おもい

つよくなる
ほど
かたむき

こわくなる

こころ

しめる

存在の不在

おもっても
おもっても
わたしは
横を
すれちがうことしかできないなら ....
閃光の一瞬
浮く身体
空を駆けて
目指すは銀河

今見えるものを
全て振りほどいて
新しい世界を僕と見よう

真っ暗闇を怖がる時間は
もう終わったよ

尖った星の欠片 ....
October

少しずつ光は欠けていって 錆びた色の穴ぼこが残った
想像さえも追い付かない 途方もない物語を思った

相変わらずな毎日に紛れて ごまかすみたいに流れていく
だけど君がずっ ....
{引用=―ルシーの物語を読んだ時、私は十四歳だった。物語のルシーは死んでしまったので、私はルシーの続きを生きなくてはならなかった。―}


     *

僕たちは何度もすれちがい
そして ....
恐ろしいことに
半分の心で僕は君と付き合っていた。
そのことに気づいたのは漸く人生も終わりかけた今ごろ。
君は随分前から気づいていたようで
頭蓋骨を開けられてから
口に出して言うようになった ....
穴の開いた心に水を汲む
すぐに流れてしまうのに
来る日も来る日も水を汲む
生きるためではない
生きている そう感じたいから
疲れたり 
笑ったり
今日もこうして水を汲む
いくら汲んでも ....
僕はどうしたと言うのだろう
誰もが帰宅した夜の事務所
好きなOLさんのいすに座り
彼女のカーディガンを匂いながら果てた

その後始末のティッシュの処理を
思い出せないでいる
ちゃんとトイ ....
瞳の奥の天使
闇を手繰り寄せて紐解く

脱獄囚の烙印
死刑囚の歴史観
寄せ集めの笑顔で凌ぐ

論理のない戦い
爪を折られた指で
崖を登る

登攀者の緩み
大地という母の目論み
 ....
自分の秋との淋しい約束
ひとつ夜空に放り投げ
残った右手でコインを捜し
みつからなかったあてどなさ

自販機、君もそうだねと
横っ腹の泥みて思う
こたえる元気も失くしたか
いつまで、こ ....
涙をながした後気持ちが
すっきりするのは目にゴミが入った時
洗い流したり目の乾燥から守る為だそうだ
なぜ人は悲しくなると涙が出るのだろうか?
それは悲しいと言う気持ちが体の中にためて
置けな ....
痛くてみていられない
ごめんね、言うは易く
空はすみれ色だなんて
あやまちに戴けるとは

かの若さやまなざしは
時に光速を超え得てか
捉えられそして捉えて
鮮やかな軌跡は逞しく

 ....

あなたはあなただった
はじけるようにわたしたちは

なにひとつ
必要ではなかった
女の嗤う声がする真夜中の三時
この部屋の時計はどれも狂ってる
一年ほど開けたことないカーテン風に揺れ
玄関のドア閉め忘れたことに気づく湿り気
秋の長雨がすべて腐らすって
何かのせいにできたら ....
これだけ飲んで
これだけ腹を割って

笑えているのだから
明日は明日の風が吹く

野生を奪われずに行きたいね
  日もくれているのに
  女の子たちが鬼と遊んでいる
  鬼はわらっているようにみえるが
  ほんとうはぜんぜん笑ってはいない
  むらさきいろの心がわけもなく歯ぎしりをする
   ....
お電話がつながっております
って
目が話すから

視線
追って

止まっちゃって
しっかり
ゆくえ
見つめようとする

伝わってくる
言葉の源が
すべて
あなたのような ....
ITTANMOMEN (一反木綿)


薄っぺらな奴だと蔑まれても
捉えどころがないと疎まれても
何処吹く風を自在に乗りこなして
へらへらと今をすり抜けてやる

旗のように風をくら ....
雨上がりのテラスで飲むレモネードが喉に優しい。
ぼんやりと周りを囲む白樺の林にはうっすらと霧が出て、
まるで夢の中に現れたクロード・モネの傑作みたいだ。
静かな幸せが辺りを包んでいる。

 ....
くすっ
と いたずらに笑う
秋が好き
傍らにつづくきみの面影に
いつか忘れようとした秋のいのちを
頑なに重ねることを覚えた日もあった

掬いあげた水溜まりの渇きに
助けられずにないた小鳥のさえずりを
音符に変えることも ....
じっと見つめる白いディスプレイ
画面の深淵に広がる混沌
ぼんやりとした影がふるえているのだが
コーヒーを一口 指先で机を叩き
たばこを一本 目を閉じ頭に爪を立て  
五分 十分・・・
一瞬 ....
無数の雨達はアスファルトに、跳ね
世界を覆う
ざわめきを鼓膜に残して
私は夢から、目を覚ます。

布団から身を起こし、のびをする
朝のひと時。

夢の中で、瞬く間に
姿を消す雨達と
 ....
小保方さんや小渕さんの会見を見ていると

このひとはほんとはしてないんじゃないかと思ってしまう

まわりが悪いんじゃないかとかどうしようもない理由があったんじゃないかとか

でも新聞やネッ ....


僕は貝になって 深い深い海の底へ沈んでいった
クラゲの群れをよけて 大きなクジラに驚いて
どれくらい時間が経っただろう 一瞬にも永遠にも感じる
ごつんと音がして どうやら一番底まで辿り ....
今改めて触れると
冷たいね 悲しいね
今あなたにも声聞こえてますか

いくら科学や技術が進んだって
あなたが息をしていなければ
意味がないはずなのに

あなたが死んでから5年
 ....
四十四分待ちの直射日光が春を伝える。

2014/04/08
寝返りして ぶーぶぶ おならも出るよ
首をぐーんして でへへ よだれも出るよ

一日うんちくんが出なかったら 次の日

 グション!ってママ音にびっくりしてたよ

寝返りして パリ子をパ ....
四つの幸せ見つけたら
四つの苦い悲しみ捨ててみる
四つの微笑み拾ったら
四つの辛い思い出包んで仕舞っておこう


三つの白い花は銘銘にそよぎ
三つの国でそれぞれの春が終わろうとしている
 ....
1.

朝、ベランダで
立ちんぼのまま夜をすする

まだこーんとした空を
盛りのついた飛行機が
西へ、西へといそいでいる

髪をかきあげる
色の抜けた毛先を透かしながら
42リッ ....
紅いまんじゅう白いまんじゅうブラからこぼれ皆に幸あれ
殿上 童さんのおすすめリスト(15764)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
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ホムンクルス- 和田カマ ...自由詩5+*14-10-25
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たまきはる- かんな自由詩9*14-10-23
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SOUP- 平井容子自由詩914-10-22
紅いまんじゅう白いまんじゅうブラからこぼれ皆に幸あれ- 北大路京 ...自由詩314-10-22

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