渋谷文化村ミュージアムをくだって
H&Mを左に見ながら
道玄坂下へ至るあたり

雑多な国籍の若者や
清掃するおじさんや僕のような納品車

いつものスリムな店長は
つけまばっちりのかわい ....
森の道を歩いていると
くるくると
糸を垂らした葉っぱが
目の前で少し風に揺られて
くるくると
じっと見つめていると
おもてうら少し色が違うから
綺麗にはためく
ぱたぱたと
わたしもお ....
肌が透けるようなTシャツを着たきみが
キッチンで小さな竜のぜいごを削ぐ
なんの予感もない薄暮の中
麦茶が冷えている

夕はんの後の散歩はいつも同じコースで
途中、24時間やっているあの店の ....
腹にダイナマイト巻いて寝ている 夏の香りを雲の影に隠して
やさしい雨が夜を濡らす

切れ間からのぞく陽にきらめく
水たまりごしに見える
あなたが好きだった夏

思い出は遠ざかって行くけど
髪を揺らす青 ....
きのうのよる
上手いことたたまれて
押入れの奥へしまわれたのが
本心です
だれの
とは
言うまい

それで
足首には
いまどんな紐が巻かれてるんだい?
洋館のカーテンは
お ....
冷たい石の陰に身をひそめる蜥蜴
葉の裏で翅を休めるクロアゲハのように
公園から木影のはみ出している場所へ
車をすっと 滑り込ませる

小柄な老女が日傘をさし
現場作業員の日焼けした顔の向こ ....
小さな小さな金魚鉢に入れられ
酸素を与えられて
エサはまだかと待ち
ガラスを叩かれては怯える

わたしから見えるモノクロの世界は
恐怖以外のなにものでもない

それでもわたしは
ひら ....
雨上がりのそら
草原に敷かれた鉄路
長大な貨車を曳く機関車が
ゆっくりと風景をよこぎってゆく

産業革命をささえた心臓が
風景のなかで鼓動している

そんないまではめったに在り得ないシ ....
そろそろ、ね
白緑に
月は、補色を
暴走する。

身悶える
完熟

そろそろね
潤み、
空、が
表出して

未完、の
空豆ほろり
夕涼み、の
双丘
半袖に変わった セーラー服の白がまぶしい
目を細めて見上げた空に 風は雲を巻いて
かすかな潮の香りが 広がる記憶に
連れていく 銀色の波が光る場所へ


裸足になって 寄せる波から逃げ ....
零をさがした朝に目が覚めると
太陽がたったひとり寂しそうで
誰もがこどくを噛みしめ針の痛さに怯える
ことばの痛みを恐れる
決して優しいことではないけれど
幼い頃何も知らずに踏みつ ....
  
ファミリーレストランで食事をしていると
同じ形をしたファミリーがやって来て
西の方角から順番に着座した
 
ブラザーはシスターに
シスターはマザーに
マザーはファーザーに
それぞ ....
夜が瞼を開く瞬間、こぼす水の、まるさ
破水された、と誰かが告げている

       ※

胎児が泣き出す前に 夜に流す青白い炎
足跡もなく川を渡ってゆく男に
胎児と同じ重さの ....
補色を
なめるな

ぶつぶつ、と
不満が
表出している

円形、の、白い
棺のうえ、で
身悶える
完熟

とろり、と
かけられる
あまい
スペルマ

歓喜に震える
 ....
僕にみずみずしいコップ一杯の朝をくれないか
活力に満ちた生みたての卵のような生命を

天のフックから吊るされたマリオネットのように
きょういちにちを微笑んで過ごしたいから
ちょっとした異性の情けに
心が前を向き
元気になって意気上がり
意気上がり
浮かれ心の有頂天

天に昇れば
あとは 落下
後ろを見ては 沈む心
取り巻く人の
心を上目遣いに覗き込み ....
               150524

過去問はすべて解くこと
それが常識
それがここに居られる最低条件です
過去問が解けないようでは、これから先に進めるわけはないでしょう
そんなこ ....
演劇とは論理のようなものだと思う

なぜなら演劇とは

見えないものを実在させる手段だからだ

見えないものを実在させる手段を論理という

だから論理とは

見えないものを受け入れてしまうような私たち ....
めくらねこ、おいで
なにかの冗談みたいだね
今日が昨日のつぎの日だなんて
じゅうたんのしみを舐めている
めくらねこ、かわいいね
おまえたちが死ぬところを
きっと見ていてやるからな
そ ....
 
 
味噌汁の中をラクダが泳ぐ
どんなに泳いでも
沖などあるわけがないのに

僕はボートに乗って
ひたすら豆腐を網ですくう
今晩の味噌汁の
具にするために

いつまでこんなこと ....
たとえばその土地柄を淡々と書き連ねるのではなくて、そのとき自分の目で見た景色を描くこと。たとえばそこで聞いた話をつらつらと説明するのではなくて、その人物のひととなりや考え方がわかるような台詞を中心に据 .... 日暈だらけ虹だらけ

山体膨張マグマ溜まり

あの子はあの娘に迎えられ

あの娘の旦那とお家に帰る

ああ絵に描いたような

くそつまらない日常


嫉妬とは

じぶんも ....
波がたち
風がたおれる
うつくしい季節
わたしは
いない

ざあざあもえる緑
ここちよく冷えた夜
青じろい街灯の影
わたしはいない

不安
安寧
焦燥
安堵

わたしは ....
月のもの、が
どろり、と
喉をとおった、波

うす甘い
柔らかさ、は
恭順の墓標

檸檬色に
ぶつぶつ
不規則が
茶色になるころ

きみは
わたしに
恋をする
息 ふきつけ 葉の群れにゆく
崩れる形 風に似ている

そがれしみいる くさびのつる 
掌に ろうそくの火種

くずれ吹く時 風に似ている
 



 
かなしみにあいにいこう
イドを掘って地下の水脈から
どこにもない抽象的なものに


‡音の出ない笛
書けない手紙
飛べないロケット


固定化された夏の行事と
 ....
揺るがないものが揺らぐ
仕方のないこと
ありのままを見ているつもりで
水鏡に映った姿を見ているから
冷やかな風にさざなみ
優しい陽射しに微笑み
自らの夢を重ね映して

時を凍らせた写真 ....
にゃあんばらやんや
まみゅうまみれんぼやあんあ
しゃしゅうしょすはらみんみん
にょうにょううううう


だめだ、早まってはいけない
落ち着いてそして振 ....
わたしたちは
結ばれた みじかい紐のように
そこに置かれていた

女たちが 色々な名前をよびながら
入ってきて
そして 出ていった

わたしたちはほんとうに望んでいた
だれかが、 ....
殿上 童さんのおすすめリスト(15728)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
文化村通り- 梅昆布茶自由詩1315-5-28
葉っぱが回る- 灰泥軽茶自由詩415-5-27
RPG- 平井容子自由詩715-5-27
腹にダイナマイト巻いて寝ている- 北大路京 ...自由詩4*15-5-27
命日−また新しい夏がめぐってくる- 藤原絵理 ...自由詩315-5-27
いまどんな紐が巻かれてるんだい- はるな自由詩415-5-27
日陰がいい季節になった- ただのみ ...自由詩16*15-5-27
金魚とわたし- じまさん自由詩415-5-27
ロコモティブ- 梅昆布茶自由詩1215-5-27
- 草野大悟 ...自由詩415-5-26
海へ- 藤原絵理 ...自由詩415-5-26
自我像/十七歳- かんな自由詩8*15-5-26
ファミリーレストラン- たもつ自由詩815-5-25
一滴の水- 為平 澪自由詩8*15-5-25
- 草野大悟 ...自由詩615-5-25
朝のマリオネット- 梅昆布茶自由詩1415-5-25
こころころころころがって- イナエ自由詩15*15-5-25
ポスト/ドラマがはじまる前に- あおば自由詩9*15-5-25
演劇と論理- 吉岡ペペ ...携帯写真+ ...315-5-24
めくらねこ- はるな自由詩415-5-24
味噌汁- たもつ自由詩715-5-24
ポスト/ドラマがはじまる前に/即興ゴルコンダ(仮)投稿.40- こうだた ...自由詩3*15-5-24
だらけ- 吉岡ペペ ...自由詩215-5-24
いないわたし- はるな自由詩615-5-23
BANANA- 草野大悟 ...自由詩115-5-23
風灯- 砂木自由詩6*15-5-23
あいにいこう- 佐藤伊織自由詩515-5-23
みずにゆらぐ- ただのみ ...自由詩20*15-5-23
コミュニケーション2115_(四行連詩)- 乱太郎自由詩8*15-5-23
屑篭- はるな自由詩615-5-23

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