さからう ゆだねる
かいなく よそごと

こらえて の こす
そしらぬ わたり

ひより びより さえずり ともし
むかえて ふりだす
くさむら やぶやら
いつも
見えてるのに
手を伸ばせば届きそうなのに
淋しいよ

今度は
いつ逢えるのかな
明日 来週 来年 ずっと先
逢いたいよ

アナタに
聴いても返ってくる言葉は
分からない ....
   「砂浜に抜ける路地」を一つ拾ってきて、波の音
   を額縁に飾る。愛という言葉で何を隠したいのか。
   行間には関係性だけがあって鞄には入らない。み
   んな事情を抱えていて、 ....
泣いてばかりいる子どもだったんだけど
気づいたら大人の部類になっていて
それでも泣いていたら知らないひとにバカにされたので
思い切って殺しました
それからやっぱりこわくて泣いていたら
大丈夫 ....
黙っている待っている枯れながら百舌のように鳴きながら
歌はない光はないこの世界近似値で君に伝えようと思うんだ

比重を失った世界なんて羽根のようですまるで綿ぼこりみたいに見えます
でもね君が好 ....
どうしたのきょうは眠れないの?
目をぱっちりと開けたまんま
だってわたしが眠ると母さんも安心して眠ってしまう
今夜はずっとわたしをみていてほしいから

だからわたしは眠らないの
母さんは少 ....
届かないって気づいてる
かなわないって気づいてる
手を伸ばして触れられるのに
越えられない壁のような
ああ、見えてるんだよ
それでも
愛してるのひとこと
悲しくなるだけ
でもね
 ....
人の心を物に例えるとしたら
ランプだろう

例えば
やる気ってのはランプの火みたいなものさ
燃え上がるそのさまは美しく
見る者にも強さを与える

だが頑張れば頑張るほど
頭も体も熱く ....
言論の自由の中で
わたしたちは饒舌な唖になる
会葬者の囁きにも指先を踊らせるが
本心は棺の中
乾き切った筆のように横たわっている

表現の自由の中で
わたしたちは着飾ったマネキンだ
禁 ....
{引用=
緑をゆらす
風は、なおらかに こんなにも
美しいものだから
少しばかり
すずろ歩き


季節をむさぼれば
不埒な 出会いが待っている


ちいさな 会釈


往 ....
その場所の環境に合わせて
生まれた様々な文明

他の文明とのやりとり
良いものを選び取り入れて
発展を続けてきた

行き詰まり破壊を選んだ文明もある

今の文明がどう進化するか
愛 ....
次の冬のために
てぶくろを洗う
寒くなると
きまって血流障害を起こす
私のやわな指先を守るための
カバーたち

毛糸で編まれたもの
外国のお土産でもらった
ムートン製のグローブみたい ....
視界も
音もなく
匂いも
味もなく

固い枕と
軽い布団の
身に触れることだけに
意が集中する

意するところ
過去未来はなく
今現在の
一瞬一瞬

間隙なき
感覚 ....
百年が 終わり
つめたい百年が来た
つめたい百年が終わると
もっとつめたい百年が来た
もっとつめたい百年が終わると
もっともっとつめたい百年が来て
もっともっとつめたい百年が終わると
 ....
 一


 セミの抜け殻が立ち上がり
 自分を置き去りにした
 主を探し始める

 何も見えない目で
 広がらない翼で
 動かない足で

 命が生まれ変わる度に
 脱ぎ捨てられ ....
いつも物思いに耽っているではないか
夜が明けるときの音が嫌いだ
それにしても静かな音楽が聴けなくなっている
もちろん騒音に酔いしれることもない
鼓膜は伝わる息を避けている
要するに ....
小学校から、
モンシロチョウの観察をするので
イチゴパック2つ
持ってきてくださいと
お手紙が来た



イチゴを頻繁に買う地域なのか
百均で飼育ケースを買った方が安くな ....
 人は簡単に死ぬけれど 物は簡単に壊れるけれど

 星は簡単にガスになって散り散りになるけれど

 木も山も河も海も 時の長さに逆らって 存在できないけれど

 けれど けれど けれど
 ....
                130517



4畳半神秘体験
なにそれ
冗談じゃありません
今すぐ帰らせてもらえませんかと言ったって
この長い行列の人達を放置しておいて帰れるもん ....
海藻の匂いが漂い
干し蛸がぶら下がる漁村の道を
おとめは エシエシ笑いながら歩く
焦げ茶色に焼けたうなじを
苦い潮風が打つ
塩をまぶしたような髪をほつらせ
おとめは よだれを拭きながら ....
花びらの縁に
ほのかに薄紅を帯びた
白い野茨で
五月の少年の情景を縁取る
スフィンクスのように座る 両手で胸に秘密を暖める

手っ手ないない

そのポーズは誰でもする 人と思っている飼い猫だろうが 
自由を選択した逞しい野良子だろうが

手っ手ないない

 ....
小さな
ぼくなら
海の近くから
人ごみにでては 浮かれた音楽を聴いたり
アメリカ映画ばかり



 まるで
 大人の挨拶のようにきみが呼ぶから
 ぼくはきたけれど
 いつにない星 ....
細い腕を抱え込んで
そのような乱暴な言葉は
どこで覚えたというのですか
おとこが
手取り足取り教えたというのですか
抵抗はしない
そのあたりだけ
華奢な格好をもちいる

わたしの思う ....
春の風は遠くから来ます
夏の風は遠くへ行きます
あこがれ、とは違う
何処か知らない所へと
私を誘います

秋の風は通り抜けます
冬の風は通り過ぎます
喪失を知らしめ
懐かしい者どもと ....
 
 
夜、本から紙魚が出てきて
僕を食べる
文字じゃない、と言うけれど
紙魚はお構いなしに
僕の身体を食べる
だから負けずに
僕も紙魚を食べる
本当は枝豆の方が好きなのに
食べ続 ....
 一


 雨粒に君を閉じ込めて 
 空にぶら下げておく

 いつでも好きな時に
 見えない糸を
 風の鋏で切って

 僕の前で
 パチンと弾けて
 ほしいから


 二 ....
自分の子どもはかわいい
だからといって
いつだって
立派で正しいわけじゃない

わたしの子どもがもし結婚して
孫が生まれたら
産んでくれた
お嫁さんを大事にしよう


同じ同性と ....
雨の日をえらんで走ってきた
すこしでも跡がつくように
それでも

あなたが
まばたきをするだけで
世界はすっかり乾いてしまう
こんなにちかく

腕が800メートルくらい伸びれば

額に手をおいてあげられる

首が800メートルくらい伸びれば

おつむであなたに甘えられる

300キロは無理だけど

8 ....
殿上 童さんのおすすめリスト(15764)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
むい- 砂木自由詩12*13-5-19
流れ星- ムウ自由詩313-5-19
そよ風を折りたたんで- 空丸ゆら ...自由詩1713-5-19
8:20(細長い缶入りのジュース)- はるな自由詩713-5-19
静謐- 梅昆布茶自由詩613-5-19
母さん- もっぷ自由詩313-5-18
ねえ、- 森未自由詩3*13-5-18
灯し火- Neutral自由詩8*13-5-18
それは薄汚れた顔で笑っている- ただのみ ...自由詩19*13-5-18
魚の子- 月乃助自由詩12*13-5-18
文明- 夏川ゆう自由詩313-5-18
カバー- そらの珊 ...自由詩20*13-5-18
いのち- シホ.N自由詩313-5-18
あたらしい百年- はるな自由詩613-5-18
夏の閃光、記憶の抜け殻- まーつん自由詩13*13-5-18
長い休符- アラガイ ...自由詩8*13-5-18
モンシロチョウの観察- 鵜飼千代 ...自由詩11*13-5-18
始発- 山崎 風 ...自由詩2*13-5-18
鏡のなかの鏡—迷宮- あおば自由詩6*13-5-17
おとめ- 壮佑自由詩14*13-5-17
水彩小曲- 塔野夏子自由詩2*13-5-17
手っ手ないない- 朝焼彩茜 ...自由詩913-5-17
砂の好きな海- 乾 加津 ...自由詩16*13-5-17
我慢、声- りこ自由詩113-5-17
便り- salco自由詩29*13-5-16
紙魚- たもつ自由詩1013-5-16
雨粒カプセル- まーつん自由詩7*13-5-16
盲目- はなもと ...自由詩3*13-5-16
雨の日- はるな自由詩413-5-16
こんなにちかく- 吉岡ペペ ...自由詩613-5-16

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