ねえ、見て
  直方体が焼けているわ



  彼女は楽しそうにそう言い
  赤々と輝くオフィス・ビルを
  親指と小指に挟み
  水槽に
  落とす



   ....
やっぱり、藁編みの入れ物で正解でした。

ええ、これならまだ空きにも余裕がありますし
それより何より、軽くて助かります。

同感です。
今日は陽気が良すぎるくらいでしょう。
だから、喉が ....
【謡】
組長が泣き出す孫を胸に抱き子分とともに唄う童謡

【汚】
汚ねえよ オトナはみんな汚ねえよ 怒る我が父 還暦過ぎの

【自然】
自然死に見せかけるよう旦那刺し保険金得る主婦の空想 ....
白い粉雪が下りてきて
語りかける君からの言づけ
星の数より多くて
願い星が一瞬瞬いたのさえ
逃してしまった

君はいつも大事な事を
僕には伝えない
笑ってごまかして
掌の温もりだ ....
{画像=111225214607.jpg}
淡雪に似ている
さよならのカタチ
静かに
ただ降るだけで
積もらない
積もらせてみたってしょうがない
そんな淡雪

忘れなよ

吹雪 ....
さあ、
詩を書こうと思ってひねり出す言葉と
太陽を浴びて
じわりと体温があがり
沸騰はしなけれど
静かに蒸発してくものを
理科室にあるような
ガラスで出来た清潔なフラスコに
再度集めて ....
赤色を重ねて空し十二月 噛み砕かれた夜を吐き出す もういいよ
うそをつくんだ
からだも
なかみも
わたしにうそをついて
でかけていく
あきらめきっても
しがみつくんだ
疲れた
クリスマス・イヴでおもいだすのは
てんちゃん

むかしの彼女
会ったことないけど
クリスマス・イヴに
死んだってゆうから
自殺で

去年
好きだったバンドのボーカルが
死ん ....
一歩近づくと
きみは眠ったまま
本の中

そんなに星ばかりみてたら
雪みたいに溶けちゃうよ、と
さみしい私がささやく

冬のカーテンにくるまって
目を閉じたきみ

プレゼント ....
ぼくが残したものは決断の残骸か

それともそれはしばらく輝くものなのか


決断出来ない大人たちが増えている

そう一行書いて自分もそうなのかと考えている

オリオン座

なにを ....
  あなたの腿に
  手を置く



  その
  柔らかさの奥に
  生きていることの
  鋭いさびしさがひしめいていて



  ぼくの心に
  さっと
  一 ....
{画像=111223231202.jpg}


第一章 夢に見る夢の覚め方 / 目覚める夢


目覚める夢を見たことありますか?

ふぅっと首を上げて気が付くと
目を開ければ車窓の外 ....
船はゆく

船はゆく

港にさよなら

船はゆく

こんな歌が歌い継がれていた

人はゆく

人はゆく

何にさよなら

人はゆく


青がきつい冬の空

メ ....
月が

ぼくのまわりを

淋しそうに回ってた


日はびっかびっか

空はつんつるてん

いつもより空は青

そこで意味は止まった

いつもより空は青

引力が減っていた

宙が近づいていた


月が ....
砂の履歴ピラミッド・ラビリントス・廃墟の壁文字

壁物語壁抜け男壁の裏

死者の伝言奇語怪声の移動ベッド

手術台百の鉗子の切開穴

首吊死体(ケラケラ)投身死体(オー)
一体どうしてしまったと言うのだ

ぼくはきっと正直に生きすぎ

疲れきったたましい入りの

肉のかたまりだったのだろう

客席はすでに埋まりはじめていた



観客は老夫婦から ....
冬至に至るのだなあ
ゆずだ かぼちゃだ 

忍耐を希望へ切り替える

あとは冬を乗り切るのみだ
小さな種を埋めておくこと
冬至の後は
明るさが増すのみだから

きのうまでとは大違い ....
こどもたちよ

きみたちが考えている大人だって

実はそうなんだ

失ったことに目をそむけて仕事などしているんだよ

悲しくてさびしくて恥ずかしいお話だけど


こどもたちは地震には関心がないようだっ ....
  九月の市民球場を
  木枯らしがさらってゆく
  土埃を巻き込んで
  ピッチャーのいないマウンドと
  帰る者のないホームベース
  永遠のような
  0対0
  僕は欠け ....
                   111222




江戸城外堀を3ヶ月で掘ったエネルギーの蓄積が現在の日本にも潜んでいるのだと解説者は力説するが、大東京と大逢坂が鉢合わせする摩擦熱 ....
朝から好きです

それ以外はぜんぶ嘘です

この星は海です

それ以外は地上ですか?


ぼくは馬鹿や

ぼくは馬鹿や

ぼく以外はみんな賢こや

恥ずかしくてたまらんわ

ぼくは馬鹿や

ぼくは馬鹿 ....
生物学的にあなたが
好きだ

指でしっかりとなぞって
あたしのスケッチブックに
デッサンしたい

異性として
あなたが好きだ

相性が合うのか
確かめてみたい

手を絡め
 ....
愛憎ちゃうから

愛だけやから

裏表ちゃうから

表だけやから

ほんまやからな


冬至の朝の日の出を待つ

なんでこんなに暗いのだ

幾時間かが経ちまして

冬 ....
特別切れなくてもいいんです
まあまあ切れればいいんです
私にとっての
刃物なんてそんなもんです
特別上等でなくてもいいんです
そこそこ切れればいいんです
それで
用は足りるのですから
 ....
月の見えない

そんな夜


いろんな気持ちがあり過ぎて

ひとのキズつく

夜がある

ひとりぼっちの

音のなか

いろんな気持ちがあり過ぎて


月の見えない ....
この不快感を忘れない

きみのことは忘れても

この不快感は忘れない


どうされたら傷つくのかを

教えられたことは忘れない

つめたい命とは関わらない

そう誓ったことは ....
三日月に 梯子をかけて
一緒に 昇っていきましょう

僕の秘蔵のワインボトル マントの裏に忍ばせて
風にあおられるトンガリ帽子を 飛ばされぬようおさえながら

夜遊び仲間の君の肩 しゃべる ....
こわがりさんに教えてあげよう
どんなに強く引っぱったって
うさぎの耳は取れたりしない
お星が空からこぼれぬように

ビニルのかばんにボートを入れて
雲母の国まで遊びに行こう
あんまり笑い ....
それぞれに様々な「ことば」が書かれた無数の箱の前で男は沈思する 名詞 熟語 接続詞 形容詞…吟味に吟味を重ねた末 男は箱を積み上げて建物を建て始める


                実存の子 ....
殿上 童さんのおすすめリスト(15700)
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イブ- 乱太郎自由詩12*11-12-24
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一枚の布のように- そらの珊 ...自由詩9*11-12-24
無題- はるな短歌211-12-24
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つなみ- 吉岡ペペ ...携帯写真+ ...611-12-23
野球場- 草野春心自由詩811-12-22
スマホ(お利口な多機能型携帯電話機?)が犬橇を曳いてゆくね- あおば自由詩6*11-12-22
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生物学的に- 森の猫自由詩12*11-12-22
愛憎ちゃうから- 吉岡ペペ ...自由詩311-12-22
刃物- そらの珊 ...自由詩9*11-12-22
月のなぐさめ- 吉岡ペペ ...自由詩511-12-22
忘れない- 吉岡ペペ ...自由詩611-12-22
三日月に梯子をかけて- まーつん自由詩12*11-12-22
キャヴェンディッシュの子守唄- salco自由詩14*11-12-21
空転突飛腹八分目- ただのみ ...自由詩12*11-12-21

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