{ルビ交響曲=シンフォニー}♯シックス
弦楽が明ける朝の牧歌に
ボクの勃起が目を覚ます
世界の片隅の中心で充血が
エイトビートの殺意を叫ぶ
 ♪ Bang! Bang! Clang! Cla ....
白熊 パンダの夢見てる わたしなら
死ぬかもしれないような
夏の昼間の部屋においてきた猫に
早く会いたくて
終わらない仕事を
泣きながらやる

あくびではないよ
眠くて倒れそうだけど
心臓が停止しそうになり ....
ぎこちない科白
きれぎれの言葉

不恰好にしかこなせなかった
それを悔やんではいないけど

空は高く陽は眩しく
気温はうなぎのぼり




言葉を交わしながら苦しくなる
必 ....
大海原の真ん中で
 立ち泳ぎ
途方に暮れて日も暮れて

せめて目指すべき陸地が見えたなら
それが遥かに遠くても
そこに向って進もうと
いのちの限り泳ぐだろう

だが今 四方八方 
 ....
何の気なしに言われた 褒め言葉
自分を呼ぶ 名前
それが嬉しくて

微笑む代わりに 聞こえない風が吹く
その 空気管は ちょっとだけ くすぐったい

感動する瞬間ばかりを集めたなら 兵器 ....
わたしがこの世に生まれた
次の瞬間
ご注文はお決まりですかと聞かれた
わたしはニシン蕎麦を注文した
ニシンも蕎麦も
食べるのははじめてだったのに
へいお待ち、と言われて
ニシ ....
  苔色の水のうえに
  釘が一本刺さっているのを
  みとめて、きみは
  小さく立ち止まった



  むし暑い夏の午後の風は
  邪悪な商人のように
  きみのポケットには ....
水に浮かぶ気泡は

儚い恋心のように

儚い命のように


生まれては消え

近づいては離れ

漂っては弾け

消えては生まれる



なんのために生きる ....
重ね合わせた掌に のせる想いは煙り
ろうそくと線香の火に 日常が遮断される

目を閉じ 心の奥に目を落とすと
闇の中にかすかに
小さな子が 手を合わせている
幾人いるかは 暗くてみえない
 ....
僕らは終わりゆく夏の片隅に凭れている
空中に半透明の骨がいくつか漂っている
(時々うっすらと虹色を帯びて見えたりする)
何が朽ちたあとに残った骨なのか などと
僕らはもう考えることもな ....
愛していると
水に沈めるようにしか
言えなかった

おもたいものほど
きちんと遠くへ沈むので

うみがめが
なみだを分泌するように
水のなかで
愛しているを
沈めている

 ....
そっと触れてみた 
あなたの手の暖かさに
涙がこぼれた
眠れない夜

無機質な光を放つだけの月にさえ
すがるように 祈りを捧げる

どうか、どうか、
この人の命の灯をいつまでも消さな ....
セラファン と言う言葉を眺めると
セラミック・ファンヒーターなんて言葉が 浮かんでくる

そんなもの 本当に 有るのか無いのかも 分からないけれど
ずっと 悩んでる

悩み過ぎても 脳みそ ....
逃げていくキラキラ
水際から雲の先っちょまで
白い捕虫網をもって追いかけた
ぼくの夏やすみ
めくるめく透きとおった羽から羽
声から声の甲高い呪文に
ぼくは敗けてばかり


シュクダイ ....
まず手始めに生ゴムで首を吊るして見せます
それから 輪切りにされたあなたの赤い部分と白い部分
いままで 一度も手のひらで触れられていないカプセルの内側
縫い針の先で穴をつついて見せ ....
さよなら


はちみつのような思い出たち


あなたのほほの熱を


忘れられないままに


さよなら


はちみつのような思い出たち


あなたが決めた道を
 ....
夏、それは
裏とおもてのある季節
裏道はどこへも
繋がってはいない

向日葵、それは
追いかけていた肩甲骨の高さで咲いて
自転車で踏んでしまった蝉の音で枯れた

波、それは
壊れた ....
           
この目で見ていこうね

この耳で聞いていこうね

この口で笑っていこうね

この手で触れていこうね

この足で歩いていこうね

この心で感じていこうね
 ....
愛するほどに遠くなる

貴方は私をやさしく傷付けて

飛ぶ鳥は振り向かないからと言って

背中だけ向けて私の知らない世界へ歩き出す



あの花束は

もう枯れたでしょ ....
僕には触れられない空白に書き込まれたコード


(時々イタイ)


会いたいといえばいいのだろうか


(霞んで消える蜃気楼)
あなたの視界の片隅に浮かぶ塵だから

息を吹きかけてくれるとうれしいよ



(それだけで舞い上がれるだろう)







大した重さも持っていないから

そ ....
誰にも好かれなくてもいいから
誰にも嫌われたくないと
願うあなたは誰でしょう

いつからですか
そんな風に思ったのは

いつからですか
好かれるのをあきらめたのは

いつからですか ....
夕御飯の片付けをしていたら
最近歩くことを覚えた 二十ヶ月の娘が
「あんよ、あんよ」と言いながら 手を伸ばしてきた

ああ
たとえどんな重要なことをしていようと
こんなにも透き通った瞳が訴 ....
むかし熊だったころの話をすると
わたしの手あしの毒虫に噛まれたところがどくどくと痛むので
これはむかし熊だったころにも同じところを噛まれたのだろうなと
予想できる

それくらいの頭で
 ....
陽のしたで
わらっている子ども
泣くとき大声あげるん
だろうな

ひざをかかえて
血をなめている
わたしのもとへ来る蛾は
どいつも羽が
不揃いで

うまく飛べるように
たか ....
列に帰属する蟻
ときたま
はぐれて戻らぬ蟻もいる

白いカナヘビが忍者のように
するりと岩陰に隠れた

彼女は言った
東京は子供が住む場所じゃない もはや
20キロも200キロもおん ....
筋肉痛に薬をぬりこむと
段々 痛みが薄くなる
不思議だ
そういうものだから買ったのに
神経が感じなくなる痛みに
漠然とした不安がひろがる
しかし 不安より生活だ

とにかく痛まなければ ....
ねえ 何か 見える
断定系に見えるのは
クエスチョンマークが
足りない性

そんな所為にして
何でもないと笑うことにも
慣れた頃

塔が 引っくり返った
そして
悪魔が 笑った
 ....
{引用=一部内容に猟奇的な表現があります
不慣れな方はお読みにならない事をお勧め致します}
序章 ― 既視との遭遇 ―

尿意を催し真夜中
廊下の電気を点けた時
玄関の暗がりに一瞬、顔が浮 ....
殿上 童さんのおすすめリスト(15764)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
田園REDRUM- salco自由詩3*12-8-27
白熊_パンダの夢見てる- 北大路京 ...自由詩9*12-8-26
りゆう- 蒼木りん自由詩112-8-26
不恰好にしかこなせなかった- kauz ...自由詩6*12-8-26
遥かな灯- ただのみ ...自由詩16*12-8-26
ファインダー- 藤鈴呼自由詩8*12-8-26
注文- 小川 葉自由詩412-8-26
水のうえの釘- 草野春心自由詩312-8-26
気泡- ジュリエ ...自由詩112-8-26
うたかた- 砂木自由詩17*12-8-26
晩_夏- 塔野夏子自由詩9*12-8-25
産卵- はるな自由詩712-8-25
眠れない夜の祈り- 夏美かを ...自由詩12*12-8-25
セロファン- 藤鈴呼自由詩9*12-8-25
つくつくぼうし- yo-yo自由詩512-8-25
第三者的に神経を磨り減らし- アラガイ ...自由詩4*12-8-25
はちみつ(改作)- 永乃ゆち自由詩4*12-8-25
夏に濡れている- Rin.自由詩14*12-8-25
旅の途中- 永乃ゆち自由詩3*12-8-24
あの花束は- 永乃ゆち自由詩8*12-8-24
ポエム- 自由詩4*12-8-24
ポエム- 自由詩7*12-8-24
記憶喪失- なきり自由詩312-8-24
あんよがじょうず- 夏美かを ...自由詩15*12-8-24
美しいひと- はるな自由詩412-8-24
- はるな自由詩212-8-24
ダイイングメッセージ- そらの珊 ...自由詩10*12-8-24
かもね- 砂木自由詩6*12-8-24
ジョーカー- 藤鈴呼自由詩4*12-8-24
需要供給間- salco自由詩5*12-8-24

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