自分が正論と 信じる気持ちは、
周囲の 全否定を 受ければ 
脆くも 崩れ去る 

自分は弱くないと 信じて居たのに 
猜疑心の塊に なってしまうコトって
良く有ると 思うんです。

 ....
女子だけが視聴覚室冬の雨

奇術の日スリーサイズを当てましょう

お弁当冷やしますかと雪女(コンビニ店員)

結界の外に出られず冬籠もり

クリスマス前から除夜の鐘をつく

 ....
十年も使い込んだ御飯茶碗を
呆気なく割られてしまった翌日
雑貨屋の食器売場の谷底を
額に不機嫌なしわを寄せながら
這いずり回っていた

掌と肘と腕に違和感を伝えない
丸みと厚みと高さ ....
 なにもつたえあわなくても

 こころをよせあっている

 なにもいわなくても

 いきているおと かんじている

 あなたの こころ ぬくもり

 さみしさ

  ....
求めると
ほどける

うつりこむ光をすくおうとした
てのひらに触れるのは
光でなく
影でなく
しずかな林檎
からからにかわいた猫とはす向かいぬるくて不味いビールを開ける

背伸びして届かない空、 十二月、とり残された犬はびしょびしょ
ここから.ここまでがセスジ部分です。

それよりも
結局は、焼いてしまえば同化する
それが形成肉の良いところでしょう。

─〇─〇─〇─〇─〇─

私、隙間だらけの本棚じゃ
どうも落 ....
丘の上 灰色のあかるさの中に
観覧車は立っている
色を失くしたその骨格を
冷たい空気にくっきりと透かして
ただしずかに廻っている

ゴンドラのひとつひとつに
乗っているのは
かつてそこ ....
韃靼蕎麦、とても読めませんが
だったんソバ、と読むようです

ニ八蕎麦が大好物の主人が
スーパーで選んだもの
先日 いただきました

にはちソバ
にっぱちソバ

人によって 色々と ....
はナホトカ生まれの十八歳
でどっか相当ずれている
小さい頃からずれている
多くの人とずれている
殆どみんなとずれている
仲間はずれで入れずにいる
ウラジミール・ズレリンコフ
は小学校で持 ....
{画像=111208224010.jpg}


今更ながらに想うのだが


もう一度自分を
バラバラに分解して
細かいパーツの
ひとつひとつに分け
そのひとつひとつを
見分け分類 ....
(かたずいてしまったら・・・)

─あんなに容量不足だったのに
 かたずき(け)はじめたら
 あっという間に
 空き容量でしたよ。

(初期化狂いの集い)

─人によっては
 名残 ....
結婚式はしないかわり、
田舎の親が、
どうしてもと言うから、
結納式というものを、
やることになった。

しかし、
結納とはナンジャラホイ、
わからないので、
由緒正しきホテルに ....
湖のほとり

水面に揺らぐ波間に鴨泳ぎ神おわします琵琶の湖かも

山かすむ対岸の雲眺めつつ今日も二人でささやかな席

テーブルにコーヒー二つ今日もまた喫茶に興ず夫婦のきずな

青草が緑 ....
下をうつむいて歩けば
六〇度の世界が失われ
三分の一の人間しか享受できずにいる
足は全身を使って地面をたたき
腕は肩につかまって行ったり来たり
お腹が減る
目線を縛らせるのは雑草か
明日 ....
今日も 明日も 嘆く
筆が 無い
絵心を 持ち合わせてない
カンバスを 支える枝が
折れてしまったと
空を 仰ぐ

何故か 踊って居た 昨日も
しゃがんだまま 瞳を閉じて
空に 祈っ ....
朗らかだろう
安らかだろう
健やかだろう
なあ、

陽気で
呑気で
幼気で

穏和で
親身で
温厚だろう

それでいて、コイツ
まだ生きてやがるんだぜ

期待という期待 ....
薄暮してコーヒー・カップに話し合うそばかす増ゆ妻冬支度

ぬばたまのくろかみのつま伝道で陽に照らされて雀斑のふゆ

午後5時の自動車屋の店先で待つ間の妻のドフトエフスキー
こころさえ、雲を光を追い越してひるがえる風みずいろをよぶ


雨はやく言葉を奪い流れゆくたどる指先このうすみどり


風だけがよんでいる道二人ぼっち朽葉いろした秘密かぞえる


頬杖 ....
ひかる夜のはじまり月の余韻に
雪のかけ橋多摩のよこやま



ゆきかうひとたちが家路につく
荷物と引きかえに流れ去る喧騒
遠く暮れるまちなみ
新参者のたばこのにおい

膝にまどろめ ....
  朝の町は
  赤く輝いている
  透明な蝶が群を成して
  燐粉を煌めかせ舞い飛ぶ
  駅へと続くなだらかな坂道
  冬空に灰色の息を吐き
  自販機でコーヒーを買う人

 ....
君は歌う
恋をしたと歌う
恋は罠そして穴

青春の瓦斯が立ち込める部屋で
起こる小さな火花
乱雑な部屋に引火して
ちいさな私は燃え上がる
なにもかもが恋に焦がれていく

恋の炎がい ....
今日もあの子がからかわれていて
わたしはそれを見つめていました

わたしは傍観者でした。
わたしは今日も傍観者でした。


今日も河原にごみがすてられていて
わたしはそれを見て家に ....
暑いなぁと 思った
ユニフォームの下には
長袖シャツ

腕用の 日除け手袋は
繊維が 絡み付いて
痒く なるから

ユニフォームは
市職員と同じ
ジオサイト限定なので

何だか ....
誰かが言ってた

ハッピーエンドな映画しか見たくないって

私は言ったよ

幸せな恋愛映画はつまらないって


終わりが良いのは己の恐れ

1+1を10億にして

明日を昨日 ....
「春夏秋冬」  菜穂&ペポパンプ作

(春) ペポパンプさん

雪どけの水が冷たく
花が咲き始める
まだ風は強く
一面黄色になる。

(夏) 菜穂

咲き誇る花々は
焼きつく日 ....
ぼくの電卓は、
太陽電池ではないのだけれど、
計算式を入れると、
しばらく考えて、
いっしょうけんめい考えて、
ときどき、
ほんのときどき、
計算を間違える。


でも、そんなとき ....
わたしに出来る
精いっぱいは
信じること、
です

だれの目にも
やさしく映るだろうほほ笑みを
信じること、
です


かなしい言葉は
もう、たくさんと
言い捨てる言葉は ....

Yの祖父は最初Yの男親であった
強く頑固で笑わず坊主頭の大男

金色に光る錦江湾と
七色の完璧な稜線を持つ桜島を
並んで眺めた
たった一冊の絵本を読んでくれた
少しでも間違って読む ....
東京よりも冷たい 氷の陸地
夜もしんしんと深まって
冷え切った雪が
我慢出来ずに
{ルビ懐=ふところ}に落ちていきます

散らばった日本語が
冷たい雪で{ルビ埋=うず}もれます
私一人 ....
殿上 童さんのおすすめリスト(15764)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
トグロ- 藤鈴呼自由詩2*11-12-10
俳句2011_冬3- 北大路京 ...俳句10*11-12-10
愛着- nonya自由詩16*11-12-10
凍てつくよるに、あなたへ- 唐草フウ自由詩10*11-12-10
林檎- はるな自由詩311-12-10
猫と犬- はるな短歌411-12-10
形成肉のような本棚- yuugao自由詩4*11-12-10
冬の観覧車- 塔野夏子自由詩13*11-12-9
だったんソバだったん- 藤鈴呼自由詩2*11-12-9
ウラジミール・ズレリンコフ- salco自由詩7*11-12-8
それは新しくて滑らかな赤い絹目のリネンなのだが- beebee自由詩2711-12-8
圧縮保存の玉私意の如く- yuugao自由詩2*11-12-8
結納- はだいろ自由詩311-12-8
湖のほとり- 生田 稔短歌411-12-8
三分の一の世界- 中川達矢自由詩511-12-8
筆が無い- 藤鈴呼自由詩2*11-12-8
ダーティーボム- faik自由詩14+*11-12-8
薄暮- 生田 稔短歌211-12-8
Colors- 石瀬琳々短歌7*11-12-8
ひかりの冬、はじまり、ひとつ。- たちばな ...自由詩20*11-12-8
- 草野春心自由詩9*11-12-8
恋と愛、なにが違うの?- 木屋 亞 ...自由詩5*11-12-8
傍観者- 森未自由詩5*11-12-7
テクテク- 藤鈴呼自由詩2*11-12-7
恋愛映画の結末は- 菜穂自由詩4*11-12-7
「春夏秋冬」_(連詩)- 菜穂自由詩4*11-12-7
ときどき計算を間違える電卓- はだいろ自由詩711-12-7
スマイル・アゲイン- 千波 一 ...自由詩1*11-12-7
ふるさとの点景- 木原東子自由詩10*11-12-7
雪が降り始める頃- subaru★自由詩12*11-12-7

Home 戻る 最新へ 次へ
1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21 22 23 24 25 26 27 28 29 30 31 32 33 34 35 36 37 38 39 40 41 42 43 44 45 46 47 48 49 50 51 52 53 54 55 56 57 58 59 60 61 62 63 64 65 66 67 68 69 70 71 72 73 74 75 76 77 78 79 80 81 82 83 84 85 86 87 88 89 90 91 92 93 94 95 96 97 98 99 100 101 102 103 104 105 106 107 108 109 110 111 112 113 114 115 116 117 118 119 120 121 122 123 124 125 126 127 128 129 130 131 132 133 134 135 136 137 138 139 140 141 142 143 144 145 146 147 148 149 150 151 152 153 154 155 156 157 158 159 160 161 162 163 164 165 166 167 168 169 170 171 172 173 174 175 176 177 178 179 180 181 182 183 184 185 186 187 188 189 190 191 192 193 194 195 196 197 198 199 200 201 202 203 204 205 206 207 208 209 210 211 212 213 214 215 216 217 218 219 220 221 222 223 224 225 226 227 228 229 230 231 232 233 234 235 236 237 238 239 240 241 242 243 244 245 246 247 248 249 250 251 252 253 254 255 256 257 258 259 260 261 262 263 264 265 266 267 268 269 270 271 272 273 274 275 276 277 278 279 280 281 282 283 284 285 286 287 288 289 290 291 292 293 294 295 296 297 298 299 300 301 302 303 304 305 306 307 308 309 310 311 312 313 314 315 316 317 318 319 320 321 322 323 324 325 326 327 328 329 330 331 332 333 334 335 336 337 338 339 340 341 342 343 344 345 346 347 348 349 350 351 352 353 354 355 356 357 358 359 360 361 362 363 364 365 366 367 368 369 370 371 372 373 374 375 376 377 378 379 380 381 382 383 384 385 386 387 388 389 390 391 392 393 394 395 396 397 398 399 400 401 402 403 404 405 406 407 408 409 410 411 412 413 414 415 416 417 418 419 420 421 422 423 424 425 426 427 428 429 430 431 432 433 434 435 436 437 438 439 440 441 442 443 444 445 446 447 448 449 450 451 452 453 454 455 456 457 458 459 460 461 462 463 464 465 466 467 468 469 470 471 472 473 474 475 476 477 478 479 480 481 482 483 484 485 486 487 488 489 490 491 492 493 494 495 496 497 498 499 500 501 502 503 504 505 506 507 508 509 510 511 512 513 514 515 516 517 518 519 520 521 522 523 524 525 526