夏休みを、なんとか、
2日取って、
土日とくっつけて、
4連休の、二泊三日で、
軽井沢へ行った。
彼女と行った。
新幹線で行ったの。
たった1時間でつくのさ。


なんだかわか ....
空から降りた
この雨の

いつ、を
えがこうと
わたしの自由

だから
わたしも
あまり多くを
気にかけないで

雨に
ふられる

ふれ、られる



  ....
  (嘘つき)



  と
  だれかに言われ
  ぼくは
  眼を醒ました
  八月の
  朝、はやく
  遠くから
  なにか
  まぶしいものの流れが
  こ ....
大切なものをわすれてしまった
気がするけど
何をわすれたのか思い出せなくて
それはすでに
わすれたことをわすれたのと同じように
もう意味なんかなくて
でも
あんまり利口じゃないから
ど ....
さみしがり
光のような
蝉時雨
強がっているわけでもないけれど
そして君が厭なわけでもないけれど
君が帰ってこない今晩が妙にすがすがしくて
{引用=裸足に合う着衣というのは、実質的に無い。
問題は、裸足が映える脚であるかなのだ。
例えば綿のワンピースなどは、着ている女が16歳のヴァネッサ・
パラディーとその脚ならば、という条件限定が ....
あっ
   風の軋む音がします




母となれなかった女の子供が母となる

子を宿せば母になれる
そんな容易いものではなくて

幼子の抱く古びた操り人形のように
いつのまに ....
膝の上の猫
まるで愛おしい生き物でも見るような目で
わたしを見てにゃーと鳴くの

通り雨降る、夏の午後

その視線を
すり寄ってくる体温を
振り払いたくてそっぽを向いた

うっとう ....
夕日が
あたたかい、だなんて
思わない

ぼくがすきなのは
夕日のいろで、

物悲しそうに
かつ、凛々しそうに
ぼくのすがおは
許されている

そんな確信が、
ある

 ....
丘の上に立つと
夜空にはたくさんの発光体が
空に向って地上から降り注いでいるのが見える。

一様に
ボーっと輝いているが
明るさにはほど遠く
夜空に闇に吸い込まれて行く



 ....
台所に珍しいカボチャの種がある
ひょっとして奇形が生まれるかも知れないと
そっとかばんに隠して、畑に撒いてやる
その畑はあまりにも荒れていた。
このままでは芽が出ない
「芽が ....
  はてしない夢をこえて
  この胸にまだ残っている



  昨夜の
  君のささやきが
  今朝、僕の
  ちいさな力に変わる



  心も
  川の流れも
 ....
夕陽のみえる小さな丘には草が生い茂り
一日の終わりは黙ったままで座ってた
さっちゃんはスカートを抱えて後ろ向き
太郎は三つ葉をひとつ、ふたつとちぎりながら
ぼくは寝そべったまま消えか ....
無為な時間の使い方を
私は知っている

あなたに
メールを打つ

秒針を見る
秒針は回る
自分の意志で

私は見守る
返事は来ない

期待もしないし
落胆もしない

メ ....
 .... いいことをしたいと思った
いい人でありたいと思った
前のめりに歩いていた

雨がふった
冷たい雨だった

周りが綺麗にみえた
空気が変わったように思った

ただ
雨がふるのを見上 ....
 


硬質ガラスのような 壊れない心
ひびも入らない 透明な分厚いガラス
そんな心が欲しいですか?

粉々になりそうな気持ちをなんとか抱きしめているあなた
大丈夫 
たくさんの心の ....
すっかり消えて
しまった
あとに、

思い知らされる
こころ細さがある


あれは
たいせつな
灯りであった、と

ちいさく震える
夜がある



 通りには ....
コンビニで二つあるレジの一つで順番を待っていた
丁度私が並んでいた方じゃない方が空いた時
オヤジが割り込んできた
「先並んでたんで」
そう言って私はレジに商品を置いた

そしたら
「ちっ ....
賢い人は相手にわかりやすく話すという。小難しい言葉を振りかざすことなく、意見を述べるという。これについて、正論だとわたしは思う。話しはいくらか飛躍的になるが、人はわざわざムードを作らずとも .... {引用=  ある日
  ひとつの
  比喩が語られ
  取り戻せない距離を
  旅立ち
  細長く
  何処までも
  鏡として連なり
  映し
  流れ
  響き
   ....
証拠を残したくなくて
歩いていた足跡を消していく

物語のように生きれたら素敵だよね
あの哀しいストーリーのように
いたんだら
なおせばよいと
よくもまぁ
おしえてくれて
じつにサ ....
今日も
まぶたの底に沈んでいる
気配を感じてまた
泳ぎながら指を固める


永遠はいちばんわかりにくい翻訳だから
爪先から這い上がってこないように塗るくちなし色の
どこにい ....
腕の足りない分に
被せたシャツのボタンホール
くるぶしをすりむいてわらうあなたの
小指をほどけば
青梅のかたさを思い出すような八月


どこまでも
だらんとのびていく足の白 ....
地下鉄のアナウンスを
白い波のようにやりすごして立つラインのうえ
共通語の素質なんて、
たぶん欠片もない言語でわたしたち
今もまじろうとしている


(かじりもせずに
舌先を触 ....
  ならなかった
  なれなかった
  こんなふうには



  きみは
  なかなかった
  なけなかった
  こんなふうには



  ぼくが
  もっと
  ....
青い空には

無数の

名前を与えられなかった存在が

ひしめいています

私の僻みや

貴方の哀愁

なんとも都合の悪い

ものばかりです

便箋を一通

送らせ ....
願い

想い

叶わないもの

もっていると辛いもの

全部

量子のキューブに込めて

未来へと飛ばす
殿上 童さんのおすすめリスト(15765)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
軽井沢へ行ったの- はだいろ自由詩611-8-23
遠近法- 千波 一 ...自由詩2*11-8-23
まぶしいものの流れが- 草野春心自由詩5*11-8-23
わすれもの- 佐々木青自由詩2*11-8-23
s_m_s_g_r- れもん俳句111-8-23
blue_solitude- れもん自由詩3*11-8-23
フェティッシュ- salco自由詩7*11-8-22
祝祭のひと- 恋月 ぴ ...自由詩2311-8-22
愛猫- 三奈自由詩2511-8-22
わかりやすいうた- 千波 一 ...自由詩4*11-8-22
通夜ー改訂版- ……とあ ...自由詩1411-8-22
マルクスのかばん- アラガイ ...自由詩7*11-8-22
ささやき- 草野春心自由詩4*11-8-22
とれもろ- アラガイ ...自由詩5*11-8-22
8月のむい- umineko自由詩5*11-8-21
夏休みの宿題- TAT自由詩211-8-21
いいひと- 朧月自由詩111-8-21
ひび割れない心- いねむり ...自由詩111-8-21
ともしび- 千波 一 ...自由詩5*11-8-21
割り込んできたオヤジ- れもん自由詩6*11-8-21
You'll_see._(今にわかる。)- ayano自由詩311-8-21
水へのコラージュ- 草野春心自由詩6*11-8-21
あの哀しいストーリーのように- 佐藤伊織自由詩311-8-21
Washington- TAT短歌111-8-21
ふるわすように、雨- あぐり自由詩411-8-20
夏の日- あぐり自由詩411-8-20
しろい流転- あぐり自由詩311-8-20
こんなふうには- 草野春心自由詩3*11-8-20
薫風- 雪路自由詩6*11-8-20
因果律- 雪路自由詩5+*11-8-20

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