130819

酷暑の首都高渋滞発生中
エアコン壊れたオンボロ車の中で
熱風扇ぎ炎熱地獄を味わいながら
イライラしても始まらな ....
君と二人で
走れればそれで良い
同じ時を 風を感じれば
多くは要らない

持ち切れないくらいの
赤い花束のプレゼントよりも
一輪でもあなたが育ててくれた
その紅い花 一輪が嬉しい

 ....
見てみて
聞いて
嗅ぎ
舐め
さわる

テトテト
歩いて
来て
去り
かえる

みるみる
満ちて
勝ち
咲き
ほこる

手と手と
合わせ
実は
落ち
 ....
くびれ白く膨らんだ夢
濃く陰りうごめく野心
頬を染め淡く恋ごころ


わんわん泣いた幼子の
なみだ上った夕暮れの
隙間に射した金の細糸


重なり競う夏の雲たち
空も狭しと見 ....
こころここ

にこにこにこに

そこにこそ
 ドキがむねむね


毎日コーヒーショップに来ては
テーブルにノートPCと書類を広げて
何やら書いたり考えたりしている
メスのニワトリがいる
近くのオフィスに勤めているのだろう
赤 ....
白いシャツの裾は夢で出来ています
おぼろげに揺蕩う永遠の夢です


ふあんと風に翻り
夢の入り口は開かれます


わたしはその夢の入り口で
ただ佇み
夢現にたじろいでいたい ....
ぼくが寂しい夜はみんな都合が悪い あざやかな百日紅も
降りしきる蝉の声も
ふと遠ざかった気がする午後三時
少年は愁いを知りそめた瞳で
透明な文字で記された
夏の黙示録を読んでいる
小学校の新学期のような香り 
ニスの塗っていない木晒しのカウンター 両サイドに詩人

木漏れ日は蝉の亡霊と小春日和 ぬくぬくと光は木霊する

カウンターに座り 両サイドに詩人 語りを始める
 ....
解夏


他力本願で
影響
与えられるままに
受け取るだけの姿勢が
わたしの不安を煽ると気付く
ぽっかり空いているのが
パートナーへの気遣いや
その他の行為
すべてだとして
わ ....
円周率の最後の一桁に出会ったら
宇宙はそのときめきに吸い込まれてしまうだろう
数字とは限らないその解は
きっと愛を語る詩人のように嘘っぽい
輪転機が無限に探すが
解けない問題こそ美しい詩のよ ....
ただ頷いて微笑うのはおりこうさん
泣きながら問い詰めるのはおばかさん
ひとつ問題があって
ものわかりのいいひとの粒子は
少しずつ崩壊している


淋しさをこじらせると
言葉すら思い浮か ....
涼それは
沸騰している中身(こころ)を
落ち着ける小さな風鈴(ねいろ)

涼それは
身体を刺すような棘(あつさ)を
癒す青い海(ぬりぐすり)

涼それは
のしかかるような熱風(おもさ ....
どうすれば僕は  
急坂さえも一気にのぼる  
機関車男になれるだろうか?  

この腹に内蔵された  
エンジンの蓋を開けたら  
思いの他にぼうぼうと     
炎は燃えていたのです ....
ダメ句つぶやいて婚期が遠のいている 住む人の居ない
山の墓地

お盆には賑やかに花々が供えられている
生まれ故郷を訪れた人の形跡が
風に揺れる

たった今まで
誰かがそこにいた証拠
ロウソクの炎が
消え残り
線香の ....
こんな晴れた日にはあなたに会いたい。
見えない翼を広げてあなたのもとに飛んでゆきたい。
あなたは驚くでしょう?
私には見えない翼があるってことを。

こんな風の涼しい日には今すぐあなたに ....
あなたはもっと自信を持て

あなたはそんなもんじゃない

あなたに期待して

かつて地球におられた方々が

一心に合掌しているのだから


激流がしめされる

あなたは岩だ
 ....
隣の席の君が奏でた
低く透明な音質をまとって
価値はわからないけれどといって
ペンを走らせる尖った質感
体は売れるような品物じゃないですよ
そう高らかに笑って涙を落とすと
欲しいの ....
ほぼ体温と同じくらいに
熱せられた夏が
発火点を探しあぐねて
彷徨いの果て
私の絵の具を溶かしていた

指で透(なぞ)写る
あらかじめ決められていたように
螺旋状に滑り出すその先で捉え ....
夢を見ていた少年のくっせつ
無用の腕が ひとつひとつと音を立て
分針のリズムに置いていかれる
かみなりの先端を指先でひらいて
少年は蜘蛛の巣にからみ合っていく
浮くよりはむしろ しずんで沈ん ....
きっと思い浮かぶ光景も景色も 今は繰り返すだけで
背景はいつも同じ中に 似たりよったり 歌っている

今は緩めの目尻を撫でながら また繰り返しを刻む いつもの事

お水にカボスを絞って透明同 ....
ねじる腰のあたりいったい
やどるからだぜんぶに
ひとみチカラみちみち
くりかえしくりかえしては
みちなかば
そこをこえたい
そこをこえてゆく
そこをこえきって


できた!
 ....
ご馳走になった
そらまめとエビスビールを思い出し

テトラパックのそらまめと
エビスのロング缶を
セブンイレブンで買って来て

ホタルしながら
ひとり送り盆

わたしも ....
るんるん そらみみさまのみみはききちがいのみみ

空気踊るくらいあつくなつく夏の夜
ジャンキー頭は
つぎはぎだらけのだらけたことばばっかり
思い浮かんで
へらず口あきれるくらい
生ぬるい唇ふやけて ....
あなたの立てたポストは脆く
内も外も、やまない雨に濡れそぼつ
底冷えに、這いつくばった無音の小部屋の
差込口は狭く
取出口は固く
錆びた金具
動かない


 こころの番地(アドレス) ....
あくびをしたら

なみだがポロポロでてきた

いまごろあなたの

町ではどかんどかんと花火だろう

強がってみたけれど

ふたりで花火見上げたかった

たくさんの写真の

 ....
山から差す日差しで顔を洗い
谷から吹く風で口をすすぐ
毎日そんな素敵な朝を迎えて
岩盤浴の様に 大地に寝ころび体を清める

そう 人間がもし水を必要としなくても
生きていける生き物だったら ....
殿上 童さんのおすすめリスト(15764)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
風に舞え- あおば自由詩10*13-8-19
多くは要らない「それだけ」で- ムウ自由詩213-8-19
- シホ.N自由詩313-8-19
でっけえな- ただのみ ...自由詩13*13-8-19
プチはっぴぃこどもどこへのへの扉への回文 - 阿ト理恵自由詩3+*13-8-19
ドキがむねむね/リーマン- 壮佑自由詩12*13-8-19
白いシャツ- マーブル自由詩213-8-19
ぼくが寂しい夜はみんな都合が悪い- 北大路京 ...自由詩1013-8-19
八月十四日- 塔野夏子自由詩4*13-8-19
両サイドに詩人- 朝焼彩茜 ...自由詩7*13-8-19
解夏- はなもと ...自由詩613-8-19
- 乱太郎自由詩2713-8-19
ひどく簡単な、冴えたやり方- 伊織自由詩11*13-8-19
熱さとともに- ムウ自由詩713-8-18
機関車男__- 服部 剛自由詩1213-8-18
ダメ句つぶやいて婚期が遠のいている- 北大路京 ...自由詩613-8-18
お墓参り- Lucy自由詩19*13-8-18
こんなに空が青いのに。- ヒヤシン ...自由詩7*13-8-18
あなたは岩だ- 吉岡ペペ ...自由詩613-8-18
レ・シート- かんな自由詩1+*13-8-18
デカルコマニー- そらの珊 ...自由詩13*13-8-18
かみかげ- 中川達矢自由詩213-8-18
朝焼の窓の休館日- 朝焼彩茜 ...自由詩713-8-17
意志と表象としてのねがえり- 美砂自由詩413-8-17
そらまめ- 鵜飼千代 ...自由詩12*13-8-17
気分がいいので、なんとなく『ゑ』を二回解体してみた- 阿ト理恵携帯写真+ ...313-8-17
そらみみさま- 阿ト理恵自由詩613-8-17
ポスト_(想起させるものに、忠実に)- 乾 加津 ...自由詩9+*13-8-17
花火- 吉岡ペペ ...自由詩313-8-17
脱水症状- Neutral自由詩413-8-17

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