「ありがとう」が
必要なくなったって
ニュースは聞いたことがないな



「あいしてる」が
必要なくなったって
ニュースを聞くことはないだろうな



自然に溢れる
「あ ....
その視線があったことで、どれほど心高鳴ったことだろう
その優しさがあったことで、どれほど心高鳴ったことだろう
その声があったことで、どれほど心高鳴ったことだろう
その温もりがあったことで、ど ....
2015年のデロリアンを知っているかい
昔の映画で タイムマシーンとして造られたメカさ
たくさんのミニカーの中でも いちばんサイケな奴
こどもの頃から あけることのなかった引出しから
 ....
超現代詩は 聞かせるようにつぶやけば出来ます
下手に表現技法とか 文法とかにこだわると
情(こころ)がそがれます

超現代…
はて 現代を超えると何時の時代になるのでしょう
近頃 宇宙 ....
 心はいつも籠の中。
 苦しさ紛れの言葉遊び。
 朝方の霧雨に煙る旅情。
 夜はまだ先。

 渓流の流れに似たひと時。
 我が腰の辺りを啄ばむ猛禽。
 湖でもがく 浮上の兆し。
  ....
君を守って
傷つく獣でありたい

愛されるかどうかなど
考えない獣でいたい

たまに毛並みをなでられ
一生愛を信じるような

たまに風に吹かれ
一生幸せ感じるような

自由で無 ....
悲しいのは
気のせいでしょ

寂しいのも
やり切れないのも
気のせいでしょ

そうやって自分に
嘘ばかりついてないと

世の中の爪で
思い切りはじかれちゃうでしょ
     150819

落車して
頭抱えて
高低差を
恨むとき
近代の花
制限無し
ゴールよ
おまえの
出臍がね
ぽちぽた
4文字の
制限速度
100粁
自動車の
自 ....
切々になった階段が私を呼ぶ。
たった一粒の錠剤が
彼女の声と記憶を切り刻んでしまう。
切りぎざまれた彼女の声と記憶は、
ビニールテープになって、  ....
――皿が割れた!
まわす皿はもうない
みんな落として割ってしまった
誰かのせいにしたくても
皿を落として割ったのは自分
落として割れたのは自分の皿
何事も寸分変わらない
仕方がなく
架 ....
銀色で騒がしい電車の
独りごとが
さっきまで飛び抜けて上手だと思っていたハードルの越え方を変えてしまい

帰ったら
わたしたちはうちたたねを
する予定
来週やさ来週には
新しく駅ができ ....
しれっとしてあなたは澄ましている
いつもそんなことだ

まあいいか
べとべとのおんなよりは

もとかののファイルを
おとこは名前をつけて保存する

もとかれのファイルを
おんなは迷 ....
深い森の中で
眠っておりました
頰に雫が一滴垂れて
涙かと思ったら
沢蓋木の葉から落ちる
樹雨でありました

ところで
どうしてこんな森深くに
来てしまったのでしょうか
 ....
悪ければすべては麻婆のせい
よければあんなの食べたのにって吹聴
つまりは結果オーライってことさ
だけど健康なのがいちばんだねって
食卓を囲む一時外泊
何を選べば正解なのかは
たぶんずっと後 ....
汗にはにおいが有る
涙にもにおいが有る
汗も涙も
わたしの何かと
よく混ざるのだろう
ときに
錆付いたような
においが鼻につく

陽にあたればにおいがこぼれる
寝息のなかにもに ....
わかっていて手をつけない
転ぶ一秒まえ
前のめりに笑っている
わたしをみとめてくれますか
街路樹の緑が色濃くなる刻
敷き詰められた赤い煉瓦に
バイオレットの紗が降りる

黒いヒールがコッコッと音を立て
街路に照らし出されて
白いコントラバスが歩いて行く

コントラバスから延 ....
いのちのバトンを
つなぐのは

とわの輪っかの
つながりだ

 ☆

バトンをたくせぬ
アンカーは

輪っかの終わる
無限の先だ

 ☆

この命を
全うする ....
 時代を超えて鳴り響く鐘の音よ。
 この夏の盛りにやって来る荘厳の響き。
 この身を何度委ねたか分からない魔性の響きよ。
 乳飲み子の眠りを妨げるのはやめておくれ。

 閑散とした町の中 ....
しょうがない
好きにだって順位やタイミングがある

忘れない待つわと言ったって
永遠には生きられない

ねえ、私たちが大切にしているものって
本当はただの星屑なのよ

頭に星をつけて ....
 静かな平日の図書館に人の気配はない。
 幾千幾万の蕾たちが花開くのを今か今かと待ち望んでいる。
 私の手の中で花開いた詩集は遠い昔の魂の叫びだ。
 私は今日もまた本の森へと足を運ぶ。

 ....
ラッキーカラーを切って大爆発 街でたまに
一匹狼に出会う

同じ匂いがして
話さなくても気に入る

媚びない
興味ない
けど楽しい

みたいな
なんともいえない魂の軽さがあって

そういうヤツらは
何の ....
川沿いに腰を降ろしてひと心地
よく晴れて広い空に浮かぶ雲の
自由な大きさに目が眩む

私はこの空の下に生きている人を
ほとんど知らない
それなのに時々窮屈な気持ちだなと
思うのは何故だろ ....
公園で自殺した

つぎのつぎの日には

痛快なくらい子供たちがそこで遊んでいた

夕暮れ

子供たちはそれぞれの明かりに戻っていった

喧騒のわだちを残して公園はしんとしていた
 ....
          150818

定期健診が8月から受けられます
保健所からは分厚い封筒が届けられ
行きつけの内科医に尋ねたところ
夏は暑いから、なにかと異常があるから
例年通りの10月 ....
記号のような体を結んだ夜を
心とはよべない
わたしたちの命が
わからないどこかで燃え尽きてしまう
祈りがなみだのようにあふれだした
            150817

私たちが全米一位のミュージシャンです
ちんどんちんどんまことに淑やかシャナリと鳴らす
全米とはお米のことではあるまいか
疑り深い私たちが鎮問屋を問い詰 ....
夏好きの二人は
日が長くなっただけで嬉しくて

8月の終わりには毎年
嫌やなあ
寂しいなあって言い合う

馬鹿みたいに同じことの繰り返し

だけど大事なことだから二回言う

嫌な ....
お盆に
死んだ父のお膳を作ってると
嬉しそうに母が何度も言ってたけど
何度も言い過ぎてるうち
かぼちゃが焦げた
台所で小さな落胆の声が聞こえる

私は父の写真を見上げて
「なあ、かぼち ....
殿上 童さんのおすすめリスト(15765)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
巡り巡る「ありがとう」&「あいしてる」模様- komasen333自由詩2*15-8-20
苦し紛れのオブラート- komasen333自由詩2*15-8-20
2015年のデロリアン- るるりら自由詩8+*15-8-20
超…- イナエ自由詩13*15-8-20
怯える心- ヒヤシン ...自由詩10*15-8-20
ネガイ- ガト自由詩13*15-8-20
ショットブラスト- ガト自由詩4*15-8-20
近代史- あおば自由詩8*15-8-19
黄金虫- あおい満 ...自由詩9*15-8-19
皿まわし狂言地獄- ただのみ ...自由詩22*15-8-19
火竜新都心- ふるる自由詩8*15-8-19
しれっと- 梅昆布茶自由詩1115-8-19
樹雨- 瑞海自由詩2*15-8-18
腸の検査と麻婆豆腐/即興ゴルコンダ(仮)投稿.64- こうだた ...自由詩2*15-8-18
金属かも知れない- 千波 一 ...自由詩515-8-18
転ぶ- はるな自由詩415-8-18
札幌煉瓦通りにて- イナエ自由詩10*15-8-18
- シホ.N自由詩515-8-18
貴方へ- ヒヤシン ...自由詩7*15-8-18
6yhnx- mizunomadoka自由詩215-8-18
街中の森- ヒヤシン ...自由詩7*15-8-18
ラッキーカラーを切って大爆発- 北大路京 ...自由詩615-8-18
- ガト自由詩8*15-8-18
ひと心地- 灰泥軽茶自由詩415-8-18
GHOST_IN_THE_PARK- 吉岡ペペ ...自由詩615-8-18
腸の検査と麻婆豆腐- あおば自由詩4*15-8-18
祈り- はるな自由詩215-8-17
全米1位- あおば自由詩4*15-8-17
夫婦- ガト自由詩12*15-8-17
かぼちゃ- ガト自由詩5*15-8-17

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