風を脱がされた雨が淋しげに
吶吶と落ちている
かなしみだ
わたしのかなしみのうつしみだ

晒されて
ほら聴こえる
よおく聴こえる
嘲笑い

わたし、宛て





風 ....
かなしみをおしえてくれたのは
10歳の頃

せつなさをおしえてくれたのは
あなたでした

旅の途中で
消えていくともだちも

笑って送り出して
くれたおかあさんも


わたし ....
{引用=

 いつか どこかで
 すれ違った
 小さな縁
糸を手繰り寄せられ、
髪を結い
黴のにおいの
黒い衣を身にまとう
 行き場を失った 御霊が
 森を 来世を 
 彷徨って ....
ライトブルー ソーダーシュワ
真冬のアイスクリーム

   そんな匂いが弾けるシュワ

着込んだ湯気が凍てつく氷張りの澄んだ鏡空へ
何気ない息を膨らますシュワ

   星に雪がかかる降 ....
休みたくても 休めぬアナタ
今日は 休日の 筈だけれど

最初から 働く予定を 立てていれば
眠る 布団も 重たく 感じる
動かぬ 我に 罪悪感

だからかな
ちこちこ動く 枕が 愛お ....


青空に向かって
僕は自分の言葉を投げた
そこにナニカが生まれはしないかと
僕の心の中にあった
わだかまりが解けていった。




青空に向かって
僕は君の言葉を投げた
 ....
降りだしそうで
乾いたままの
空をなぞって

こんな日に
泣くのには
意味があるのよ

誰かが
たおれないと
世界がおわってしまう

そう言って
きれいに笑っている
き ....
郷里は紅葉を敷き詰めた樽のようで
56人の農民が日本サンダルで歩く
喜びの村だった

手には23個のアホー
流れていく寒い雲
貧しい町を通過して帰る
大きな川の秋は冷える

どちらが ....
わたくしが地上に降りようとしていたとき
まっすぐに地をめざしているとき
宇宙の先にある青い星を目指すことは
それは まるで 円錐の底から円錐の先を 目指すようでございました
空間は細ら ....
親指が落ちている
孵化できなかったさなぎのように

雨に濡れている誰かの親指
生まれ変わることが
喪失の上のなりたつならば
感傷ははなから捨てなければならない
でなければ
君のように
 ....
ひとつ
大きな仕事をして
昨日は飽きるほど眠った
ので、
今日は眠れない



仕事といっても
遊びで
「仕事」の意味は
「必殺仕事人」の
「仕事」なんだけれど

 ....
綺麗な役者たちが素敵なフレームのなかで
甘く切ない恋物語

某チョコレートを齧って
爽やかに微笑み彼らは天使に昇格する

僕たちは昇給も無い仕事が恋人だ

僕たちの切なさは三等級下で
 ....
きみが「お詫び」で買ってくれた黒いワンピース、
約束どおり、きみのお葬式に着ていくね。




楽しみ
ウォーターベッドに溺れていて、誰もたすけてくれやしないよ。
深夜まで待っていたのはいいけれど、
ここは永遠だったから、誰にも見つけられなかった。


揺さぶられて


あくる日、偽物の ....
どんな言葉も 世界を変えられないのなら

口を開くことに 何の意味があるだろう
さいきんは
いつも二つ夢をみる
朝と晩にひとつずつ

きまって蒼白いかおをして
どこか寒い場所で赤を抱えている
ふるえて

昼間には
夢をみない

昼間には
どろどろの
 ....
湯気のゆーちゃん 御茶碗に腰かけ
はみだしたつま先で ほっぺにちょん

冷たかった 指も冷たかった
窓を閉めても 重ね着しても
ふとんかぶっても 冷たい

両手でおちゃわん握りしめた
 ....
じぶんのなかの書きたいことが霞んできたらそれこそ終わり




バランスとってんじゃねえよ
古代その楽園で
私はエイプだった
セイントをキックして
全世界をスタートした

大きな夜の星
元日の小さな星
生まれたての暗さ

蝶蝶は裸足で来た
最初はカラスのように
現われて ....
GW明け4月1日の嘘に気づく 人にやさしくされる度に
自分の存在を切り刻みたくなる
無くなってしまえばいいのに
やさしくされる価値など無いのに

人に好かれる度に
逃げ出してしまいたくなる
悲しませる責任など取れない ....
ともだちの家と二軒ぶんのごみだしたから
朝からくたくただって君が言う

今日はお昼から仕事だって

僕は朝帰ったばかりで残り物でご飯をつくっている

刻んであった大根とキャベツをつかう
 ....
雪の音について語る パーソナリティー
無音は 存在しない

昔から しんしん こんこん
色んな 表現が 有るのだ 、 と

ここで 立ち止まる
訳には 行かずに

ハンドルは 握った ....
誰かが案山子に
帽子を被せた

誰かがお地蔵様に
上着を着せた

寒ぅなりよる
風邪ひかんでね

誰かが誰かのために
祈っている

なんの変哲もない
道々で
おとぎ話を温め ....
柔らかい つのは
とても臆病

誰かに触れるたび
驚いたように
身を縮める

もうこれ以上傷つけあいたくないのです

この世がそんなに怖いなら
堅い殻の中に
ずっと眠っていればい ....
中庭を突っ切れば垂れながしの異臭が鼻を注さしてくる 。
両脇に並んだ板戸を次々と開けどれもこれも汚物にちり紙の山だらけはとても直視できない 。
どこで用を足せばいいのか少ない紙を手に迷っ ....
まるでま(とま)るはなしはまるでおわる


思ったことを口にする
それは失言になることが多い
けれどそんな人に憧れる

思ったこととは裏腹なこと
しか口にしていないから
意識を裏切りながら生きているから

それでも最近は脳神経が ....
東の際に光が触れる
神の指先であるかのような
白く燃え立つ黄金だ

すると慄く暗黒の軍勢は
ぞよめきながら西方へ退却を始める

明け渡された海底の虚は
水圧の頚木を解かれ
藍から青へ ....
帰省時に バスに乗った
タクシーでも 良かったし
母の 車を 借りても 良かった

地元に 密着していた頃は
気付かなかった
外から 来た場合の 道を
撮影してみたい と 思い立ち

 ....
殿上 童さんのおすすめリスト(15764)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
とつとつと- もっぷ自由詩812-10-17
旅のはてに- 佐藤伊織自由詩212-10-17
いつか月の眠る森で- 月乃助自由詩712-10-17
ライトブルーソーダーシュワ- 朝焼彩茜 ...自由詩812-10-17
ピロートークの狭間で- 藤鈴呼自由詩5*12-10-17
青空の歌- ……とあ ...自由詩8*12-10-17
身投げ- はるな自由詩312-10-17
喜びの村- 和田カマ ...自由詩1*12-10-17
浄土の鳥- るるりら携帯写真+ ...10*12-10-17
親指- そらの珊 ...自由詩1012-10-17
昨日頑張りました- 鵜飼千代 ...自由詩8*12-10-17
韓流じゃなきゃだめなの- 梅昆布茶自由詩512-10-17
純粋- 佐伯黒子自由詩212-10-17
202号室- 佐伯黒子自由詩212-10-17
- まーつん自由詩412-10-16
- はるな自由詩212-10-16
フォー_ユー- 砂木自由詩16*12-10-16
創作者たるもの独り善がりであれ- 乾 加津 ...自由詩18+*12-10-16
エイプ- 和田カマ ...自由詩1*12-10-16
GW明け4月1日の嘘に気づく- 北大路京 ...自由詩312-10-16
自意識過剰という病- れもん自由詩212-10-16
残り物- 梅昆布茶自由詩1712-10-16
オリオン- 藤鈴呼自由詩6*12-10-16
稲刈りが終わったら- そらの珊 ...自由詩812-10-16
柔らかい_つの- そらの珊 ...自由詩1612-10-16
月と哭け__(二)- アラガイ ...自由詩7*12-10-16
- 阿ト理恵自由詩10*12-10-16
迂闊な発言しかできない- kauz ...自由詩9*12-10-15
夜明け- salco自由詩4*12-10-15
武将の如く- 藤鈴呼自由詩8*12-10-15

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