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憧れてはいけないと思うし
聞く尊さゆえに忍んでる
私は私でいても良いのだなどと
思い切ることが難しくてもそれでも

夜空にオリオン座がかならずみえてそれが
不思議ではなかったそんな頃
畏 ....
そのインコはレモン色で
くれたのは男の子
見知らぬ 男の子
なぜなら前日が クラス替え

中学時代はそういうふうな
忘れたいことばかりがよぎる日々
レモン色は苦しい
レモン色が苦しい
 ....
小川がさらさらと流れていく
時の移ろいを
知ってか 知らずにか
気ままにさらさらと

聴こえるのは それは遠い日
遠い日に見た沈む夕日が
ぽっちゃっと音を立てて ほら
最後の光のしっぽ ....
差し伸べてもらえた手を
泥んこのままで掴んだ
なりふり構わずに
その場で泣き崩れた

好きなだけ泣かせてくれて
好きなだけ食べて良いと
まずは好物の鮭料理を
この姿のままで?

会 ....
天気もいいし
今日はゴジラ記念日
自転車に乗ったゴジラに
史上初めてなってやる

だけど舞台がいけない
さびれた下町
ギャラリーが侘びしい
バカをバカだと観る目が足りない

あー日 ....
どこからでもいい帰ってきて
約束の青い灯りがそろそろの頃
どこからでもいい帰ってきて
山が消えてくれてそろそろ終点

どんなにかほっとして
どんなにか短い旅だって
どんなにか場違いを感じ ....
お彼岸って何
お盆って何
聞く度に大人たちは
腰を屈めて私の目の位地に答えを

だけど一度だって
理解したことなかった
お彼岸って何
お盆って何

そのうち忘れて(やめて)
それ ....
さよなら
と云いたい夜には
詩だけに
居てほしい

さよなら
と告げたい時には
詩には
居てほしくない

君には
告げたくはない
君にも 告げたくはない

さよなら
と云 ....
隣りの家の小母さんは
ちいさくて可愛くて
とても珍しい
南の国の生まれだという小鳥を
とても大切にしていた
小母さんの宝物
知っていたけどあたしは
鳥なら空を飛びたいだろう
そう思って ....
わたしがまだ
あなたの子孫の
最初の日にはもちろん
衣服を身に着けると知らず
もちろん衣服を選ぶことも知らず
もちろん日本語は持っているわけもなく

いつかのご先祖様のあなたは
愛を語 ....
{引用=私は一篇の詩になりたい
それはたとえば路傍の風景

私は何も語りたくない
私としてのさびしさなど

私は私でありたくない
私にとって 私でありたい

私にどうして{ルビ彼=か ....
私の心のさざなみは
骨となったのちにも止むことはない
(たとえば)
十六年前の路傍のつゆ草がいま
そう 決めたようです
とても卑屈に落ちた時
みあげることなど役に立たない
そのことをほんとうに知っているあなたは
宇宙のどこかに居るのだろうか

そう思ってわたしは空をみあげる
荒れるはずだったのがうそのような ....
あの日 わたしは地球の上を電車で走っていたが
その翌日 わたしの脚を守りながら
わたしと(この小さな町の)道を走っていた一足は
歌を忘れたカナリヤとの冤罪とともに光りを奪われていま/

とこ ....
街のはずれの廃校の廊下に気配の何すらもなく
ただ一枚の絵が残されていた
おさなさのめいっぱいの「四年三組」そして名前そして
描かれている 理由のないふうを装った
それは遺言だった から、
割 ....
風よ、聴け。息吹きの営みと市井の歌を 私は一篇の詩になりたい
それはたとえば路傍の風景

私は何も語りたくない
私としてのさびしさなど

私は私でありたくない
私にとって 私でありたい

私にどうして姿があるのか
多分 ....
木香薔薇がゆるされるほどの塀にアーチ、
くぐってドアを叩くが 大きな洋館
やっとわれに返って呼び鈴だと気づいた
鳴らすが、待っても静かなままだった

身なりは精一杯に整えている
精一杯だっ ....
駅にゆく道すがら
こどもがしゃがんで俯いている
俯いた背中が震えている
泣いているのだとわかった

道行く人を視ていると
みな邪魔そうに避けていく
なかには蹴とばす真似をして
薄ら笑っ ....
まだまだ若いのに
叔母さんがいよいよ危ないって
季節先取りの真っ赤な元気出そうな
チューリップの束を頼んで受け取って
花屋さんを飛び出して
息に間に合ったけど
意識に間に合わなかった
チ ....
光りのあしたが私たちの歌を聴いているとしたら
あしたも必ず光りのあしただ
、冬の梢がうなずく

ミモザからの約束のようにみずうみの漣もほほ笑んでいる、
という日になぜか
胸のどこかしらは強 ....
十二月はもういらない
この部屋にはいらないから
そのようにあきらめていただく
権利はこれから定めさせていただく

私は堂堂とカレンダーから十二月に辞めていただき
しあわせなバラ色の
部屋 ....
とても会いたい! 妹があした死んだ
もうもどらないあした死んだ
きょうは回向院で眠っている妹は
もうもどらないあした死んだ

きのうは大丈夫だった
おとといも大丈夫
なぜあしたを選んだのか

妹は
 ....
私は一篇の詩になりたい
それはたとえば路傍の風景

私は何も語りたくない
ひととしてのさびしさなど

私は私でありたくない
私にとって 私でありたい

私がどうしてひとであるのか
 ....
私は一篇の詩になりたい
それはたとえば路傍の風景

私は何も語りたくない
ひととしてのさびしさなど

私は私でありたくない
私にとって 私でありたい

私にどうして姿があるのか
多 ....
ハッピークリスマスイブとまだ
誰にも云っていないイブ
陽光が不安定な
そとを想う

と、光りがこの部屋に訪れた
わたしはしあわせの意味を視る
光りの色は光り色
あなたの骨の、色のその次 ....
この世に生まれて以来わたしは、母の愛を知らない
産んだ女性はもしかして、母なのかもしれないけれど

いまわたしは泣いている
生まれて初めてのことのように
いまわたしは探している
それはたと ....
つい見てしまう文字が
、受け取り方次第とはいえ

部屋が物が喋り過ぎる
とても耳障りに

だから
わたしは
わたしの世界が
わたしにやさしくしてくれる

ベージュ色の音楽だけでで ....
あなたの真冬の冷え切った裸の手を
わたしはしっかりと抱きとめてあげたい
みれば指が崩れている
肉はぐちゃぐちゃ 骨が視えているよ
、わたし信頼できる薬局を知っているから
良いお薬を買って手当 ....
殿上 童さんのもっぷさんおすすめリスト(300)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
モノドラマ- もっぷ自由詩316-4-9
心と言葉- もっぷ自由詩516-3-29
小川の夜- もっぷ自由詩616-3-27
冬の財布- もっぷ自由詩316-3-24
ゴジラ記念日- もっぷ自由詩7+*16-3-15
首都高とあるいは上野- もっぷ自由詩416-3-14
なかった- もっぷ自由詩216-3-13
さよならと云いたい夜- もっぷ自由詩416-2-28
小母さんの小鳥- もっぷ自由詩7*16-2-27
好色と呼ばぬ山河に捧ぐ- もっぷ自由詩3*16-2-25
梢が春となる頃に- もっぷ自由詩616-2-6
二十歳- もっぷ自由詩316-1-28
冬の凪に隠れて- もっぷ自由詩216-1-24
爾来- もっぷ自由詩416-1-15
たとえば金平糖のような- もっぷ自由詩416-1-14
風よ、聴け- もっぷ自由詩316-1-13
梢が春となる頃に_(「すみれ」習作として)- もっぷ自由詩1016-1-11
木香薔薇の洋館- もっぷ自由詩416-1-9
ふゆのこども- もっぷ自由詩11*16-1-8
チューリップ- もっぷ自由詩416-1-5
ミモザと飛礫- もっぷ自由詩916-1-3
あきらめていただく- もっぷ自由詩315-12-26
心ひとつ、星ふたつ- もっぷ自由詩215-12-26
ひらがなのカレーのこ- もっぷ自由詩315-12-26
すみれ(習作)- もっぷ自由詩3*15-12-25
すみれ(即興)- もっぷ自由詩3*15-12-25
ハッピークリスマスイブ_2015- もっぷ自由詩4*15-12-24
それは青い薔薇(即興)- もっぷ自由詩315-12-22
攻撃- もっぷ自由詩415-12-20
夜が明けたら- もっぷ自由詩315-12-18

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