リルケの詩集を 雪の積もった日に
重いコートの襟を立てて 携えてきた
大事な宝物のように 頬を赤くして
そんな時代に きみの後姿が重なる


茶色くなった 欅の落ち葉に書いた
秋の香 ....
奥行のない思い出が
照らされてみじめにめだっている
逃げても逃がしてもはりつく影のために
やさしくなろうとした
それは
咲く花を手折るようなやさしさで
正しいかどうか問うあいだに
花 ....
カップのふちが くちびるのかたちに濡れている

わたしたち
いま
出会ったってかまわないのにね
わたしのふちも
ちょうどのかたちに濡れている
壁に小さな穴が空いていた

落ちていた髪の毛がちょうど入るくらいの穴だったので入れてみた
すると穴は少し大きくなった
折れたシャーペンの芯を押し込んで
しばらくするとまた少し大きくなっていた ....
A点からB点へ
車両を移動する

B点にて
柔らかさを失いかけ
固さを含みかけた風が
胸元を刺す
傷口は身震いする

B点からB'点へ
車両を移動する

B'点にて
葉緑素を ....
私の奥底で低く唸り続けるもの
情熱なんていう綺麗事ではない

誰かが約束を破ってあの実に口をつけた
その罪をいまこの身体が償っている
あのまま裸でいられたら幸せだったものを

黒く疼く情 ....
精一杯
精一杯の、やさしさ
精一杯の、愛情
精一杯の、        (嫉妬)
特別に
なにかをしてもらったことなど
ない

だから
束縛など されない
だから
私の意思は自由

じゆう

悲しいくらい ジユウ
運気の流れが悪くなると
神社巡りすると決めている

家の周りには
たくさんの神社がある
見慣れた景色で心が落ち着く

神聖なエネルギーが
神社境内に絶え間なく流れて
完全に守られてい ....
ダイダラのうえにダイダラをのせて
最初の神は作った。作った。

走りきったはじめてのわたしの機械達
油の流れる身体のすみずみまで
その線形に織りなす世界とそこにひろが った 岩 コケ 非
 ....
春になったら
暖かい匂いがしますね
陽だまりの野原に
君と寝転んだこと
思い出すんです

ふふふ
って口隠して笑ってた

夏になったら
夜風が気持ち良くなりますね
いつかの花 ....
好きな人
そばにいてほしい
愛する者

たまに 
なのが
たまにきず
ミツビシに勤めているのに みつひしと云う父が
三つ菱形があるから、三菱
そんなことを教えてくれたのは、やっぱり
みつひしだったからなんだな

カッターナイフを ぽきん
「これが ひしがた  ....
あなたはわたしの癖を
いくつ知っているかしら?
わたしは毎日
あなたの事を全て知ろうと
傍にいるのよ

あなたは嘘をつく時早口になって
照れた時には同じ言葉を繰り返すのよ

 ....
あなたが言葉を放つたび

わたしは言葉を飲み込み

かなしい嘘をつきました

それで優しく終わりです
最初から諦めていたのは
わたしを守る為だった
いつの間にかずるい
恋をしていた

駆け引きもなくあなたが笑う
わたしはその笑顔を
真っ直ぐに見つめる事ができない

そ ....
雲は、風の吹くままに
落葉は、川の流れるままに
我もまた
自らに内蔵された方位磁針の、指すままに

旅の鞄を背負い
腰かけ石から立ち上がる
我が影は
更なる一歩を日向へと、踏み出さん
 ....
見渡すかぎりは夜だった

関東平野は夜だった

マンション明かり遠くの底

自由で豊かでちんけな広大

関東平野は夜だった

見渡すかぎりは夜だった


みんななにかになりた ....
とある蒟蒻ドリンクのゆうことにゃ“かためがお好きな方は三回振ってください”だそうだからふり×3
印が無いのが目印だなんて可笑しな良い品と独りごちてはふり×3
おっとこれじゃゆるすぎる誰かさんのドラ ....
薔薇よ
かくも烈しい
おまえの怒りに
一瞬にして触れてしまった
不意をつかれてたじろぐ私の指先の
見えない程小さな
けれど思いのほか深い傷から
みるみる膨れ上がって
指を伝って流れた色 ....
情けない

初めて甘えたのに
スルーされて

雲さえなければ
美しい月夜なのに!
って思うこの身が
淡い光の中のライト・ブルー
誰もいない湖はピーコック・ブルー
風にそよぐ花サルビア・ブルー
静かに揺れたミント・ブルー

あの広い空はスカイ・ブルー
雲の流れるままにセルリアン・ブルー
 ....
ほんとうの話を 書こうか書くまいか
かくまうのはやめて お書きなさいな
夜空に 月ひとつ
鱗雲に埋もれつつ 虹彩を放つ

大地を踏みしめて
月と私は空を挟んで共にある
驟雨の ....
青春のシュンが、しゅんしゅん音をたてて回り
琉球あさがおの青さのように またたまくに開き
葛藤に締め付けられては 青くほどける蕾の思いは、 この
はちきれんばかりに鼓動している濡れた髪の ....
浮き輪に入れなくなった 文化
開いたカラダ
どんどん開かれていくカラダ
文化の日
寒さを上回るエクストリーム
ジブリ
名称の由来はギブリ
ギブリとはシリアから地中海にまで吹く熱風のことだが
その風は
滅びの ....
サイドミラーに小さな蜘蛛
縁を歩けば一人
面を歩けば二人
奇妙なポーズ    
   虚空と戯れる長い脚
見えないイトで織りなす罠

偶然と必然の色分けは自分
幸福と不幸を計る分度器も ....
すべての望みをかなえることができないように
すべてのいのちをいきることができないように
ぼくたちはあるフレームできりとられた風景を生きる

ことばでそれらをデッサンする
どうやったら頭のなか ....
昨夜も死と戦っていた

胃カメラを飲むように

ぼくは死と戦っていた

ずん胴な土管をイメージして

胃カメラをやり過ごすように

染み渡れ、縋りつけ、寄るべなき生に


薄 ....
美味しそうなものに向かうと
全身全霊、前のめりでピンと張る

いつも一緒かと思いきや
左右別々に、動いてもみせる

音を拾います
そこから
ここまでの
世界を知るための複雑な情報であ ....
殿上 童さんのおすすめリスト(15765)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
夕萓に- 藤原絵理 ...自由詩8*14-11-8
とう- はるな自由詩214-11-8
嫉妬- はるな自由詩114-11-8
- 木屋 亞 ...自由詩3*14-11-8
車両の移動- 小川麻由 ...自由詩3*14-11-8
ピリオド- きりはら ...自由詩214-11-8
精一杯- 中原純乃自由詩2*14-11-8
ジユウ- 中原純乃自由詩5*14-11-8
神社巡り- 夏川ゆう自由詩314-11-8
ダイダラ- 佐藤伊織自由詩3*14-11-8
四季折々- 瑞海自由詩2*14-11-7
居てほしい- 中原純乃自由詩2*14-11-7
さよなら鉛筆、トンボ印のちびた秋- るるりら自由詩14*14-11-7
情けないほど好きなんです。- 永乃ゆち自由詩214-11-7
優しく終わりです- 永乃ゆち自由詩314-11-7
途方もない恋- 永乃ゆち自由詩3*14-11-7
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武蔵野の夜- 吉岡ペペ ...自由詩314-11-6
ごめんね青春の等しくふりかかる月日はふりかえらないでふりきれ ...- こうだた ...自由詩4*14-11-6
薔薇よ- Lucy自由詩20*14-11-6
ただただ- 中原純乃自由詩4*14-11-6
ブルー- 未有花自由詩11*14-11-6
恍惚の魚眼- るるりら自由詩8*14-11-6
ごめんね青春の等しくふりかかる月日はふりかえらないでふりきれ- るるりら自由詩514-11-6
浮き輪に入れなくなった- 北大路京 ...自由詩414-11-5
カルチャー・デイ、サブカルチャー・ドリーム- ゴースト ...自由詩4*14-11-5
TRICKSTER- ただのみ ...自由詩17*14-11-5
素描- 梅昆布茶自由詩1914-11-5
染み渡れ- 吉岡ペペ ...自由詩1114-11-5
饒舌な耳- そらの珊 ...自由詩1614-11-5

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