ボウルいっぱいのサラダにドレッシングを一滴た
らして食べる人が登場したのはハルキのどの小説
だったっけって思いながらフォークで串刺すキュ
ウリにレタスの七月六日は記念日だってどこかの
歌人が詠 ....
ゆく道には死がしきつめられており
きた道にもまた同様にある
足元をちょっと切りぬいて四つに割り
オーブンにいれて温める
角の溶けたところをみてとりだして
塩と蜜とで齧ってみれば
なんの ....
君は今日も、渋谷ハチ公前の
路上でギターを掻き鳴らし
スクランブル交差点を行き交う
無数の靴音の、彼方には
紫色の夕空と…ひとすじの雲があり

警察に止められ、君の路上の歌声は
3曲で終 ....
             150713


リサイクルゴミを夜のうちに整理する
朝、早く、食事前の忙しい時間帯に
お父さんに出してもらう
お父さんの仕事はもうそれだけの気がしたが
お父さ ....
ただ一つの空の下 色とりどりの足跡が

並んで、進んで、重なり、駆け出す
離れても続いてゆくよ


僕が見た世界はきっと
君が見た世界だから

夢見る事 戦う事 怖がらず走っ ....
降る雨が止むまで {ルビ古恋=ふるこい}が病むまで
空を見つめ {ルビ空=から}の箱を手探りで探す

火と人が倒れる姿を 残酷に観つめる私は{ルビ他人=ひと}で
君が悪いと 気味が悪い ....
つらいことには傷付き
楽しいことに笑って
嫌なことに怒り
中には歌が流れていて
石を見ると喜んでいる

君とはたぶん
最後の二行だけ
ちがうだろう
口がぱっくり開いていては 無様極まりない 故
嫉妬と憧憬を繰り返し腹式呼吸に整えてゆく 否
めない惚れ

火の打ち所のない情熱 つまらぬ炎の揺れ
非が天へ掻き消されて 冷静霊的にのみ或

 ....
私は歌う 聞こえない歌を
私は踊る 見えないダンスを

爛れた雨の降りしきる中を
ぎらぎらとひらめく旗たちの下を
言葉の礫たちの飛び交う中を
私は歌う
私は踊る

幾重もの傷が重なる ....
おさないうぶ毛はやわらかく見えるが
じつは火花のように爆ぜていて
抱くと心地よい痛みがはしるのだ
いまはまだおさないあなたの
火花がだんだんと肌のおくへおさまって
それから花火のように打 ....
覚えてる
あたしは最初 小鳥の卵だった
知ってる
あたしは卵から孵った子
わかってる
あたしは あたしだってこと
いつまで経っても飛べないけど
それが あたしだってこと
ちゃんとわかっ ....
  わたしは座る
  青空がゆれている
  かなしいという言葉がなぜか
  小さな虫みたいに空気をうめていく


  なつかしい歌を思いだして
  気持ちだけが静かになっていく
 ....
ひかりのなかで
影が 退屈している
あきらめたように
ねそべって

抱きしめてやる
手を伸ばすと
とたんに
わたしに溶けてしまう

ひかりに溶けないわたし自身が
こんどは退屈 ....
空の表面をアメンボウが滑る

水に沈んだ入道雲
に抱かれて
ぼくの顔がこちらを見ている

顔の中を
ハヤの群れが通り過ぎる

ああ
少女のような河童が
ぼくの顔に顔を寄せ
 ....
私は誰もが知っていることを知らない。
私は誰もが知らないことを知っている。
誰にもみえるものが
私には見えない。
誰にもみえないものが
私には見える。
あなたは今、
笑 ....
色吸いはたとえば
女のこたちのまつ毛のなかに住んでいる
彼女たちがねむたげにまばたきをするときには
世界の端の七色を
色吸いたちがひそやかになめているのだ
だってもう夜は綻びはじめて
あかるい掌をみせている
足のはやい子はそこへたどり着いて笑っているが
わたしの足はなぜこんなに重たいのだ
ひらひらとあかるい意味の内側、
さるすべりの花みたい ....
たった一粒の雨垂れが
倒れかけた茎を脈動させるその隙に
あらゆる{ルビ旱魃=かんばつ}を凌駕してしまう
むせび泣きは慈雨となり山岳を揺り起し
靄を吐き出す葉脈が世界を真白に染める

穴の開 ....
朝陽から刈り取って食卓に供えられた獅子の首
金色は瞬く間にとけて白い皿に蒼く翳りを残す

あるいは初めから造られなかったニケの頭部
永遠に像を持たない神聖 あらゆる問であり答え

あなたは ....
地上を輝かせる
太陽のパワフルな力
全てのものが元気になる

太陽の光は歌声のよう
奥深くまで浸透する優しさ力強さ

朝の陽差しがくれる
スッキリとした希望

活力に満ちた身体にな ....
 清らかな小川の流れに言葉は産まれ消えてゆく。
 願いは祈りになりあの山の向こうへ放たれる。
 初夏の訪れと共にやってくる想像を
 使い古した手帳に書き留める。

 白樺の林の中で虫たち ....
            150710

ブラックウオーターなんて曲を聴きながら
NHKのFM局を掛流す
なんて刺激的な声なんだろう
異次元の世界に居るみたい
将に今からなにかが始まろうとし ....
私がコーヒーをブラックでも飲めることを、彼はまだ知らない。砂糖と牛乳がないと飲めないって言ってたあの頃のまま時が止まっていればいいのにね。一人の生活者の痕跡は、部屋中の壁に黄色い染みとなって残るから、 .... 太陽はみえなくなっても

月の光、あれは太陽の光

でも新月の夜

世界は闇につつまれる

光のない世界、その時が

ある

ドストエフスキーの悪意

聖性の幻を追いかける ....
夢を見た

君は泣いている
微笑みながら
右目ばかりから
2秒おきにトポトポと
それが君の鎖骨に溶けて
僕の手が解けて
遠浅な海を行く

朝が来た

日曜の朝は雨 枕に涙
背 ....
風をたくさん挟んで
送り出す
君への便り

いつまでも止まらない翼は
想い出を回し続け
空に漣を描いていく

今日あった小さなぶつかりは
すぐに修理できるから安心して欲しい

 ....
大きな風車がゆっくりと
ゆっくり ゆっくり 回って
大空の舞台の主役
晴れ男と雨女に観客になって欲しいと

今日も羽根を広げているよ
次元のない町を 不特定多数のキャベツが行き交う
少しずつフォントが違う それが個性だと思っている
のっぺりした集団が 通り過ぎたあとに
数え切れない#が散乱する 通路に階段に


 ....
男のコちゃん
女のコくん

僕らはすなわち
君らである

 ☆

細胞どうしの
邂逅おそるる

見得ても見えない
螺旋形

 ☆

自分らしく
とはいうけれど ....
うそみたいなほんとの世界には
油っこい湯気が立ってて
空ばっかりは複雑なうそみたいで
みあげる余裕なく午後五時半
いつものあきらめがまた

かならずあしたも東京の夏です
と念を押されて泣 ....
殿上 童さんのおすすめリスト(15764)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
サウザン/即興ゴルコンダ(仮)投稿.54- こうだた ...自由詩4*15-7-14
正夢- はるな自由詩415-7-14
路上の歌人___- 服部 剛自由詩315-7-13
サウザン- あおば自由詩8*15-7-13
前向きに- 若桜自由詩115-7-13
言葉遊び- 若桜自由詩215-7-13
自分- フユナ自由詩315-7-13
心酔- 朝焼彩茜 ...自由詩16*15-7-13
聞こえない歌_見えないダンス- 塔野夏子自由詩3*15-7-13
火花- はるな自由詩315-7-13
あたしの唄- もっぷ自由詩415-7-13
青空- 草野春心自由詩615-7-12
退屈- はるな自由詩315-7-12
夏の思い出- イナエ自由詩7*15-7-12
- あおい満 ...自由詩8+*15-7-12
色吸い- はるな自由詩715-7-12
憧れ- はるな自由詩415-7-12
◎芽生えるもの- 由木名緒 ...自由詩715-7-11
わたしが詩の中で掻き抱くあなたは- ただのみ ...自由詩18*15-7-11
太陽の歌声- 夏川ゆう自由詩215-7-11
蛍の光- ヒヤシン ...自由詩14*15-7-11
Coffee_&_Cigarettes- あおば自由詩4*15-7-11
Coffee_&_Cigarettes/即興ゴルコンダ(仮) ...- こうだた ...自由詩2*15-7-11
月もない夜- 吉岡ペペ ...自由詩215-7-11
遠浅の夢- 瑞海自由詩2*15-7-11
風車- 乱太郎自由詩16*15-7-10
風車- マリエ自由詩415-7-10
@Apple- 藤原絵理 ...自由詩715-7-10
- シホ.N自由詩115-7-10
風車- もっぷ自由詩815-7-10

Home 戻る 最新へ 次へ
1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21 22 23 24 25 26 27 28 29 30 31 32 33 34 35 36 37 38 39 40 41 42 43 44 45 46 47 48 49 50 51 52 53 54 55 56 57 58 59 60 61 62 63 64 65 66 67 68 69 70 71 72 73 74 75 76 77 78 79 80 81 82 83 84 85 86 87 88 89 90 91 92 93 94 95 96 97 98 99 100 101 102 103 104 105 106 107 108 109 110 111 112 113 114 115 116 117 118 119 120 121 122 123 124 125 126 127 128 129 130 131 132 133 134 135 136 137 138 139 140 141 142 143 144 145 146 147 148 149 150 151 152 153 154 155 156 157 158 159 160 161 162 163 164 165 166 167 168 169 170 171 172 173 174 175 176 177 178 179 180 181 182 183 184 185 186 187 188 189 190 191 192 193 194 195 196 197 198 199 200 201 202 203 204 205 206 207 208 209 210 211 212 213 214 215 216 217 218 219 220 221 222 223 224 225 226 227 228 229 230 231 232 233 234 235 236 237 238 239 240 241 242 243 244 245 246 247 248 249 250 251 252 253 254 255 256 257 258 259 260 261 262 263 264 265 266 267 268 269 270 271 272 273 274 275 276 277 278 279 280 281 282 283 284 285 286 287 288 289 290 291 292 293 294 295 296 297 298 299 300 301 302 303 304 305 306 307 308 309 310 311 312 313 314 315 316 317 318 319 320 321 322 323 324 325 326 327 328 329 330 331 332 333 334 335 336 337 338 339 340 341 342 343 344 345 346 347 348 349 350 351 352 353 354 355 356 357 358 359 360 361 362 363 364 365 366 367 368 369 370 371 372 373 374 375 376 377 378 379 380 381 382 383 384 385 386 387 388 389 390 391 392 393 394 395 396 397 398 399 400 401 402 403 404 405 406 407 408 409 410 411 412 413 414 415 416 417 418 419 420 421 422 423 424 425 426 427 428 429 430 431 432 433 434 435 436 437 438 439 440 441 442 443 444 445 446 447 448 449 450 451 452 453 454 455 456 457 458 459 460 461 462 463 464 465 466 467 468 469 470 471 472 473 474 475 476 477 478 479 480 481 482 483 484 485 486 487 488 489 490 491 492 493 494 495 496 497 498 499 500 501 502 503 504 505 506 507 508 509 510 511 512 513 514 515 516 517 518 519 520 521 522 523 524 525 526