静かの海
ここはどこまでも静寂な 砂がさらさらと、
乾いた想いを落としていく
初めて出会った日を思い出しては
ナトリウムの大気に
耳をすませる

小さな部屋で聞いた
パステルの紙を走る ....
スーツが似合うようになりましたね
わたしは褒めているのではないよ
代わりに隠してしまったあなたの素顔が
しかたないさとため息つくから

あの誰にも壊せなかったあなたの庭を
閉ざした扉は ....
 .... りゅうおうがせかいのはんぶんを






お前にやろうとか何とか












そう言ってるが









 ....
陽射しが強く照り付けるたび
懐かしく思い出される夏の日
肌触りのいい
風がよく通るシャツ
あの頃は
いくら汗をかいてもよかった

日が暮れるまでに帰るルール1
七時になっても日は暮れな ....
 
横断幕を掲げて狐の団体が行進する
サクラマの山を下って
ミソグスの河を越えて
ブヒタナの街で尻尾を振って立ち上がる

嘖嘖 即即 黙黙

僕はヨシコと昼食の約束があるので
空に向 ....
髪をほどいてこちらへおいで

いいえわたしはこのままで

ここからあなたを見ています

そこからわたしは見えますか

体温がなければだめですか


この冷たい肌を知らずに
 ....
行き過ぎて ふと振り返る 向日葵の黒
路面電車の響きにそして 忘れるということは
始まり 終われなかった 風のまにまに
匂う いつも通り過ぎてから気づく
ほかに ほしいものなんて な、い
並 ....
古本をさがしに
町に出たのですが

足をひねって
歩くのがつらく

花屋の前に
すわりこんでしまい

どこからか来た
蜂の羽音に

彼の目的が
花だと思いながら

か ....
ずっと知っている
甘酸っぱい腐葉土に降り立てば
ほら、夏に焼け焦げた体の
もうすぐそこへ含まれてゆく予感


夏はひとつの心臓として脈打っていた
どくどく、樹液の行き渡ってゆく空気へ ....
ひとめぼれをして買ったお護り代わりのパレッタが
一年程見当たらなかった
こどものゴムや100円ショップのクリップで間に合わせていたけれど
落ち着かないので 誕生日の自分へのお祝いに
昨日 新し ....
『ビュービューの実』の











俺は風人間















打撃も斬撃も




 ....
夏休み
坂の途中の煉瓦塀
遊び疲れて帰る途

突然、夕立の中
古いモノクロフィルムの
縦縞ノイズのような雨が降る

崩れかかった煉瓦塀の
裂け目から洋風の庭に
飛び込む
そこは荒 ....
頂点を仄青く明滅させる三角形が
部屋の片隅に居る

銀のお手玉をしながら
華奢なアルルカンが宙を歩いて過ぎる

星のいくつかが
音符に変わり また戻る

硝子瓶がひとりでに傾き
グ ....
バケツをひっくり返したようなって言われても
ピンとくるわけじない

ひところ軒先で騒がしかったツバメの巣はいつの間にやら静かになっていて
育ち盛りと餌を催促してた雛たちは
ハーメルンの笛の音 ....
わたしの恋は

あっけなく終わった

あまりにも

あっけなくて

泣くことさえ

忘れていた


酷い言葉でもくれたら

思い出せたのに
真夏の温度の中にいて
少しのけだるさを感じるのかと
おもってこわがってた今朝

無音の朝の気配には
なんの操作もなくて
自然の風にさらされる

ときが通り過ぎる
過去も今も未来も
 ....
濡れた藪の陰には
ヤスコちゃんがもう膝を抱えている
色の変わった大きな樽の中は
トシユキの指定席だ
横木の折れた狭い入り口に
クモの巣は長くぶら下がって
すでにだれかが小さな手足の跡を
 ....
雲が白く山肌を覆う
そんな雨が途切れた夕方に
幻を見たような気がした
むせかえる夕立の後で
耳元で囁いた
その柔らかい息づかいが
脳裏に焼き付いて
繰り返すフラッシュバック
目眩の底に ....
さらさらと吹く風に
合歓の花が揺れている
北半球の夏は今

南半球の夏は今は
こちらから見て太陽の向こう
地球の軌道の
ちょうど反対側

赤道の向こうの
コットンツリーやブーゲンビ ....
黒の陰から
太陽の中へ出てゆこうとするなら
透明なゲートをくぐらねばならないよ
どんな不正直者でもくぐることはできるけど
ああ
真っ白な雲の中に
一筋の黒をみつけて安心する

海のない ....
死にたいがナイフが無い















救いたいが愛が無い














 ....
虹の涙が透明だから 僕と君の泉は清く正しく



青春の 透明な恋 眩しくて もう出来ないと ジブリで悟る
     若)まろがふたり でそろった!
     いまからね、バチバチッと
     かっこいいとこ見せあうからね
     その間に 逃げるんだよ

     面白そうだからって見ていて ....
         



経糸の波が島に打ち寄せ
砕けた珊瑚の欠片が筬の羽の隙間を通る  
浜は白く織り上げられ
降っては降りてくる日射に
転がる岩岩は奪われた影を慕っていたが
素足 ....
             



淡い夢をみる夜がある
夏休み庭に植えたブーゲンビリアに
いつの間にか背丈を追い越され
生い茂る葉がどれだけ季節を重ねても
記憶は夏しか残らなかった
 ....
透明な煉瓦の壁をよじ登る 淋しい顔のアネモネの咲く


5センチの距離がただただ遠かった 手を掴もうと力をこめる


ペディキュアは必ず赤と決めていた 戦う心がめげないように


 ....
男も女もセックスが好きで



違うのは





男はセックスを愛するが



女はセックスに付随するオプションを愛する


 ....
曇った硝子窓。
向こう。
記憶。

ブランケットで身を包みながら、探し物。星屑、蜂蜜。水煮の缶詰。
そして、おやすみなさい。の、声。ため息、一つ。
あたたかい事から思いだしてし ....
ふぁ〜あ
Wake Up This Morning
朝だ 朝のブルース聴いとくれ


歪んだ空間に像を結んだ視線の先に
必ず潜んでいるネズミにご挨拶
ネズミの寝起きは良くない。
  ....
殿上 童さんのおすすめリスト(15765)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
静かの海- 月乃助自由詩18*10-7-24
あなたの庭- まひ自由詩3*10-7-24
【R−18】SからMへの命令- TAT短歌2*10-7-24
りゅうおうがあらわれた!- TAT自由詩2*10-7-24
よこしまなにじ- 木屋 亞 ...自由詩5*10-7-24
行進- 乱太郎自由詩8*10-7-23
わがまま- まひ自由詩3*10-7-22
【連詩】_星降ると、繭- 古月自由詩2*10-7-21
反応- まひ自由詩5*10-7-21
かぶとむし- A道化自由詩510-7-21
imac(イマック)- 鵜飼千代 ...自由詩6*10-7-21
自然系(ロギア)の悪魔の実- TAT自由詩2*10-7-20
お化け屋敷- ……とあ ...自由詩8+*10-7-20
現象:或る七月の夜- 塔野夏子自由詩7*10-7-19
野良猫のうた- 恋月 ぴ ...自由詩18+*10-7-19
あっけなく- 空美自由詩2*10-7-19
永遠の一瞬- 朧月自由詩410-7-19
かくれんぼ- オイタル自由詩6*10-7-18
梅雨明け- ミツバチ自由詩7*10-7-17
合歓の花_揺れやむとき- 海里自由詩210-7-17
私なりの夏- 朧月自由詩410-7-17
週間少年ジャンプみたいにゃ行かねぇだろ?って話- TAT自由詩2*10-7-17
透明- ミツバチ短歌7*10-7-16
まろまろ- 鵜飼千代 ...自由詩10*10-7-16
布晒- 楽恵自由詩17*10-7-16
常夏常世_- 楽恵自由詩8*10-7-16
ボーダーラインを消していく- なき短歌2*10-7-16
セックスについての悪魔の私見- TAT自由詩2*10-7-15
ねこといっしょ〜デゴルジェ〜- おっぱで ...自由詩510-7-15
朝のブルース- ……とあ ...自由詩6+*10-7-15

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