毎晩電話越しに幾つもの愛の言葉を
君だけには贈ってきたというのに

詩を書いて欲しいなんてどうして言うのだろうか
僕が作詞苦手なのを知っているくせに


空、雪、虹
命、死神、桜
そ ....
お母様、彼女を産んでくださってありがとうございます。
タイムマシンが出来て彼女が生まれたその日に行けるなら お父様、ハイタッチした見ず知らずの男は僕です。
お父様に負けないぐらい、、いや、お父様ほ ....
風を頼りに生きている
それは
揺るがず、歪まず、
だれから教えられることもなく
透明な命令として
継がれゆく

風を頼りに生きている
風がそれを望まなくても
わたしたちは
 ....
十代よりも若かった頃のある日、フェアへ
オレンジ色のビートルで連れて行ってもらった
その国の言葉の先生のたからもの
古い古いビートル
フェアのことを仔細には覚えていない
けれど先生が買ってく ....
遠く聞こえる稲妻よ
お前には運命がある
私の手となり脚となり
この世のうんざりすることを
ことごとく破壊破滅させるのだ

私に残された時間は長くはない
私の血肉が存在した証として
お前 ....
私は歩けない私は歩けない私は歩けない私は歩けない私はあるけない
私は歩けない私は歩けない私は歩けない私は歩けない私はあるけない
私は歩けない私は歩けない私は歩けない私は歩けない私はあるけない
私 ....
あ 愛してる
い いつまでも
う 美しい君を
え 永遠に
お お・・・


あ ありがとう
い いつも綺麗でいてくれて
し 死ぬまで君を離さないよ
て 照れちゃうけど
る るー  ....
明日の君は今日の君より美しい

一秒ごとに綺麗になっていく

{引用=
そんなこと聞き慣れてしまっているんだろう




愛してる 好きだよ 大好きだよ
綺麗だよ 美しい セク ....
喉から風邪をひく君の涙を僕にくれないか
紅茶にいれてくれないか

ヴィーナスの天秤が贋物の金貨を探る

うさぎを追いかけるのは僕の役目じゃないからね
君か僕らの娘に追いかけて欲しい

 ....
鏡に釣り糸をたらして日がな一日それをみつめている男のひとにキスをしてまわる
わたしの靴はもう擦れてしまったから裸足で
くまたちはあきれて先に行ってしまった
どうですか釣れますかときくと誰もが ....
迷宮で廻すルーレットには
なんの不可抗力もない

風に繰られる日誌のような
待ち人しらずがそこにある

許可もなく
陰影もなく
皆無もなく
わずかばかりの定義だけを添えて ....
よごれた皿を洗うことはたやすくできる
こころを洗うことは容易ではない

精神のよごれが頂点に達して
いつもこわれっっぱなしの回路をさらに脅かす
どこの惑星で治療をうけたらよいのか

基本 ....
もう金木犀の匂いがする

どこにいるのか探している

まだ都会の星空ていどの花

写真には写らないていどの花をみつける


それがどれだけ本当でも

欲張りすぎたらダメなんだ
 ....
引きずっている。長く長く後ろに。それは影とか
裾とか後悔とかそういった目に見える見えないに
関わらず集められたあるいは集まったものたち。
だから、走れないし跳べないし踊れないしアタシ
大地に張 ....
それはとても柔らかくて静かな日だった
わたしは視力を失いかけている母の目を治すことのできる医師が
この地にいると聞いて はるばる この地にやってきたのだが
偶然にも その夜は、祭りの日 ....
悪びれることもなく時は捲れ
ゆるゆると確実に老いてゆく
胸に立ち込める冷たい霧
晴れる間もない
季節より早く深まったあなた
色づく言葉が黙々と
忘れ去られた詩人の墓を覆う頃
斜陽に目を細 ....
               150916

この石は瀬戸内海の青木石だから長持ちするんだ
黒が人気が有るけど、ほんとは白の方が良いんだよ
幼い孫の手を引いて祖父は真新しい墓を満足そうに眺めて ....
吐き出せば 楽になる

だけどこの世には

吐き出せる場所がないよね

なぜこんなに人を嫌うのだろう

それなのに

なぜこんな人で居るんだろう  
本棚には
山にのぼるまえの登山家と
ネクタイをしめるまえの政治家
それからドラック中毒の神父さまと
やわらかい夢が眠っている

もうすこしわたしは
旅をしなければならない
鍵をかけ ....
一晩で覚めた酔いは 何も残さず
それなりの仮面を被って 朝の光にびくともせず
生活者としての仕儀で 感謝されてみたり
立派な人間は そもそも詩を作ったりしない


後ろめたさを糊塗する ....
独房の堀で羽を休めるアゲハ蝶
憐れみの蜜を吐き出す
黒い光沢に光りが反射して
影だけ先に飛んでいく


十七歳の部屋では少女が
明日を憂えていた
それでも敏感に影を捉えて
不意に彼女 ....
マチルダその名に惹かれ
やはらかなドレスはオーガンジー
淡い薄紅のグラデーション

俯きがちな優しい微笑み
丸い瞳は少し淋しげ
見開いたまま
散り落ちる

マチルダ
虫に食われ
 ....
そんなにだいじなことが
あるだろうか
陽に透けている髪の毛や
ひびくように聞こえてくる帰りみちの子どもたち
なにかの秘密くらいちいさな爪のいちまいずつ
写真集にかぶったほこりのおどるとこ ....
リリー
言いたいことがあった
はずだけど
戸棚にしまった
毒の花

来たかったのは
ここなのだ
どんなに忘れても
赤い夢は

リリー
言いたいことがあった
はずだけど
 ....
人さし指を立てた
葉っぱが一枚落ちて
世界をスワイプした
時間が背負うことばの数々は膨張し
夕日に反転する夜空に
詩人という雨雲を生んだ
滴が重力に逆らって上昇する
歴史 ....
乗り越えなければならなかった
障壁は崩れ
敵だと思っていた相手の腕に
知らず支えられていた

唾棄すべきと思い続けた
内なる牢獄
私の手足を縛り
思考を閉じ込めた
古い価値
根拠の ....
やがて九月、と声が耳もとをかすめてゆく
窓辺にはレースのカーテンがひるがえり
夏の少年が静かに微笑む


君はどこからか来て何も言わずに去って行った
知らない言葉だけがわたしをさみしくさせ ....
変えようぜ 
まだまだ遅くはない



変えようぜ
まだまだ腐っちゃいない



考えすぎることなく 
迷いすぎることなく
今を この今を 
もっとフラットに もっと柔軟に
 ....
ハンバーガー屋は減り
コーヒーショップは増えた
2015年9月中旬の街。




空き家は減り
コインパーキングは増えた
2015年9月中旬の街。




牛丼屋は減り ....
背中が寂しいと言ってたけど
背中には答えない

まっすぐ私を見て
私の目を見てみ

何かわからないことがあるか?


愛なんて問うな
こんなに愛されていて   
殿上 童さんのおすすめリスト(15764)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
花、鳥、風、月- 北大路京 ...自由詩1315-9-19
お母様、彼女を産んでくださってありがとうございます- 北大路京 ...自由詩215-9-18
風を頼りに- 千波 一 ...自由詩615-9-18
オレンジ色のビートルと- もっぷ自由詩215-9-18
恐怖に満ちた空- 小川麻由 ...自由詩2*15-9-18
私は歩けない- 小川麻由 ...自由詩3*15-9-18
あいうえお作文- 北大路京 ...自由詩315-9-18
誰にも見せない顔を僕にだけ見せて欲しい- 北大路京 ...自由詩515-9-17
喉から風邪をひく君へ- 北大路京 ...自由詩615-9-17
- はるな自由詩215-9-17
迷宮ルーレット- 千波 一 ...自由詩415-9-17
ちっちゃな宇宙船にのって- 梅昆布茶自由詩1815-9-17
金木犀- 吉岡ペペ ...自由詩515-9-17
墓石の幻想郷/即興ゴルコンダ(仮)投稿.72- こうだた ...自由詩3*15-9-16
墓石の幻想郷- るるりら自由詩17*15-9-16
秋・滑落- ただのみ ...自由詩19*15-9-16
墓石の幻想郷- あおば自由詩7*15-9-16
矛盾- ガト自由詩5*15-9-16
本棚- はるな自由詩515-9-15
驟雨- 藤原絵理 ...自由詩7*15-9-15
舞い_(四行連詩)- 乱太郎自由詩15*15-9-15
マチルダ- Lucy自由詩16*15-9-15
- はるな自由詩715-9-15
リリー- はるな自由詩315-9-15
触れる日々- かんな自由詩7*15-9-15
指標- Lucy自由詩915-9-15
九月の少年- 石瀬琳々自由詩9*15-9-15
変新だぜ- komasen333自由詩4*15-9-15
転がる2015年9月中旬の街。_- komasen333自由詩2*15-9-15
- ガト自由詩6*15-9-15

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