わたしが今まで付き合ってきた人、ひと
みんなやさしい人だった
だからわたしはいつも
好きなタイプを訊かれると
「優しい人」と答える


きみはとても意地悪です
わたしの手が冷たいと ....
{引用=


笑ってない、笑ってないけど(笑)マーク つけてあなたを笑わせてみる


会いたい。と送ったあとの沈黙が 咽の真ん中ぎゅうっと固まり


今はただ「愛してる」の文字よりも ....
あの時、卒業し損ねた僕は。

いつまでも、いつまでも。

同じ空を見上げて、同じ空気を吸っていた。

巡り巡る世界は、止まることなく。

ついこの間、新しい年を迎えた。

結局、僕 ....
さよならの野生
ナイフのエッジできりきりと裂いていく
さよならの野生
悲しみを等価性のある液体に移して
さよならの野生
夜の星の硬いまたたきをかぞえて
さよならの野生
今カイエ・ソヴァー ....
モノトーンの本棚に
黄色いちょうちょ
アルマジロはフランス産
きのこの鍵
ポケットにがま口
ゆりかごにコルセット
リンゴ チョコ コーヒー ドゥナツ 
ピクニクラララン

にわか雨で ....
雨がガラスに寄り添って
打ち明け話しているような

ひとりの私は指先で
つっとなぞってゆきました

地面をおおう水溜まりが
あまりに暗くみえたので
身をひるがえして逃げました
溺れぬ ....
車輪を空転させ
巻き上がった金色の砂埃の中で彼は踊るが
石に躓き足首を捻挫する

家でじっとする
永遠に陽のあたる家
しかし彼は照らされたくはないので
びっこをひきながら外へ出る
彼は ....
人がいる
そこにいる
しみじみ
しっとり
生きている

人がいる
今をいる
柔らかな光が
あまたを
包む





初出 FPOEM 2000.01.26
改訂
 ....
時計の円周を2秒で6度分進むかのような時間の流れの中で
水平線が白輝しているね
だとか
 
海水は同じように岸へと波を打っているのではなくて
 ....
あたらしい
灰色海の貝をさがしてたら
天使をみたよ 濡れた砂の手で
子どもの頃にだって、
こんなことはあったのかもしれない
忘れてしまっても
白い貝殻だけが残されたり

アザラシの ....
 砂の楼閣。白昼夢の続き。暗黒巫女の暗黒舞踊、白い窓、白い景色、白い歌。

 遠くの水溜り、赤い空、滲む夕焼、曇った片目と光。海。空。掲げた腕と祈。

 近く、歌う鳥。消えた。光った、あの星の ....
あしたの気まぐれ雪人形
雪がふっても
雪がとけても
あしたの気まぐれ雪人形

いっしゅんだけの男と女
無償の愛には
心中の制裁を
いっしゅんだけの男と女

命のリミッター外します
 ....
哀しい知らせを聞くたびに 
世を去る友は、また一つ 
残された地上から僕の見上げた 
夜空に灯る
大事な、大事な、星になる 

そうして僕は 
風の姿で吹き渡る  
彼等のうたと重なっ ....
雨の日のアメリア
ザラメ細工の薔薇は
きれいに溶けてなくなりました

Euglena、みどり、夕暮れ
アボガドもアボカドもワニナシも
わさび醤油でいただきます

スルーするルールなんて ....
{引用=


理由しか言ってくれない舌先に 角砂糖一つ乗せる雨の日


小さくて子猫よりもやらかくて 明日には消える初雪みたいで


五月雨の震えるような優しさは 今日よりも先、明日 ....
電車を一本間違えた?
そんなはずはない
だって確かめましたもの
何度も、何度も、繰り返し

本でも読んで待ちましょう
ひらり、はらりと捲くれます
私の麦わら飛んで行く
い ....
脳の中の世界風が揺れる
今いきていると喋りたくなる
待ち望んだわからぬ間隔 人がしんでいると 視てみる

歌こそ 私
絡まってこそ 私 夜こそ手をたたく

炎になって最期になって
大き ....
負った傷と都合の悪い過去は
片っ端から切って捨てる
少し 尾骶骨が痛い


道端に捨ててうっかり拾われてしまっては大変なので
その都度回収して箱に収めた


赤いの
 ....
このあどけない寂しさは
いったい誰が埋めてくれるというんだろう

破滅的な日々は、いつも壮麗だ
月夜が似合うきみは
今夜はどんなダンスを踊るの?
ああ、さわっちゃだめだよ
アロマキャンドルのかおりは
 ....
月が
高みから
晧、と呼ぶので

虫が
地中で
コウ、と答える

土の中
一寸ほどの虫たちは
丸くなって眠っている

植物たちは
眠らない

夜は
昼に得たものの始末に ....
せつなくて
封 印
苦しくて
封 印

意識の底の底の底
君をグッと押し込めた

はずなのに…

この道も
あのショップも
この曲も
あのライブハウスも
この雪も
 ....
あなたの中には穴がある
なるほど
あなたは「あな」の「た」だ

あなたの中には鉈もある
なるほど
あなたは「あ、ナタ」だ

わたしは何も持ってない
「綿」では何の「足し」になろ

 ....
僕は星が好きなんだ。とくに月が好き。
 地球や太陽や月も星なんだよ。ときどき忘れちゃうこともあるけどね。
 
 月。
 満ちたり欠けたり。
 細くなったり太ったり。
 丸くなっ ....
なつかしいには二種類あるね

遠くなって久しかったものに
また会えたとき
ずっと会いたかったものに
また会えたときと

遠くなって久しいものを
思い出してしまったとき
会えるはずがな ....
今日
はじめて 自分以外の誰かのために
神様にお願いをしました


  霧たちのぼる早朝に
  ひとりで そこに踏み入り
  ひとりで 歩を進める

  人の手の 届かぬ領域
   ....
  どこにいますか、とうめいないま
  なにいろですか、ちらばるかぜ

編まれた雲のひとすじと砕いた虹の一音まで
まきとる古ぼけた糸車
つみあげる小さなてのひら
秘めたつぼみの膜を ....
ヤマネはねんね
寝る子はニャンコ
雪もそろそろ降り止みなさい
天と点と線は
空からのモールス

ムササビと山葵
繭玉のプラネ
失黒の宇宙からアバウトにポエム
千片の口づけの出口に
 ....
路面電車から降りた羊飼いのみる夢

葡萄酒はとっくに尽きて月が出てる

錬金術師は金色のイングリッシュハーバーを

一杯の砂漠の水と共に ほんの少しの干し葡萄を

小さな箱で あい色の ....
僕はよく夜になると
言葉とにらめっこします
地球の重さとどちらが軽いか
形容詞と助動詞の相性は
お笑い芸人で誰が面白いか
最後に泣くのは
決まって僕のほうです

僕が眠りに就くと
 ....
ライラックの香りが飛び込んできました

車を停めたときには気づきませんでした
4月の夜のことでした

まわりを確認してから枝ごと花を盗みました
それを車のダッシュボードのうえに置きました
 ....
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