露の命の彼のこと
託すきみたちもう切るよ

誰にも見返られないで
青い瞳を輝かせ
強い心で今年も咲いた

こうして根っこを抜くとても
冬至がきては冬も過ぎ

春一番につんつんと
 ....
何故に君は
空を見る?
孤高を気取って
窓辺に立つ?

何故に君は
逃避する?
逃げ道さえなく
迷ってる?

何故に君は
うたを書く?
生産性なき
駄文つらねる?

 ....
      作詞 {ルビ梶百戸=かじもど}{ルビ猿娑=サルサ}
      作曲 尾長懸垂
      歌  内蒙古{ルビ斑三=はんぞう}とカピバラセブン


 寂聴歌

現実、男はブス ....
こどもが出来たみたいだ

みたいだと言うのもおかしいけれど

ふしぎなものだ

ぜんぶが静かに収束してゆく気がする

震災のときも

いちばん最初につながったのは

そのあとも

なんどもなんどもつな ....
銭やって揉んじゃった
銭やって揉んじゃった
銭やって揉んじゃった
いまはもう傷だらけ

あの子の初めて買ったレコードは
あの子の初めて買ったレコードは
あの子の初めて買ったレコードは ....
  しんしんと
  雪のように眠っている
  君の
  シャツの
  胸のあたりに光がにじみ



  そこだけが
  かわいた月面になる
  白、
  黄、
  水色 ....
今夜の雨は
いつもより遠い
気がしたのです

たぶん
わたしが降って
いたのでしょう

だれにも
干渉されまいと
狭いわたしが
いたのでしょう

他人はそれを
ときどき ....
彼らは 退屈している

何を楽しめるのかと尋ね そんなものはもう楽しめないという
退屈していることを 実は不安がっている

何かが退屈なら それが退屈だというだけ ただそれだけのこと

 ....
少しだけ昔のこと
日本は鉄腕アトムと手を携えて
まるで一体だった
今ではその肝心の心臓が病んでしまったようだ
科学に憧れた日本のダイナモは
脈打つリズムに変調をきたしている

鉄腕アトム ....
いつの間にか
ひどい太陽が照りつける砂丘を
歩いている
その光は熱くはないけれど
肌を痛めつける
きっとこのまま
倒れてしまうのだろうけど
この痛さでは
安らかな死を迎えることはなさそ ....
空の一番青い所から
滑り降りてきた木枯らしが
寝惚けたネクタイを
強引にたなびかせ
腫れぼったい意識を
心地好くシュリンクする

秋晴れハレバレ
ハレバレハレルヤ

空の一番柔 ....
ぶきように
ふるえている手をつなぐ
つながるのはふうかしたおもいでの、

ねつをもって
氷のようなこころのだんぺんにふれる
とけると、かすように

まちがえないように
きすをかわ ....
わたしの指が
風にふれる、と
ふたたびページが
繰られます

偶然に
呼び起こされるまで
目ざめることの
なかった物語
でも、

待つことを
つづけてくれた
約束たち ....
ネオン輝く夜の巷
路地裏の狭い石畳を入ると
淡いランプの明りに
浮かび上がるバーの扉



ここは[遠い昔のバー]で
スツールに腰掛け
おしぼりで手をふいて
まず一杯[今のリキュー ....
孤独を意識して
寝られなくなって
だんだん眠くなっていく その夜に
いつの日か明け方が
来る日が あるのだろうか

大体そっぽ向いて
つれなくして笑っている
そんなあなたに日が差すこと ....
悲しくもないのに

悲しい風が吹いている

透明でもないのに

透明な風が吹いている

色などもうないのに

空しいものなどもうないのに

悲しくもないのに

悲しい風が吹 ....
ネットでできた詩友さんは いつも消えていくので
あまり深追いはしない いつも
忙しくなったんだな 飽きたんだな
ひとときのやりとりが 良い思い出になるように
なんて 気を使っているわけでもない ....
海鳴りを背に

せめて
我が腕だけでも
遠ざけようとするように

防風林の枝はみな
左右の均衡を著しく
乱されて

ことしも
冬を受け流すため
寡黙に
されど着実に
葉 ....
こだまを打つ
ぼくが会いにゆく ああ なんて 脆弱な
わだかまりを 寒さ
、完膚なきまでに晒して
ぶら下がり、歩きながら
手繰り寄せはしない
響きあうその理由
「ちは  ....
少し伏せ目がちに
笑っているみたい


碧(みどり)眼の街の灯が
びっくりしているよ
まだまだか
まだだめか
助けてと言うのは
まだだめか

もういいか
もういいかい
助けてのたの字くらい
もういいか

もういいかい
まあだだよ

もういいかい
まあだだ ....
古里の十年は
丸い石ころみたいに
旅にいざなわれた

山陰に五年もいたら
霧の病に取り付かれ
九州にもどったら
嘘のようにピンクの肌

ロマンスの七年を置き去りに
意気揚々と広 ....
  ゆうがたという言葉が
  雨をよけて
  まもなく
  やってくるので
  部屋の掃除をしています
ひとを愛せなくなったと
あなたは嘆き

はなから愛なんてなかったのにと
わたしは呟いた




大切なのは感動なのかな

与えて
与えられて

生まれたての感動はぷるんと ....
昨日の晩ご飯は覚えていないけど
二十年前のミチ子ちゃんの顔はありありと思い出せる
テニスボールを追いかけていた彼女のふともも

わたしが思うに、
頭の中には
博覧会が開かれていて
ペキン ....
悲しいのはあたりまえだ、僕は今
ちいさな墓をつくっているのだから

悲しいのはあたりまえだ、僕は今
そこに子供を埋めようとしているのだから

悲しいのはあたりまえだ、僕が今
埋めようとし ....
そういえば
おまもりつきの
ぶきをわすれて
すすんだ
いのちとりが
いたっけな

どうしたかな
しんだかな
それともまだ
いきてるかな

くらい
つらい
どうくつの
なか ....
エテカリンブルクのイパチェフの家で
一九一九年七月一六日から一七日の間に
人知れずロマノフ王朝が最期を迎え
ニコライ二世と后妃アレクサンドラ
長女オリガ、次女タチアナ、三女マリア、四女アナスタ ....
なんてことないゴルフ場

なんてことない日曜日

明日はなんてことない月曜日

なんてことない風にあたり

なんてことない煩わしさに

なんてことないものを感じている

なんてことない我慢でもするとす ....
終末を知らないロマンチストたち
シンプルを形にして
世界を手のひらにのせたがる

枯れない花を得た途端に羽化してゆく
繊細な彼も
前衛的な彼も
シンプルに還ってゆく
 ....
殿上 童さんのおすすめリスト(15765)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
露草によせて- 木原東子自由詩7*11-10-28
何故に- シホ.N自由詩311-10-27
演歌のニーズを探る- salco自由詩6*11-10-27
前進- 吉岡ペペ ...携帯写真+ ...611-10-27
銭やって揉んじゃった- はだいろ自由詩211-10-27
胸に月- 草野春心自由詩6*11-10-27
合縁奇縁- 千波 一 ...自由詩4*11-10-27
寄る辺のない人々- やーぶら ...自由詩311-10-27
2011年8月日本ではないアジアにて鉄腕アトムを弔う- N.K.自由詩7*11-10-26
砂丘の花- 三条麗菜自由詩5*11-10-26
ハレバレ- nonya自由詩20*11-10-26
よんれん- かんな自由詩7*11-10-26
しおり指- 千波 一 ...自由詩3*11-10-26
バーカウンターのスツールに腰掛けて- ……とあ ...自由詩7*11-10-26
奇跡をかます_こと- 桐子自由詩111-10-26
ウラ- 吉岡ペペ ...自由詩411-10-25
ぬくもり- 砂木自由詩21*11-10-25
防風林- 千波 一 ...自由詩2*11-10-25
照れ柿- アラガイ ...自由詩3*11-10-25
お月さま- 鵜飼千代 ...携帯写真+ ...9*11-10-25
- シホ.N自由詩311-10-24
困っても遅いのだが- 木原東子自由詩8*11-10-24
ゆうがた- 草野春心自由詩7*11-10-24
願うひと- 恋月 ぴ ...自由詩2511-10-24
脳内博覧会- マフラー ...自由詩3*11-10-24
悲しいのは- つむ自由詩2*11-10-24
おひめさま:むかえにいく- 桐子自由詩311-10-23
廃仏毀釈と偶像崇拝- salco自由詩5*11-10-23
自由- 吉岡ペペ ...携帯写真+ ...111-10-23
simple- たちばな ...自由詩14*11-10-23

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