とうへんぼくが
ぼうっと立っている
とうへんぼくは
とうへんぼくなので
なにも考えていない
ぼうっと立っている間にも
鳥はさえずり
人ははたらき
とうへんぼくは
ぼ ....
走ろうかな なんて言われると
ハンドルを ギュッと握るシーンを 思い出す
これって きっと 条件反射

美女と…と 問われると
ななこちゃんが 浮かぶのと
きっと おんなじ

誰かは  ....
クィーンジェットブラック
痴女のフェティッシュ
底なしの異次元

神プレーAct.03
ビーナスプレーAct.02
複数の人間椅子で
窒息顔騎物神崇拝

黒玉后の怪奇な
通称ヘ ....
雷師が

 私の為に怒ってくれている

 私は無の病に煩悩を受け

 力を失くした

 雷師

 雷師が

 私の為に怒ってくれている

 表現に 渦 包まる

  ....
牢獄が私の家だった
手枷をジャラジャラと鳴らし
監守の持ってくるまずいパンと汁を待つのみの
私はそんな女だった

ある日
男が来た
男は理解できない言葉を
とても丁寧に話 ....
橙色の灯篭が夜に映っている
黒々としてたゆたう海は
一片の月を飲み込んではまた
何も無かったように眠る
空を見上げてみれば
食べ残された三日月が
安堵のような哀愁のような
情をたたえ、浮 ....
街中で知らない人と沢山すれちがう

わさわさ人

つつつ つつつ
つつつ つつつ

つらなる人と私

駅につきすれちがう視線

電車に乗り窓の外を眺めていると

つつつ つつ ....
そのくちびるが
どんな形で動いていくのか
最後まで見届ける勇気が、ない

今にも飛び出しそうな心臓
耳をすまさなくても聞こえる
生きている証

あたしの左肩は
心地良く鉛を背負う
 ....
末期の日まで
夢を見よう
永遠につづく
時空を想って

末期の日まで
考えよう
次なる世への
不安と幻想

来し方行く末
めぐる世もまた
生死あり

末の世ひと夜
め ....
壊れた蛙になって 何時までも 浮遊する
ぷかぷかと 葉巻を流れた煙の先に
紫の 十字路

オレンジは 爽やかな季節の 代名詞だから
今は 要らないと言ったのに
まあまあ 夜なんだから  ....
にっこり笑う
目じりと頬のしわ ふけた
働きものの手指はかわりなく ただいまといって

にっこり笑う 目が やっぱりビー玉みたいにすこしひかっていた
たとえば
夢見を通じて
無意識的なモノを観じる
目が覚めて
それを意識化しようとする

たとえば
狂気におちいるとき
潜在的なモノが暴走する
現実に還って
あらためて畏れを抱く ....
広い野原に
抜ける空

ぽつんと
ぽつんと
木が立っている

横に広がる枝ぶりと
見事に茂る葉 葉 葉
空と甍のその間

広がる枝を覆い隠す
天平の空の庇に
広がる椨(たぶの ....
{引用=

天蓋は燭光の水あかり
心をてらす 後后のゆらめき


ここは、光さえためされ 路にまどう
教室の窓外に 黒光りする鱗の群れが、
古代魚たちが、泳ぎすぎる」


ありふ ....
夕暮れの淋しさひとつ風に乗せ
揺れるススキを追いかけて
ひとりで道を歩いてた
さよならさよならまた明日
ひとりぼっちもたまにはいいさ

夕暮れのせつなさひとつ風に乗せ
暮れなずむ空を見上 ....
古い家の梁に
ロープを掛けただけの
私の特製ぶらんこ
ゆらゆら揺れているのが好きだった


目をつぶると
ぶらんこの旅がはじまる
家ごとゆらゆら揺れて
私は遠いところまで行ってしまう ....
絡まり 謎めいて ゆらゆら炎を燃やすように

消したい いろんなものが 私に歩み寄って笑う
まだだよとささやいている

自分に張り付いた自分自身が 結局心の底を痛め付け遊ぶ

生きている ....
大切な人を亡くして
それでも笑う あなたを
すごいと 思った

凄いって 何だろう
また 考えて
行き詰まる

それでも 息詰まるのは
涙を流す 瞬間だけで
残りの時間は 笑ってる ....
  椅子の上に
  左脳がひとつ置かれていた



  色褪せた譜面から
  いくつかの音符はこぼれ
  床のうえでひょこひょこ跳ね
  透き通った窓は、わたしたちと
  青 ....
膝小僧というより膝小娘  書きたかった
ずっときみのことが

心臓が血液を押し上げるように
月が魚を狂わせるように

まるで澄まし顔の
 未開の詩よ
ことばの装いと枷とはわたしのもの

やがて旅人でしかい ....
ふりかえると夏がいた
透きとおる肌
後ろの道が透けて見えた
ほほえむ顔がうつむいて
夕陽から漂う風を浴びた横顔は
もう夏ではなかった
私の知る夏は消えていく
知らない存在に変わってしまう ....
金風が色を持たず

知らせを靡かせる

 春に似せた奥行きに貫ける 秋の香

 手招きの迎える 幸せな 血液まで流れる 風

区切らずに進める一生を 淡く撫でる四季よ

 春に似せ ....
散らかった新聞紙やカップヌードルの食べ残しに紛れて
暗号が見え隠れするこの部屋で心の銃をみがく狙撃手
ぼくらは思想をもたないトラブルメーカー

いまさら乱数表でこの世界のキーワードがやりとりさ ....
海綿状の景色のなかを落ちていく錯覚 奥に仕舞い込んでいた未使用の
少し焼けてきた葉書の束

ふと 手に取り
書き始めた文字は
青臭くて齧るとまだ苦い

幾つもの文字を吊るしては
甘くなれと
この一つの息で長く吹き込んだ ....
 
エノコログサがじゃれついて
あなたのこころにも可愛い穗がひとつ
くすぐってよ と飛び付いたのは
いじられっ子の陽気な風
カメラのレンズ越しに睨んでいたのは
優しい光線だよ
昼下がりの ....
窓の外に広がる
冬枯れの野山の風景

冬の朝は好きだ
空気を吸うと
肺がきりっと引き締まる

首をすくめ
手を擦り合わす

季節は土の中から作られる
今ごろ
冬眠中の動物たちも ....
火炉から伝わる振動で
室内の空気が震えていた
重い隔壁に遮断されているにもかかわらず
バーナーの熱が 鼻を焦がすようだった

 外では
 遮るもののない太陽が
 青空にただ一点 光と熱を ....
{引用=



序、 みあげる


だまっていたら
うつむいてしまうので
みあげる

うつむくことは
わるいことだと
ひとりで
おぼれて
しまわぬように
みあげる

 ....
殿上 童さんのおすすめリスト(15764)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
とうへんぼく- 田園自由詩10*12-9-5
梅酒杯- 藤鈴呼自由詩4*12-9-4
クィーンジェットブラック- 和田カマ ...自由詩1*12-9-4
雷師への恩文- 朝焼彩茜 ...自由詩212-9-4
牢獄の女- 田園自由詩512-9-4
コンビナートと海と月- なきり自由詩412-9-4
かずのこ- 灰泥軽茶自由詩8*12-9-4
愛しいひとへ。- AquArium自由詩312-9-3
末法思想- シホ.N自由詩312-9-3
紫の_十字路- 藤鈴呼自由詩8*12-9-3
ビー玉- はるな自由詩212-9-3
心の彼方に- シホ.N自由詩212-9-3
椨(たぶのき)ー上総国分尼寺- ……とあ ...自由詩9*12-9-3
水の時- 月乃助自由詩18+*12-9-3
夕暮れの淋しさひとつ風に乗せ- 未有花自由詩18*12-9-3
鞦韆(ぶらんこ)- yo-yo自由詩1412-9-3
どつぼ- 加藤自由詩112-9-2
大切な人を亡くして- 藤鈴呼自由詩4*12-9-2
左脳の時間- 草野春心自由詩1112-9-2
膝小僧というより膝小娘- 北大路京 ...自由詩11*12-9-2
未開の詩よ- ただのみ ...自由詩23*12-9-2
- 木屋 亞 ...自由詩5*12-9-1
金風- 朝焼彩茜 ...自由詩312-9-1
さいごの狙撃者- 梅昆布茶自由詩1912-9-1
ポエム- 自由詩7*12-8-31
残暑見舞い- subaru★自由詩25*12-8-31
ハイ!_ポーズ- 乱太郎自由詩17*12-8-31
冬の本質- 綾野蒼希自由詩3*12-8-31
火の鳥- 結城 希自由詩312-8-31
小詩集【常夜灯】- 千波 一 ...自由詩7*12-8-31

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