糞まみれの日常を

ホテルの部屋が

罠のふりをして毒を隠してゆく


考えても仕方がない

行動はシンプルに

仕方がないことを考え抜け

至らないことこそ素晴らしい

 ....
あなたがこの世から消え去ったら
思い切り笑ってあげる。

あなたが望んだ通りに
悲しまれるのなんて嫌だ、みんな笑っていてほしいって

確実に泣き笑いになってしまっても
でも私、笑ってあげ ....
{引用= 「書く女」

  書く女は
  窓辺の
  机のあたりに漂っている
  霧深い部屋に
  そなえつけられた
  軟体
  書く女
  かつては川
  あるいは不吉 ....
ところで
我々は何をすべきなのか
なぜ図書館が涙を流しているのか
うまい奴はたくさんいたが
非の打ち所が頭には入ってこない。
などと奇妙な唇が呟く。

さては
眼前の靄を凝視する
な ....
似た言葉を 繰り返して しまうのは

きっと 本当に 
そう思って いるからなのでしょう

或いは 本当に そうでなければ良いと 
信じたいからなのでしょう

そんな風に 確認作業をし ....
{引用=祝婚歌2}

ラブを書く
2文字か4文字

ラブを飲む
ただの森永ラブ

ラブを食べる
痩せて肥える

ラブを着用に及ぶ
ブラの逆さま

ラブを歌う
他人が作った ....
ことばを選んできた

いいえ、
ことばに選ばれてきた

いずれにせよ
日は進んでゆくけれど

なにかしらの軽重に
傾かざるを得ない

そらを仰いで

いいえ、
そらに仰 ....
眼鏡をはずした

あなたがかすんだ

笑っているのか

泣いているのか

私にはもうわからない



眼鏡をはずした

足元がかすんだ

指先すら見えない

自分が ....
ありがとう

ありがとう

散らばったお米を一か所に集める

花弁をお米に見立てて菊という文字にはそんな意味がある

そして菊の花言葉は高潔、清浄、真の愛だ

散らばってしまった愛 ....
  ぽっかりと口をあけて
  君はねむっている
  愛さずにいられない
  その唇が
  ときに嘲ることもあるというのに



  睫毛をしんとさせて
  ねむっている
  ....
ゆうちゃんは無口な転校生だった

四年生の春に
ぼくのクラスにやってきた
ゆうちゃんと、ぼくは
なぜか気があって放課後はいつも一緒にあそんだ

がっこうは友だちできへんからきらいや。
 ....
あなたは言い放った

私には関係ないから
好きにすれば?


ずっと信じてた
あなたは私のことを
心配してくれる人だと

私は今まで本気で
あなたが好きだったよ

愚痴も相談 ....
やさしい光の数々は レントの風に乗って
流れていきます
どこへ向かうのか 知ることはできないけれど
きっと幸福があると推測するので
ぼくはこの身を任せて 光と一緒に
流れていこうと ....
他の女の子よりも、
三千円高い女を呼んでみた
出勤表から消えていたので、
てっきりキャンセルだと思って、
他の女の子を写真であたっていたら、
ふつうに22時過ぎに行きますということだった ....
敷き詰めた地雷
踏まないように爪先立ちで歩く君

だけども小指が当たってしまって
凄まじい音と共に
私の心に闇が迫る

“ごめん、ごめん”と焦る声
熱くなる目頭
笑いたいのに、笑 ....
光が
眼を射抜く
明るさが
全身を焦がす

闇と静寂のうち
それだけが
僕を活かす
空間と時間

夜のサイレンが
耳を衝く
胸騒ぐ
遠いかすかな音

風が空が
笑っ ....
高速の事故渋滞のせいで下道も混んでいた

何台かが裏道に抜けてゆくのに付いていった

そしたら知らないふとい道に出た

駅前のように店が沢山あってマンションが並んでいた

なんで今まで ....


抜けるような
青いうしろめたさを



ぽっかり浮かんだ
白い嘘でなぞって



可憐な
ピンクのあてどなさを



みずみずしい
緑のお節介が抱き ....
てのひらに
乗らずじまいの鳥でした

だから
わたしを探すなら
むこうの風の
枝あたり

落ちるともなく
揺られ続ける
木の葉の
ような

ささやかに
確信めいた一枚の ....
チクタクと
正確に刻む
カウントダウン
何に向かってるか

ずっと知らない
表と裏から
挟み込んで サンドイッチ
そんなゲームが 有ったような

手つなぎ鬼は
一人じゃあ 出来ないの

缶蹴りの 準備くらいなら
あの 自動販売機の前で

カランと音させてか ....
血が足りない

血が漲ってない

興奮に体が耐えてない

どことなく

全身が乾燥している


三ヶ月よく頑張ったよ

おまえもおれも

飲み干したカップを

静かに ....
想いがまたひとつ
キラリと白髪になる

喜び悲しみ
全て抱えて白髪になる

白髪の老婆になりたい

たくさんの想いを秘めて

思い出がキラキラとひかる老婆になりたい
  川沿いを
  髪のながい
  女が一人
  頭骨によく似た
  薄赤い花を
  五つ
  のせて
  乳母車を押してゆく
  女がひとり


  *


  ( ....
いま、立方体の中で手足を折り曲げている
きっちり蓋を閉めて 一分の隙もないように
それでもはみ出しまう「私」が漏れ出て
側面を綴りながら、ゆっくり滴っていく


シジン、と名乗っているうち ....
育てる
花を育てる

愛しい我が子を抱くように

育てる
花を育てる

我が子の明日を夢見るように




よく見かけるひと

花電車の通う線路脇で季節の花を育てるひと ....
おやすみから はてははじまり
おやすみから はてなはうまれる

おはよう はてのはてな
黒い羽の眼鏡が
タクトを宇宙に投げる

バトンガールの腕の中
くるくるう
地球が回った

 ....
昨日は小石を拾って歩き
そのいくつかを空き缶にしまい
いくつかで池の平和を乱し
残りにズボンのポケットをやぶられた

今朝は花を摘みとって歩き
少しを家の花瓶にさして
多くは風邪のあの子 ....
つき立てたスプーンは
さながら銀嶺

氷寒は、あまい
あまくて
ぬくい


だれかの失くした王冠と
つとめてしずかな
舌鼓


ありふれた脱ぎ捨て方で
癒しのすべが
 ....
              111016



経営陣は一連の不祥事の責任を取って速やかに総辞任いたします
朝になるといつもの顔ぶれが胸を張って正面玄関にやって来る
あれは単なる夢だっ ....
殿上 童さんのおすすめリスト(15764)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
日常- 吉岡ペペ ...自由詩511-10-19
あなたが消える日- れもん自由詩411-10-19
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とどのつまり- ……とあ ...自由詩811-10-19
似た言葉- 藤鈴呼自由詩2*11-10-19
無登録商標- salco自由詩6*11-10-19
シーソー- 千波 一 ...自由詩4*11-10-18
自分をみつめて- みふみ自由詩311-10-18
10月の花- 吉岡ペペ ...自由詩311-10-18
寝顔- 草野春心自由詩6*11-10-18
陽だまり_2011- たま自由詩37*11-10-18
バイバイ- みふみ自由詩311-10-18
きみの名は- 橘あまね自由詩2111-10-18
三千円高い女- はだいろ自由詩711-10-18
お互い様なふたり- 三奈自由詩1311-10-17
日と夜のあいだに- シホ.N自由詩311-10-17
知らないふとい道- 吉岡ペペ ...自由詩411-10-17
陳腐- nonya自由詩24*11-10-17
枯葉- 千波 一 ...自由詩3*11-10-17
カウントダウン- やや短歌2*11-10-17
孤独なサンドイッチ- 藤鈴呼自由詩7+*11-10-17
頑張れ- 吉岡ペペ ...自由詩611-10-17
白髪- みふみ自由詩411-10-17
花を連れて- 草野春心自由詩611-10-17
立方体- 渡 ひろ ...自由詩29+*11-10-17
育てるひと- 恋月 ぴ ...自由詩3011-10-17
は_てるな- 砂木自由詩9*11-10-17
届けもの- つむ自由詩5*11-10-17
モンブラン- 千波 一 ...自由詩7*11-10-16
空を飛ぶより楽しいこと- あおば自由詩5*11-10-16

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