さっきまで扉を開けると
確かにキミがそこにいた

そんじょそこらのではない
ブランドを身に付けたキミ

キミとゆっくり過ごすことを
どれほど楽しみにしていたか

それなのにどういうこ ....
僕らは名づける
僕らの世界のあらゆるものに名づける
僕らの世界が傷ついても
その傷にもやがて名づける
僕らの世界が変わってしまっても
その世界にやがてまた新しく名づける
   僕らは名づけ ....
この雨が
あの町からきたものだと信じたいわたしは
ただむせかえる白さのなかにいます

微笑むそれに似た
レンズ越しで息を吐き出しながら
なにも見つめたりしないでいましょう
調 ....
一度 目にした。
周囲の境目が 暗闇で塗りつぶされようが 何だろうが
シルエットは 目に焼き付けた。
逃げる可能生ごと 捉えつぶす。


周囲はこちらの都合と関係なく生きている。
思惑の ....
雑誌で特集されていた 最先端の仮面を買った。
形はフルフェイス型ではなく 鼻から額までを包むハーフ型で
ベースとなる模様は 赤・緑・青の三色。
アイラインにも一工夫されていて パッチリ感が半端な ....
アンテナのとらえる
周波

そのとき
その場所

そのまま。

脳が
肌が
髪が

感じる

こっちだぞ
その道だ

迷路でも
悪路でも

突き進む

やが ....
三時草の おばちゃん とは
三時草を 私にくれた人のことだ
三時草は おひさまが三時の高さにあるときだけ咲く
だから さんじそう

三時草の花が
三時草に咲くためには
三時草 ....
ノブを捻りそのまま引いて ドアを開ける。
部屋の構成要素となっている 木の板が
傷の程度や 見て感じる古めかしさから
建物の築年数を 想像する。
建物に人は住んで居なさそう。
けど 脈を打ち ....
実は生活のリズムを作ってる。
その時間以外は すべてこの時のためにあると言ったら
過言だと思うけど。


スポンジに洗剤をつけて お湯に一回通した後
柄の部分をもって 前みたいに 手を切ら ....
月を飲み込んだ男がいた
そいつの腹は
まるまると膨らみ
あたかも臨月のようだった

太陽を抱きかかえた女がいた
激しい炎に
なんて温かいのだろう
と涼しい顔で言った

星を舐め ....
たぬきでございます。

毎日0.5literしか

じいちゃんばあちゃんに

お茶をそそぐことしかできませんでした

………

ぼろぼろ

………

お役目果たしきれたまんぷく感で

………
 ....
フリーで、
女を呼んだ。
彼女ができたので、
もう、
風俗で遊ぶのは、やめるはずかもしれなかったが、
結局、
何も変わらないのだったら、
いったい、
生きるということは、
どうや ....
停車した電車の速度は その潜在的速さの ほんの一部
駅間の距離も短いから なおのこと。
そんな速さで生じる 電車周りの気流は
その頬ざわりが 今頃の春を感じさせた。


線路沿いで機械によ ....
川原で
宮川大助師匠のような顔をした生き物を見た
って 言って良いのは 花子師匠だけかもしれないけれど

ずんぐりむっくりとしたケモノだった
大きさは 犬と猫の中間くらい
 ....
「玄関口の先で大きなムカデが踏み潰されて死んでいた 。醜いのですぐに埋めてやった。
」鉢を動かしたら出てきたので踏みつけて殺してやったのだと
母が言っていた。

久しぶりのお天気に布団 ....
 .... 今や女衒のピーターパンは












ティンカーベルの元彼で





 ....
立ち止まるのもありとは思うものの
夏らしさを感じる風の勢いに身を任せてみる

買い物帰りとかに立ち寄る近くの公園
このあたりは放射線とは多少なりとも無縁でいられるのか
小さな子供たちのにぎや ....
本棚を、好きな本だけで、
埋めてしまえば、
ぼくとゆう人間が、それで、
できあがるといい。
ところが、
彼女の家には、本どころか、
雑誌すら、一冊もない。
安っぽい家具、
ピンクの ....
きっと皴だらけになりながら手を洗うのでしょうね 。
季節は夏をまえにして夜を短く感じます。
一昨日紫陽花を植えかえました。
早すぎたのか、なんだかとても弱って見えます。
花びらを壊して ....
丸い海岸線の向こうから はたまた山の背後から
満点の星空に向け 数秒の誤差を生みつつ 
絹で編まれた 綺麗なレースが 開かれていく。
アーチを描いて 向こう側に消えていく。
北半球から南半球ま ....
錆びた釘 カンの切れ端 木屑をめくれば虫
雪で潰れた物置小屋の腐らない破片をさらう

小さなスペースに散らばっている小石
両手で包み バケツに集める 

土台と共に 捨てられる礎
 ....
{引用=南の男}
慙愧の塩漬け

塩を汲みに塩湖へ踏み込んだ男は
深みに足を取られてずぶずぶ沈む
攣るほど力を入れ右足を持ち上げたが
反動でひっくり返ると
もがくほど結晶に沈んで行った
 ....
思い立ったが吉日で
溢れた本をのけて 本棚を見つけて 本を出す。
手前ものから出すに連れ 過去へと戻ってく。
奥にあった 表紙がボロボロで 何度もめくった特別の本。
ざらざらする表紙をなでて  ....
詩人は半分気違いで丁度良いと思う




だって小説の方が巧いなら小説を

 ....
{引用=*四行連詩作法(木島始氏による)
1.先行四行詩の第三行目の語か句をとり、その同義語(同義句)か、あるいは反義語(反義句)を自作四行詩の第三行目に入れること。
2.先行四行詩の第四行目の語 ....
顔が歪んで映る。 緑の螺旋を含んで ガラスの丸がそこに在る。

ある日 おしゃれ眼鏡のおしゃれな若者が 
手の上で転がし 気分転換していた。
顔は歪んでも 気持ちは歪まず写る。
彼は 泣いた ....
酒だけが今夜も横に居てく .... きつねがお嫁に行った後の







雨上がりのボンネット














ワイパーでいっぺ ....
 ....
殿上 童さんのおすすめリスト(15764)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
冷蔵庫のプリン- 未完自由詩3*11-5-29
僕らは名づける- 塔野夏子自由詩3*11-5-29
白濁- あぐり自由詩311-5-28
虎視眈々- 電灯虫自由詩3*11-5-28
粋なやつ- 電灯虫自由詩5*11-5-28
魅かれるまま- 森の猫自由詩9*11-5-28
昼夜を問わず- るるりら自由詩13*11-5-27
お訪ね- 電灯虫自由詩4*11-5-27
あわあわ- 電灯虫自由詩2*11-5-27
目が回る- 乱太郎自由詩10*11-5-26
ぽんぽこの口- 阿ト理恵携帯写真+ ...9*11-5-26
B型の女- はだいろ自由詩611-5-26
思い出し- 電灯虫自由詩3*11-5-25
ひとでなしという_素敵な言葉- るるりら自由詩17*11-5-25
百足- アラガイ ...自由詩6*11-5-25
- TAT自由詩211-5-24
墨と硯と一角目- TAT自由詩211-5-23
数えるひと- 恋月 ぴ ...自由詩23*11-5-23
キッチンでバックから- はだいろ自由詩411-5-23
洗い流すひと- アラガイ ...自由詩5*11-5-23
ベビースター- 電灯虫自由詩4*11-5-22
長靴のホコリと- 砂木自由詩15*11-5-20
五月の童話- salco自由詩11*11-5-20
整理整頓- 電灯虫自由詩6*11-5-20
詩人は半キチで丁度良いと思う- TAT自由詩3*11-5-19
四行連詩_独吟_<都市>の巻- 塔野夏子自由詩5*11-5-19
ガラスの丸- 電灯虫自由詩3*11-5-19
カイザー- TAT短歌2*11-5-18
レインボー- TAT自由詩4*11-5-18
地下鉄東西線御陵駅の夜- TAT自由詩2*11-5-17

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