おやすみって言わないから、おやすみって言われなくなったの
「流れないように。」ってメッセージがすべて無視されて、流れないことを願った深夜
居もしないベランダの鳥にやつ当たって、しまわない布団を抱い ....
 逃げれば焦げるボーン!

 ジリジリしたシンセの黒玉ゲズル
 どすの効いたハミングが絶対に追いかける追いつく

 逃げれば焦げるボーン!

 宙に浮いてる着地しない歩き道が暗闇
 受 ....
扉を
叩いてしまうと
もうあとへはひけない

扉を
ゆっくり
開いてみるのみ

光がこぼれて
身を刺して
喜びの痛みを抱かせる

ここから続く
道はどこへ
行くのだ ....
今日の頭の中のカオス(混乱)   群青課題詩「準」



わたしたちは
準備万端整えて
すべてはその刻へ

父や弟や息子が
先に行った道
その入り口を

何とかうまく通り過ぎ ....
 みずのうえを あるかないか

 あるかないか さくらのはなびら

 あるかないか おがわに あめんぼ

 あるかないか かわぞこに 波紋をゆらす


 ゆらさないか あかん ....
 
今夜もまた誰かの悲しみが裂けてしまった
梟の眼が光る孤独の森
冬の尖った爪が人の夢を引っ掻く

日が昇れば
何も聞こえなかったように
白い雪の舞い
光が冬の仮面となり舞踏会

 ....
はらはらと降り注ぐ花びらの中
おさげ髪をなびかせて
少女は桜並木を駆けて行く

誰に会うために急いでいるのか
息を弾ませながら
少女は桜並木を駆けて行く

君のその澄んだ瞳の奥に
誰 ....


傾けた看板のカタカナを眺めては〜サヨナラ
〜サヨナラ
の窓越しに映る満開の桜
真っ直ぐな雨が葉先を濡らし
)花びらはめまいに揺れた

*芯のない
薄く塗り重ねた散り紙のキ ....
あっちにとっちら

こっちにとっちら

あてもないのにとっちらとっちら

お金もないのにとっちらけ

何かに期待して

誰かに出会うつまづきダイビング

ころがるこころが

 ....
悩み多きは誰か
悩んでいるというよりも
考え続けているとした方が
幾分か楽になる

楽になることは罪でもないのだ
少し開放して
予測不可能な未来を
覗こうじゃないか
ボタンがとれたシャツやズボンがある
もう何年もそのままほったらかし
衣替えの季節になると
そういえばといって結局ほったらかし

ただ今日はなんだかムズムズして
針に糸を通す
ボタンをつけ ....
ショッピングセンターの駐車場でカレーパンと牛乳でお昼を済ました

なかなか家に帰れない

僕の家って本当は彼処じゃ無いんじゃあないのかなんてねときおり思うんだ

誰も待ってないし読まない新 ....
よわいという
ところにきみとわたしの真実という
嘘っぽい現実が
隠されているので探してみてください。

という手紙を
ゆうべの食卓できみに差し出した
手が
春だというのにつめたくて ....
泣きたい時は水面に揺られて
私という器に水を張る
たっぷりと注いで染み込ませて
体中が潤い続けるようにする
泣き叫ぶ声が私を呼んだら
ひしゃくで水をすくって
たっぷりと捧げよう ....
私 夢を見て
ほんとうに夢の中の夢で



強いあの子が


ふるえていた
雲を追いかけていたような気がする
ただひたすら前を歩きながら
舗装のない足もとの
小さな虫たちにおびえていたような気もする
物差しで綿布団を測った
緑藻に染まる透けた手のひら
岸辺か ....
いつか見た空
  転がり落ちて
   じぶんがなくなった

 いつか見た空
  せいめいは
   はねかえす水

 少年だった僕には
  都合が良くなかった世界

 世界は ....
真っ赤な林檎の皮をするり剥きますと
白く瑞々しい果肉が微かに息づいて
頬張れば甘く酸っぱく
口いっぱいに広がっては
心地良く渇きをいやしてくれるのです

そのおんなもまた
高い梢に輝いた ....
エイプリルフールに嘘もつかず通勤電車の千の目玉の泳ぐなかO・ヘンリーの短編を読んでいる貧相な美少女の内心は化粧広告と拾い読みの愛の言葉がガスを吐き出す夢七色のドブ川にはあらで、清楚なカレンダーを書き込 .... 晴れた日のアスファルトは 
優しい日射しも、照り返す 

雨の日のアスファルトは  
小降りの粒も、無数に弾く 

土のこころを知るならば 
土のこころを知るならば 

空の言葉は我 ....
精子の姿は、魂に似て 
お玉杓子は、音符に似て 
もし、魂が音符なら 
メロディは 
五線譜を泳ぐでしょう 

無数の精子と精子の競争を 
勝ち抜いた選ばれし精子よ 
 
君は辿り着 ....
縦や斜めや裏返しにわたしの体がぎっこんばったんやられているあのときに決意しました。わたしはたぶんわたしではなかったです。黄色いのや赤いのは好いです、青いのも緑のも好いです、白と黒も好いです。ただし .... 街道を歩いていると
簡素な無人野菜販売所が
所々にある
鮮やかで不格好な食物たち
私は頭がひょこっとでた三宝柑と
真っ赤な唐辛子を買う

路地を曲がるとワゴンから小さな女の子が
飛び出 ....
1番解ってほしいことほど
歪んで君の心に届いてしまうんだ
真っ直ぐさなんて武器じゃなく
単なる弱みでしかないんだ

1番解ってほしいから
君には伝えないよ
絶望した僕の姿は
見るに堪え ....
              130331




回転体の慕情と怒りが大震災を引き起こすのだと
新聞紙上に描かれたイラストをトレイから溢れた汚水が消してゆく
絨毯ごと売ると猿が断言す ....
家族でテレビを観ているときに
死んだらどうなるかという考えに
急に抱きつかれて
子どものぼくは立ちあがった

狭い家の中を
歩きまわる檻の中の熊
家族は画面に気をとられて
徘徊に気づか ....
まだら猫助がゆく
いつもの道
誰かが落としたパン菓子
甘い出来事を
拾い集めた夕暮れ

街がほどけてゆく
線路の上で
夕陽が犬釘に染みている
色違いの銀色を見分けるように
不思議な ....
行ってしまった
からっぽの部屋だけが残っている

とおくにいる君

うっすらとしか思い出せない
別れの日の馴染んでない化粧の
口紅の色

君のいない朝に
まだ僕は慣れない
 ....
10円玉はすぐに落ちてしまった
あっけなく
かこん、と音を立てて

さよならは苦手だった
だからこれで
よかったのかもしれない
□報告者/ るるりら -(2013/04/01(Mon) 01:49:27)

このほど発掘された石版には 解読の結果、このように記されていた。


***
なんどとなく残酷な ....
殿上 童さんのおすすめリスト(15765)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
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あるかないか- るるりら自由詩21*13-4-3
冬の爪痕- 乱太郎自由詩23*13-4-3
少女は桜並木を- 未有花自由詩15*13-4-3
桜雨- アラガイ ...自由詩3*13-4-3
とっちらかる- 灰泥軽茶自由詩6*13-4-3
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k市(氏)の瞑臘- アラガイ ...自由詩4*13-4-2
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精子の旅_- 服部 剛自由詩5*13-4-1
----- はるな自由詩1013-4-1
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ブリキの森と紙の古城とウルサい湖畔の魔法- るるりら自由詩12*13-4-1

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