枝豆を茹でる
さやには産毛がひしめいて
そのあおい膨らみに
おまえが未成熟のまま
刈り取られてしまったことを
想う
夕立は夏の序曲

塩をふって
硝子の器に盛り
冷蔵庫に冷やしてお ....
【解釈学】

わたしたちはさまざまな
解釈するものごとの中に住んでいる

1、 シュライエルマッハー

テキスト化された法律や文書を
それぞれの主観で理解する
それらを統一し一般的な ....
かなしみの穴埋めをしてくれるかのように
君はマンドリンを弾いて唄う
曲は北国の冬の歌
さやかな雪のまばゆさが煌めく

君はふとマンドリンを置いて
場面は転じ
ちいさなホールだったはずが
 ....
ファンデで隠している聖痕がある 鮮やかな蒼を僕は見つめる
見慣れたはずのその蒼
いつもより高く広く感じるのは
なぜだろう?

静なか碧を僕は見つめる
大好きなはずのその碧
いつもより遠く広く感じるのは
なぜだろう?
 ....
山の入り口からただ一つの一軒家を過ごして笹の攻める狭い道をゆく
獣でさえ通いそうなこの道で行く末を想う

知り合いはいない ただ一人 風はやや強いがしのげるほどだ

もう末もない人間が何を想 ....
何かの偶然で

チョコレートとバナナを食べる時がある

それは特別に用意したものではなく巡りあわせ

チョコレートを口に放り込んで小腹具合にバナナを齧る

またはバナナに途中ちょっと飽 ....
都会の喧騒から逃れるようにこの村へ来た、新たな道程。
久しく見なかった青い空は高く眩しい。
なんて清涼な空気、美しい山々の稜線。
私は自分の在るべき場所をようやく見つけた嬉しさに浸る。

 ....
涼夏申し上げます

氷のしぶきを想像したいと思われる候 いかがお過ごしでしょうか

私は夏バテすることもなく元気に過ごしています

今日は仕事も休みでリビングに寝転がり クーラーの下 側に ....
どの道も
少し進んだところでたち消える
草原の三叉路
生い茂る草は風の方角に
倒れては起き上がる波

恋慕い
探し求めたものを見失い
(つまり触れ得た事のないものの喪失のあげく)

 ....
夜の繁華街のざわめきにあらゆる欲求が漂っている。
散らばるポン引き達の蜘蛛の巣が張り巡らされている。
しどけない女たちは性欲の看板をぶら下げている。
狡猾な男たちはホテルの裏で駆け引きと取引 ....
夜の鏡に化粧を落とした道化者の喜怒哀楽の無い表情が映る。
上からの圧力と下からの形だけの信頼の間のクッションとして、
日々を淡々と送るあなたは悲しき道化者。
あなたの昼間の顔にも本当の笑みが ....
幅の広い
プラスティックの襟を
唐突に立てて
上目遣いで
僕を見つめる君は
結婚しなかったエリザベス?世ではなくて
去勢されたうずまき猫

好奇心のまま
何処かに突っ込んだ
左 ....
  マフィンはいらないよ
  くたびれた風のように
  もうここを出ていくから



  皺のとれぬシャツのために
  ハーモニカを吹いてくれよ
  冷めたコーヒーをすするよう ....
いつもお世話になっております

熨斗を貼り 達筆に筆で御中元と払い 留め
下書きは 私の名前を控えめに 払い 留め

中身は日持ちのする涼しげな水羊羹はどうかしら
それとも昔ながらのお煎餅 ....
新緑が街灯に照らされ綺麗

普段よりも暑くて
一足先に夏が来たような
そんな感じがする五月

再放送のドラマで見た花火のシーン
身体が夏仕様に切り替わった

新緑が生き生きと咲く庭で ....
電話は苦手なので
手紙を書いた
長い長い手紙になった
読み返して
不要なところを削っていくと
短くなった
三行になった
そのうち二行は
はじめの挨拶おわりの挨拶
こういう手紙 ....
小さな手 小さな体 小さな足
大きな手 大きな体 大きな足
笑顔は同じ 違う匂い
寝顔は同じ 違う声

私はいつの間にか大きくなって
君もいつか大きくなる
私はいつか小さくなって
君は ....
夜の無人島は試金石のようだ

あなたの口が おさかなみたいに 
「ほら みてごらん海蛍だよ」とうごいて
漆黒に さよふく海の限りの無さを
その生き物は 敬虔な光りで流れる

潮に洗われて ....
前年比を上回っているのか 弾き出せない心指数
落下した電卓 累計が磨り減ってゆくなんて

完全自惚れだ 

      擦れた声の私の天使 退行してゆく子供の天使に
      ララバイを ....
朝日を受けて、今旅立ちの時を迎えようとする者よ。あなたの選択は正しい。
あなたはまだほんのエメラルドの原石かもしれないが、この道をゆくことによってそれは磨き抜かれ、本物の硬質なエメラルドとなるの ....
ポプラ並木をあなたと歩く。
優しい日差しが降り注ぎ、穏やかな風がゆったりと流れてゆく。
僕はあなたの胸の内を知りたくなって、ほんの少しドギマギする。
意地悪な雲が僕の心を見透かしたように、時 ....
時空を超えて今あなたの心に新たな気付きが目覚める。
けれど平和を求めるあなたの心にも邪悪の神は鎮座している。
あなたの為を思って、などという薄っぺらな言葉はいらない。
私が求めるのは今この瞬 ....
苦味と甘味の狭間で鳴る   ぼくはいつも
  見当違いのことばかりする
  マンボウ、
  鉛筆の先がじょじょに尖る
  マンボウ、
  ポロシャツの赤が褪せて落ちる
  思い出と花の色は白い
  ビニ ....
星の形なんて何型かほんとうのところ 手のひらかざして 模れない
五感が星の刺客たちを招いたんだ 悪者なんていないとね

六感が足を洗わせたんだ 悪は飽くなき最良へ招かれる きっと
悪の巣の絡ま ....
            130711




微振動と微笑みながらも
注意深く
居住まいを正す
夾竹桃の花が散ると
涼しくなるのだ
祈るよう ....
すぐにあしたになってしまう今日 は黒くて、生えている星はぬるい。あしたになったら手に入らない、それとか、夜のたべものとか。背中にはえていたのは、よろよろした壁 ・ だれもいないから、黒を白にしても .... コーヒーをひと口飲むと
下腹部に非常に強い便意が襲ってきた
そう言えば今日は朝方から
何となくお腹が妙な具合ではあった
この店では駅構内のトイレに行くしかない
けっこう遠いんですよこれが ....
feel feel feel feel feel AAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAA

u-aa u-aa u-aa NNん NNNNんん

 ♪HAVE AAA NICE D ....
殿上 童さんのおすすめリスト(15764)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
枝豆- そらの珊 ...自由詩15*13-7-14
解釈学- はなもと ...自由詩313-7-14
マンドリン- もっぷ自由詩313-7-14
ファンデで隠している聖痕がある- 北大路京 ...自由詩713-7-14
あおのなかで- ムウ自由詩213-7-14
峠を超える- 梅昆布茶自由詩1413-7-14
チョコバナナ- 灰泥軽茶自由詩1413-7-13
美しい村- ヒヤシン ...自由詩9*13-7-13
暑中お見舞い- 朝焼彩茜 ...自由詩6*13-7-13
旅の終わり____渡らない鳥に- Lucy自由詩23*13-7-13
欲求の果て- ヒヤシン ...自由詩5*13-7-13
道化である必要なんてない- ヒヤシン ...自由詩4*13-7-13
エリザベス- nonya自由詩18*13-7-13
マフィン- 草野春心自由詩813-7-13
御中元- 朝焼彩茜 ...自由詩10*13-7-13
五月の花火- 夏川ゆう自由詩113-7-13
手紙- シホ.N自由詩513-7-13
役割- ミツバチ自由詩3*13-7-13
滑らかな試金石- るるりら自由詩13*13-7-13
女式- 朝焼彩茜 ...自由詩5*13-7-12
若い人たちへ- ヒヤシン ...自由詩5*13-7-12
妻へ- ヒヤシン ...自由詩8*13-7-12
遥かなる気付き- ヒヤシン ...自由詩5*13-7-12
苦味と甘味の狭間で鳴る- 北大路京 ...自由詩313-7-12
マンボウ- 草野春心自由詩413-7-12
星斬侍- 朝焼彩茜 ...自由詩5*13-7-11
滑らかな試金石- あおば自由詩21*13-7-11
さよならのこと- はるな自由詩413-7-11
奈落へ- 壮佑自由詩16*13-7-11
JUST・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・LAST- 朝焼彩茜 ...自由詩3*13-7-11

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