忘れられた歌

幼い日の

遠い記憶と

優しい嘘


軽い眩暈と

心臓の鉛


どこまで潜ってゆくの

どこまで走ってゆくの


世界は等しく朝を迎えるけれど ....
うつが季節に負けそう
刺激を感じないのがカルチャーショック
昨日使わなれなかったモノに
何度トライしてもできなかったから
きれいに捨てるのってつれない
思うからできないのなら
「ロスト ....
夏なのに雪を恋しがる

あなたの顔がちらつく

思いっきり好きだと言い残したのは

ずいぶん昔の話だ

ぷよぴよした二の腕はもう恋愛など縁遠い

夏だとゆうのに海がにあわない女だな ....
はちみつ色の床にパソコンを置いて
半分の果物、掬いながらロックを聴いてる
足の指がザラザラするけど
不快なのが心地いいから、ずっと感じていたい

昼下がりの空に吸い込まれそう
アブラゼミの ....
癒えなかった

云えなかった

ことばたちよ!
 四月

空に舞う
傲慢なのかもしれない
あなたは僕を遠ざけて近づくことはない
風を伝って
光りを浴びせて
もう巡り合うことのないその瞬間々々
想うことでしか触れられない
あなたは
 ....
月のといき
天の川の星のながれに
指をふれる
星のしじまのつめたさに
寂しさを 手づかみする



そんな夜には、
なぐさめの亡霊が やってくる
小さなベッドにすべりこんで
私の ....
渇くまで
(ほっといてやれよ
いちいち詮索するの
)止めにしないか
君らが欲しがらなければ
あれは(枯れるだけだろう
邪魔にならない花もない
水さえも(無いのに

 ....
ゆるやかな稜線は日々の通奏低音と
重なって光や風の渡る今日を彩ってゆく

痛くなかったかい
首もげちゃったけど
どこまで転がってゆくんだろう

僕の通底器は結びつけることに疲れてしまって ....
うすっぺらな私はとにかく
なんでもいいから
そこらじゅうに溢れ落ちている言葉を拾う

うすっぺらな
紙に書かれているセリフを
ぺろりと舌に乗せて
呑み込む

うすっぺらな
スクリー ....
  干草色をした
  豚の死骸の、腹の上に
  尖ったつま先を押し当て
  バレエダンサーが回転している
  白く、
  白く
  バレエダンサーが回転している
  酸素を吸い込 ....
  夢を見た
  左脚を喪った
  整った肌の少女が
  ふらふら回っているような



  君は
  か細い針金を
  丁寧に折り曲げて
  全身の骨と取りかえた

 ....
ロンサム・ジョージ、ロンサム・ジョージ
溜め息みたいにふっ と死んだ
ロンサム・ジョージのニュースを知って
何億人かの人間が
溜め息吐いたことだろう
お前は何の為に生きたのだろうね
手当た ....
とくべつかたい
ピスタチオのからは
男の子に剥いてもらうべき
力みながらも丁寧な
あかく膨張する指さき

そんなふうに
やわらかい衣服もおんなじように
色っぽく剥けばいいって思って ....
もうじき冬が来る。

あの人に出会った冬が来る。

あの頃私は浮かれてて

名前も知らない出会いだけを信じていた。



春に出かけたダムには

まだ氷が張っていたし

山 ....
曖昧な笑顔を

優しさだと思っていたから

本気になって辛かった



待つのは簡単だと

タカをくくっていたから

毎日が長かった



だから思い切って全部捨てた
 ....
目に見えて不幸そうなわたしを

演出しようとしたけれどできなかった。

総てに負けているなんて

認めたくないから。



髪を切る代わりに

きつく結い上げた。

溜息を ....
雨の日に

モンシロチョウは何思う。

どこでか弱い羽休め

どこで蜜を求めるの。


私は独り

傘の中。


蝶のようには飛べないし

蛙のように鳴けもせず

ただひたすらにあの人を

思って傘を ....
ひかりだけ

音のない

ひかりだけの洞窟

その洞窟のなかで

郷愁に身をさらしながら

ぼくは透明になっていた


今年いちばんの暑さであるのに

まだ蝉さえわんわん鳴いていないのに

今日ずっと ....
わたし
わたしたち、という言葉のためだけに
ひとが生かされているとしても驚きはしない

わたしとあなた、だったり
わたしとどこかのだれか、だったり
全国民よ同胞よ私たちはー、の私たちだった ....
メイアンが名づけた
薔薇という名前のピースはとても丈夫です
暖かくなってくればすぐ
芽が動き出て

植物学者は
朝に晩に観察日記
ベランダのプランターの
その土の中ではもう
根も伸び ....
鉛筆を研いでる間に書きたい事を忘れてしまう

(何もしなかった日)
愛の形は
心の形

綺麗でも
不恰好でも


たくさんでも
ちょっとでも


愛はきっと
手作りのチョコレート

口に入れたときの
甘さは幸せ
ほろ苦さは痛 ....
どこかにいけて
どこにもいけない
逃げる事がどういう事かも分からないまま
私は今日も走りだした

バックミラー越しに見る
通り過ぎた景色は
全く知らない場所に思えてしまうよね
見慣れた ....
原寸大のあいを
ゆりかごで揺らす
太陽のひかりを浴びて
おおきく育まれた
栄養素というむすびつき

遠くで誰それが呼んで
名があかく色づいたよう
葉脈を通って
根から吸い ....
透明から
溢れるような
ちいさな恋の始まり
色づく
季節をめぐり
花咲いたあの日


売ったり買ったり
できるものほど
重要ではないかもしれない
売り買いできないものを
やりと ....
…海水浴場へ着くと家族連れはもう帰り支度をはじめていた 。
ほしかったポロシャツにもまだ未練は残っている 。
車で走れば雨雲がついてきて
ぼくの右脳に影をさす
…一瞬すれ違うひとから過 ....
いつになったらその時はやってくるの
すべての物事の意味を学べるときは
みんな兵士になって旅立っていった
剣や槍を携えて
争いはいつまで起こるの
理想主義の終わり
でもいつかわかるはず
愚 ....
愛した人に見捨てられた人、愛された人を見捨てた人は10秒に一人いるかもしれない。飼い主に見捨てられた犬が76秒に一匹、猫が一分43秒に一匹、二酸化炭素または硝酸ストリキニーネまたは塩素スキサメトニウム .... 少年は飛んで行った
アスファルトの空に向かって
自由が欲しかった この世は生ける監獄

少年が泣き叫んだ時
世界は耳をふさいだ 目を閉ざした
口をつぐんだ そして今
彼が手の届かないとこ ....
殿上 童さんのおすすめリスト(15764)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
心臓の鉛- 永乃ゆち自由詩15*12-7-18
廃」「廃棄物- アラガイ ...自由詩11*12-7-18
アイシテル。- じじ自由詩13*12-7-17
グレープフツーツ- モリー自由詩6*12-7-17
いらっしゃ〜い- 阿ト理恵携帯写真+ ...3*12-7-17
四月- 乱太郎自由詩21*12-7-17
ナウシカ- 月乃助自由詩19*12-7-17
夏の草- アラガイ ...自由詩3*12-7-17
線分上のアリア- 梅昆布茶自由詩1212-7-17
言葉拾い- 灰泥軽茶自由詩8*12-7-17
回転- 草野春心自由詩3*12-7-17
シャドウ・ワルツ- 草野春心自由詩5*12-7-16
ワンセズ_アポン_ア_トータス- salco自由詩5*12-7-16
ナッツ・ケーキ- はるな自由詩812-7-16
白い息を吐く。- 永乃ゆち自由詩3*12-7-16
月曜の朝- 永乃ゆち自由詩3*12-7-16
ピエロの夜- 永乃ゆち自由詩8*12-7-16
傘の中- 永乃ゆち携帯写真+ ...5*12-7-16
秋の夕映え- 吉岡ペペ ...携帯写真+ ...312-7-16
不通の人々- 海里自由詩412-7-16
薔薇という名前のピース- 海里自由詩212-7-16
ポエム- 自由詩12*12-7-16
チョコレート- ジュリエ ...自由詩212-7-16
shasou-斜想- Neutral自由詩412-7-16
逃げ水を追って- かんな自由詩5*12-7-16
透過するきせつ- かんな自由詩4*12-7-16
/中断_/- アラガイ ...自由詩4*12-7-16
争いよ終われ- 黒髪自由詩5*12-7-15
見捨てられても- 阿ト理恵散文(批評 ...2*12-7-15
アスファルトの向こう側- まーつん自由詩10*12-7-15

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