も綴っていて
はっきりと聞き取れないその ....
まつ毛が
頬に当たる
頬杖をついて
ぼんやりしてる

お星さま
お星さま
教えてください

お月さま
お月さま
答えてください

私はどうしたいのでしょう?
私はどうなりた ....
寒い時 防寒着をかしてくれた人が居た
都会の職場へ戻る夜行列車の戸口で
切符の予約をとらなかった甘い自分を悔い
朝まで立つ気で汽車に揺られるさなか
途中の まだ雪の見える駅から乗り込み
戸口 ....
ビーチボーイズのペットサウンズ、
UKオリジナルのモノラル盤は、
たしか7800円くらいで買った。
USオリジナル盤も欲しいなあ。

ペットサウンズについて、
語ろうと思えば、
語り ....
すっかり散ってしまった桜を悼むように
さらさらと春の雨が風景を切り取っていく
いつまでも途切れることない透明の線
どこまでも終わることない静かな調べ

その中で独り まどろむのだ。
ぬるめの
無色透明の
温泉は

肌をもちっと
つるつるに
してくれる

湯に入っては
地酒飲み
浜を歩いては
湯に入り

湯治の旅は
ゆったりと
今日は歓迎会だったので
先輩が顔のきくバーというところに行ってきました
古典的というかなんというか
カウンターとボックスと通信カラオケ
カラオケは得点制 まあ
それはいいんだけど
得点に応 ....
気が付くと
見てしまう
自分の眼が
自然と追う

見ないように
見ないように

そう考えれば
考えるほどに

変に思われる
そう考えれば
考えるほどに

意識してしまって ....
 .... 朝はどしゃ降りだった。
音が聞こえたけど寝ていたままスルーした。

傷ならば見せたくない。
恋人は何をしているだろうか。
死になど向き合いたくはない。
胸がキリキリ締め上げる。

 ....
明日坊主が供養に出かけるのに雨は好都合らしい
この頃お隣さんに越してきた三十代の人妻がやけに気になってしょうがない
早い者勝ちにはルールはないのだが
面倒くさがりやが決まって肝心なと ....
南端の小さな汀で
大陸に関する夢を見ていた
光と影を橋が画す
波はただ繰り返す
私達の足跡は消えてしまう
砂に拾う珊瑚は人骨のよう
堆積の蜃気楼を踏みしめて
旅はみな予め潰える
岬の先 ....
まつもといよ
で変換すると、
ちゃんと、
松本伊代で
出るのである。

待つも問いよ
のほうが意味の通じるのに。
待つことも、
あなたへの、
問いかけだったんだよ、
ってね。 ....
殿上 童さんのおすすめリスト(15765)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
T・REX/Nuzzolelse_boogie- はだいろ自由詩111-4-26
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語らい- 電灯虫自由詩3*11-4-26
滑るひと- 恋月 ぴ ...自由詩13*11-4-25
青ざめていく心- れもん自由詩311-4-25
ゆっくりと坂を下りて- ……とあ ...自由詩6*11-4-25
あまがみ- るるりら自由詩21*11-4-25
二次元の向こうから- 森の猫自由詩10*11-4-24
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すき- ささやま ...自由詩7*11-4-24
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愛はある- 吉岡ペペ ...自由詩1011-4-24
はじめて- 森の猫自由詩7*11-4-24
新緑- 吉岡ペペ ...自由詩111-4-24
使い捨て- れもん自由詩1*11-4-24
ひとり生きてゆく(ということ- アラガイ ...自由詩6*11-4-24
合図- 電灯虫自由詩1*11-4-24
- りり自由詩4*11-4-24
正月休みの列車で- 砂木自由詩9*11-4-23
歌好きな女- はだいろ自由詩111-4-23
雨にまどろむ- れもん自由詩2*11-4-23
潮風温泉- 森の猫携帯写真+ ...5*11-4-23
ラブあんピース、なんだよなあ- umineko自由詩9*11-4-23
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ネブラスカ- TAT短歌211-4-22
ステンレスの卵。- 菊池ナン ...自由詩311-4-22
幻薫- アラガイ ...自由詩5*11-4-22
四月の神話- salco自由詩5*11-4-21
松本伊代- はだいろ自由詩1+11-4-21

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