地方都市の春が好きだ

雑駁な緑たちが

蔓延ってゆくさまが好きだ

世界が桜の花から解放されて

自由な死体のように日を浴びている

だだっ広い街道に地元の店舗

低い建物が ....
お父さんが死んだ日
いつもより輝いてみえた北斗七星。

お父さんが死んだ日
いつもより白く見えた庭の雪。

お父さんが死んだ日
いつもより寒く感じた六畳の客間。

寝ていたはずの猫 ....
ただ頷いている風合いでいいのです
経年変化に経年風化なく
裏地にでも縫い付けてください

西のまちは
貴族により栄え
東のまちは
西洋により栄えた

その北みちのくは
辺境の地とし ....
わかりやすい言葉で告白

遠回しに言われても
心にあまり響いてこない

ストレートな言葉がいい

相手と向かい合って
心を温もりで繋ぐ

ベールに包まれたように
周りの音が聞こえ ....
三日前のビニール袋に入ったままの新聞
チラシくらいは見たかった

 日々 育児に追われている
 はい 喜んで追われている

トイレにハイハイでついてくる
ドアを少し開けていないいないばあ ....
桜の季節がやって来たのに
泣く子はだあれ
桜の樹の下で一日中探している
薄桃色のかくれんぼ


向日葵の季節がやって来たのに
泣く子はだあれ
背丈より高い向日葵畑で探している
黄金色 ....
迷う世の時効に
儚さ響く
夕暮れ時

息たえた
叶わぬ夢を
あつめては
宵に明かりを

月の右目から愛を
月の左目から平和を

燦然と太陽に従って



(ラブ&ピース ....
ねぇ、わたし
恋をしよ?
新しい恋をしよ?

心が弾むよな
ワクワク、ドキドキな
恋を

(懲りもせず
こんなにツライノニ?)

そうだよ
だって、あなた
じっとしてられない ....
玩具売り場の前から幼児の泣き声が
人の溢れた地下街広場に響いて
若い夫婦の困惑が子供を叱る

幼児と親と対立する主張は
地下街の雑踏を立ち止まらせ 
黙らせる

  己の主張が通らない ....
アタシは
大人として生きぬいてきた
ストリートチルドレン
物売り物乞い
わずかなお金だよ
お腹がすいたら
薬物で紛らわす
仕方ないじゃない
道に寝っ転がっていきるしかない
そこらじ ....
春のゆたんぽ
ぽぽぽと踊る草の匂い
たんぽぽ色の光は
そっと鼻をなでる
なでなでゆたんぽ
ほころぶこころは暖まる
ゆっくりとほぐし
軽やかな跳躍
すういすいっと風は
私をどこか遠くへ ....
うす紫の夜明けに 投げ出された一冊の
古い書物に うす紅の花びらが降り積もる
開いた頁の活字に 重なって見え隠れする
過ぎ去った日々の残景は 霞んで


手を伸ばしたら 届いたはずの風 ....
距離が捲れて
ゾウたち湧き返る
餌をやる手が喰いつかれ
餌になる
くらいなら
喰ワネバナルマイ!

何も売りはしない日
うららかうららか 
うるおうか
鼻も耳も牙もなくした
ゾウ ....
生まれたての心臓が
黒い樹木の網を逃れ
薄曇りの頬を染めながら
眩さを増して往く
震える瞼の隙間
扇ひらいて
火の海
潜る魚のよう
夜女は身をひそめる
ちりぬるゆめごを
泥の小舟に ....
それはモノゴトとの距離の問題
モノゴトが遠くにあれば小さく感じて
モノゴトが近くにあれば大きく感じる
時間もひとつの距離だ

あるいは他のモノゴトとの比較の問題
モノゴトの傍にもっと大きな ....
押して上げる、寄せて上げるみたく。
押して揚げる、寄せて揚げるみたく。
押してアゲル、寄せてアゲルみたく、
飛び込むなら、今。

八の字跳びが、
跳べなかった前の人に続いて飛び込め
なか ....
詩はシワが多いほどいい
珈琲はサトウが多いほどいい

すいもあまいも知っているなら
愛と平和のために
甘い方をえらぶだろう

水くみに7キロ歩く友がいてもだ






 ....
オすシりアいゲットバックオーライかわいいシマリスさんのもぐもぐ食べてふくらむ頬袋がま口お財布がなんかちょうだいとおねだりする黒い瞳はわたしの頬をゆるゆるオシアゲ、オ、シアゲは2355猫入りちゅうす .... 1

冷えた容器を手に リビングへ行くと
あなたは爪を切っている
手がふさがっているので
スプーンですくったむきピース
口に入れてあげる

一昨日とった出汁に
気持ち良さそうに浸かっ ....
枕に染みる涙は虹色
白いドレスがお似合いさ
そこに咲く赤い花
世界で一番の花

たまに食べたくなる首
一口試してみたいのさ

すれ違う時の
鼻にツンとくる香りは気に入 ....
あんた お笑い芸人やて
名門大学出のあんたが
なんでアホなことやってんのや

わたしら
笑われてなんぼやさかいな

ほな 
笑われ芸人ていうのんが正しいちゃうか
なんで訂正せえへんの ....
恐ろしく過酷でも
愛のため
信念を貫く人々がいる

混乱の中でも
平和を求め
自ら活動する人々がいる

シリア
南スーダンでの混乱
西アフリカでのエボラ危機
兵士として徴 ....
まだ悲しみから 逃れられない
古い歌を聴いて 涙を流したりして
帰っていく 記憶の彼方にある
そこにあったはずの 別の世界に


きみが去った後も 同じように
山は煙を流し 村は雪に埋も ....
昔から愛のあった場所はドコ
どうすればスナオになれる

ソラのいちばん深いところで奏でたメロディ
満ちて 抱きしめて
出口見失っても きっと繋がり合えるよ
【 流石の沢蟹】


沢蟹は、歩く
沢を 歩く
さわさわとした沢を歩く

沢蟹も 花見をする
タンポポの花が 咲いている
その花弁を
器用に 切り取り
 ....
にれは祠に奉られていた
遠い昔の話だけれど
少なくとも言い伝えられるだけの
価値があったのだとはるは言った

ことばの少ない子どもだった
幼い頃から空を見上げてばかりで
地上 ....
            |           
            |
           ごく、
         近視眼的思考で
      詩のようなものを書いたなら
     ....
私の心に雨を降らしているのは私自身
私がずぶ濡れている 傷に滲みている

ザーザー雨音を鳴らしているのは私自身
私が耳をふさいでいる 鼓膜痛く震えている

暗闇を見ようとしている
知 ....
もう
春は流れだしていた
斜めからすべりこむ、頬に風
雨の音をまちわびて 鼓動たち

命は生えかわらない
もとにももどれない
遅すぎたのかもしれない
人並み 足どり
たちのぼる  ....
目の痒み 天に蔓延(はびこ)る春霞

イヤイヤ 踊り
ヒソヒソ 話し
ハラハラ 散るらむ

花びらたちは地面に広がり、お喋りを始めている。人間達にジロジロ見られるのも、愛想笑いをするのも、 ....
殿上 童さんのおすすめリスト(15764)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
- 吉岡ペペ ...自由詩815-4-18
お父さんが死んだ日。- 梓ゆい自由詩415-4-18
染め織- 黒木アン自由詩1415-4-18
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かくれんぼ_(四行連詩)- 乱太郎自由詩15*15-4-17
ラブ&ピース- 黒木アン自由詩215-4-17
むずむず- 中原純乃自由詩4*15-4-17
自己主張- イナエ自由詩17+*15-4-16
ラブ&ピース- 黒木アン自由詩215-4-16
ゆたんぽぽ- 灰泥軽茶自由詩815-4-15
さくらの歌- 藤原絵理 ...自由詩415-4-15
ハルだゾウだ- ただのみ ...自由詩11*15-4-15
- ただのみ ...自由詩10*15-4-15
モノゴトのはなし- ただのみ ...自由詩15*15-4-15
オシアゲ- こうだた ...自由詩4*15-4-15
ラブ&ピース- 黒木アン自由詩7*15-4-15
オシアゲ- 阿ト理恵携帯写真+ ...10*15-4-15
ラブ&ピース- とよよん自由詩9*15-4-14
君の味- 瑞海自由詩5*15-4-14
笑われ芸人- イナエ自由詩7*15-4-14
無名のヒーロー- 黒木アン自由詩8*15-4-14
行く春に- 藤原絵理 ...自由詩615-4-13
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流石の沢蟹- るるりら携帯写真+ ...21*15-4-13
なびく丘で- かんな自由詩8*15-4-13
ビバ、老眼!- 夏美かを ...自由詩37*15-4-13
babyと唄うとき- 北大路京 ...自由詩415-4-12
春涙餞- 唐草フウ自由詩5*15-4-12
散桜- とよよん自由詩6*15-4-12

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