自由という
苦境
自我という
魔物

奔走する
道程
翻弄される
生命

この身は
いったい
なにものか

なにものでもない
混沌のうちの
ひと泡
白い朝が冬の到来を告げた
水やりに素足でベランダに立てば
コンクリートの冷たさが
足の裏からはい上がり
からだのぬくもりをしらしめる
ベランダにつくった小さな庭
たくさんの命の ....
わたしは
とてもつよくて
いつかは泣いたりできると
おもっていた

花は咲いていたし
空は青かった ような気がする
でも、よくわからずに
ただ
立っていた

お気にいりを
 ....
明日の家庭科のテスト、林檎の皮剥きできないから手伝ってと呼ばれて、夕焼けをバックに、包丁
を手にしたセーラー服 おまえなんかいなくなればいい 頬から頬に貫通する包丁 口内で林檎 校
内で燐光 きら ....
振り絞る様な虫の音の外は雨
空木岳は雪にちがいない

湯に浸かるこの体は疲れていて
もう少しだけ このまま眠って居たいのに
天井から落ちる水滴が冷たくて

まだ羽根を すり合わせている
 ....
誕生日の朝
「お母さんおめでとう」の一言
照れながらくれる君
そんな君を忙しく見送って
いつものように急ぐ駐車場で
すっ転ぶ私

誕生日なのに派手に転んで
何年ぶりかの擦り傷を負い ....
同じ動物とは思えない 我利な空気に利己な軸

 勝手にどうぞ

 せめて隣の銀河に行ってくれ

同じ動物とは思えない なぜ太陽は照らすのか

 不思議の万華鏡 片目のみで見るしかない
 ....
眠れはしない
この心臓から伝わる
僕の音 貴女の音

瞳を閉じれば
より一層 残像が支配する世界

「声さえ隣に居て欲しい」
言い放つ言葉は夜の闇に溶けてゆき
僕の中で連鎖されてゆく ....
星屑
光輝き
散る定め

瞳を閉じて
開けるころには
何事も無かった様に

頭の隅には
あの時のあの空の輝き
密かに残っている

また空を一回転

夜空には星が浮かんでいる
暖かく薄い曇天の日に
蜃気楼を見るために街に来ました
すると空に田舎の友達が現われた
攻撃されるかもしれないので
お寺の境内に逃げ込むと
色取り取りの風車が
千切れんばかりに回っていました ....
君と僕



君の手のひらに収まっている小さな飴玉の屑は
きっと僕の心臓に近いものなのだろう
君への気持ちは愛でも恋でもなく
単純で複雑なものらしいので今でも僕は説明が出来ない  ....
晴れた日曜日に車を走らせれば
道々に白いけむりが立ちのぼっている
枯葉を燃やしても
人を燃やしても
家を燃やしても
出せなかった手紙を燃やしても
その煙の色は白い
かたち在るものは
燃 ....
かき鳴らすギター
踊る君のつま先
私はただ恋の歌を高らかに歌い
きらめく君の瞳だけみつめていた

枯葉の舞い散る
落ち葉のステージの上で
娘たちは恋のステップを踏む

君の黒髪が揺れ ....
商品が 色褪せて いたよ と
あなたは 笑う

褪せても 使えるよね と
わたしも 笑う

並ぶ おもちゃ箱を
設置 できる 幸せ

売る 姿を
眺め られる 有り難さ

子供 ....
木香薔薇
奔放な薔薇
手折っても手折っても
永遠にありつづけるかのような

、アーチにと出来心
いつもそんな歩き方してきた
消せない軌跡を店開き
投げやりごった煮のなか御粉がみえない
 ....
歩かなければ足がしなびる
使わなければ腕がなまる
戒めてないと腹が出て来る
触らせてないと胸がしぼむ
エッチしないと尻が垂れちゃう
言いなりなるとガキ出来ちゃう
月イチで卵出しては傷んでる ....
死んだ卵から冬が生まれる 魚嫌いの女 寿司屋に連れてきてしまった 吐き出した息が魔獣になる 行き遅れなのか
貰い遅れなのか
今は男女関係ない
行き遅れの男子もいるよね



ベンツや
ベンベや
フェラーリに乗りたいけど

それだけ

男の隣はゴメン
 ....
粉雪
白いベールを纏った


掴みたくて
手を伸ばしてみても
そこに在るのは空っぽの手のひら

無限に届かない
その距離には
寂しさが苦しいほど降り積もっていて

吐く白い息 ....
体節をへし折る
感傷の季節に浸る

まだ青いからだを隠し込んで
いやらしい思い入れを隠し込んで
登校、あいさつ。

異性ということばに
ときめきを感じる
つかいかたは知らないのだけど ....
  肌のきらめきだけで
  月が出ているとわかる夜
  きみの胎が優しく
  蒼い氷をはらんでふくらむ



  白いシーツのうえで
  ふたつの影がみっつになり



 ....
影に
めをみはる

おおきく、なって、しまった・・・
君の手は
暖かいですか?

僕の手は
冷たいんです


心まで
冷えきってしまう前に

どうか
君のその暖かな手で

僕の
冷えた手を暖めてください


 ....
その日は マンガを読んで
カーテンひらき 瞑想して うたたねした
その日は 今思うと 楽しくて 苦しくて
悲しくて 輝いて 私には見える

長い道を歩くように
楽しいことを想像したらいい
 ....
シャクだからと
ブン投げたい言葉を
石楠花の 茎に預けて
水を差す
そんな言葉は ナンセンス
静かな如雨露で
大人しい土を固めるのが
雨と仲良くなる証拠
その証拠に 
太陽は 微笑ん ....
君のきれいな手が
思いがけない角度から
あざやかな深みをさぐり当てるのを
僕は見ていた

遠い昔から
数多の吟遊詩人たちが
僕の胸へと歌いついできたのは
きっと君のことだったんだ

 ....
気持ちが沈み込む日には
煮込み料理を
作るに限る

強すぎる想いは
香味野菜と一緒に束ね
鍋で煮込んでしまえばいい

「生野菜で出されたら
たまったものじゃありません」

 ....
時間は時と時の間
そして時は流れる
時を感じようとすれば
時は時間となっている
時をどれだけ短く切り取っても
時は時間になっている

時間はつながりそのもので
時は時間から生まれる
 ....
殿上 童さんのおすすめリスト(15764)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
ひと泡- シホ.N自由詩6*12-11-5
寒風にさらされて春を待つ- 石田とわ自由詩6*12-11-5
シルバー2- はるな自由詩212-11-5
むてん・か- ayano自由詩4*12-11-5
虫の音- ぎへいじ自由詩10*12-11-5
転んでも大丈夫- 桜 歩美自由詩3*12-11-5
同じ動物- 朝焼彩茜 ...自由詩5*12-11-5
貴方を想う、夜。- 柊 蒼衣自由詩612-11-5
- 柊 蒼衣自由詩312-11-5
A夢- 和田カマ ...自由詩1*12-11-5
君へ- 田園自由詩4*12-11-5
白いけむり- そらの珊 ...自由詩14*12-11-5
秋の恋人- 未有花自由詩12*12-11-5
一番の_力- 藤鈴呼自由詩5*12-11-5
無題連鎖木香薔薇- もっぷ自由詩312-11-4
Die(ディー)_Hard- salco自由詩5*12-11-4
死んだ卵から冬が生まれる- 北大路京 ...自由詩1112-11-4
魚嫌いの女_寿司屋に連れてきてしまった- 北大路京 ...自由詩812-11-4
吐き出した息が魔獣になる- 北大路京 ...自由詩212-11-4
貰い遅れ- 鵜飼千代 ...自由詩12*12-11-4
粉雪に- 柊 蒼衣自由詩312-11-4
3341のうた- りこ自由詩5*12-11-4
蒼い氷- 草野春心自由詩512-11-4
ものごころ- 美砂自由詩1*12-11-4
- ジュリエ ...自由詩212-11-4
連休- 加藤自由詩212-11-4
チャンネル設定- 藤鈴呼自由詩6*12-11-3
Bless- 塔野夏子自由詩3*12-11-3
ブーケガルニに束ねたら- 鵜飼千代 ...携帯写真+ ...15*12-11-3
時間と光の断面- 木屋 亞 ...自由詩1*12-11-3

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