肉体の裏側 芽で
脈打つ つぶれる位の
 落ちてきたら 
みんなで 
花火を 脈打つ
くらいの 裏側で
つぶれる位の
花火を
葉を落とした蔦は陰鬱な妄想
囚われた家も人も沈黙を叫ぶかのよう
十一月は開けっ放しの箪笥
風や霙しか仕舞われていない空の空

冬は心の真中から始まる 
だがものごとの始まりは不明瞭 
 ....
意識を持ったまま宇宙に出る

好きな惑星がある 行きたい惑星がある
心に浮かんでくる生命体 歓迎してくれている

完全に愛溢れる惑星
母のお腹にいた頃を思い出す

透き通ったような建築 ....
{引用=
心の 光合成らしきものを
うしなった日


一人掛けのテーブルに
書置きをのこし
家出する




…そこは、街路のきえた荒地
枯れ葉が、錯乱したさき
風の音に ....
曇天あたまで
頂いて

日一日また
いたずらに



この世にはまだ
居足りない

先ゆき最期まで
至りたい



言葉のはざまで
抱かれて

まぼろしあ ....
静寂の夜
幾つも過ごし
外の紺色と中の黒色が
床で重なりあっていくのを
幾度も目にしてきた
飽きてしまうほどに

片隅の夜
幾つも過ごし
強気な短針と優しい長針が
重なり合うことの ....
五時間半のパートも毎日つづくと
腕も、足も、腰も痛くなって
お風呂上がりにはからだじゅうに 
星を貼って、寝ます
星は、
ツボとよばれるからだの黒点に貼るから
いくつか貼ると
わたしのか ....
この話内緒よ
あの人から聞いたのここだけの話よ
あなた秘密守れるでしょ だからこっそり教えるけど

それは秘密のまま人々の間をまわり

その話聞いたけど秘密なんでしょ
あなたも聞いた ....
薄くなった指輪のあとを
無意識になぞることに気付く
少しでも近付きたいと
思って真似し始めた癖は
やがて習慣(クセ)にすり代わって
目的を失ったその習慣は
ふらりふらりとまとわりついて
 ....
雲」流れに逆らう水は行き場を失う。積もる荒れた大地に鷺は降りたち。季節は素早く足取りを止めた。
沼。葦群の中、これ以上歩めばもっと地獄をみるだろう。あなたはどちらにしても傾がなければならない。波 ....
       生まれたね
       やさしい手で研がれ
       水をたっぷり
       ふっくらつやつやと
       今日は卵にしようか
       それとも納豆 ....
膝下五センチのスカート丈
三つ折りの白い靴下
おかっぱに切りそろえた髪
私は校則通りの平凡な中学生

ふくらはぎ下までのスカート丈
伸ばしたままの靴下
パーマがかかった茶髪
そう、あな ....
行き場はなくて、居場所はなくて、
冷たい風にふかれて、縮こまって悪態をつく。
つまらないことは嫌いだ。
つまらないことは好きじゃない。
言葉はなくて、思いはなくて、
砂になった物を眺めてはひ ....
あともう少しと思うところで
火を止めるのよ
もう薪はくべなくていい
蓋をあけてはだめ
後は鍋ごとさめるのを
待つの
ゆっくりさめながら
ジャムはだんだんジャムになるから
リスの母さんは ....
ごめんね、ありがとう。

どうしてかな、わたし。
やさしくできなくて。

きまずいときも、
なまえをよんでくれたこと
うれしかった。

ごめんね、ありがとう。

わかっていたのに ....
今、僕は、旅先の尾張名古屋名鉄ビル9階の
「矢場とん」で味噌カツ定食を待っている。
景気づけに、豚の横綱がポーズをとっている
絵柄のグラスビールをくいと、飲む。

思えばあれは9年前…独り旅 ....
緩やかな曲線を
描くように
聴く音楽は
love song

まるで水彩画を
描くように
創る詩は
love Poetry

画面を見つめ
素直に描く
伝える言葉は
I lo ....
あんがいね
すっきりしているんだ

ずっとわだかまりだった
何がいけなかったのか
手繰っても
たたみなおしても
「もう一度」と
組み合ってもらえなかった
正解のないわたし ....
       そのとき、
       とおくがみたいと
       そうおもった

       朝と夜のはざまで
       そのひとは背中を向けていた
       けむ ....
冬の子どもたちが
落ち葉のマントを纏って
手をつなぎ
かごめかごめをしている

誰かが
あっちだ
と言って走り出すと
手をつないだままで
一斉に駆け出していく

遅れた子を 心配 ....
爪を噛んで捨てたところで殺人事件が起きた 山道は
うつらうつらと 川のように曲がりくねり
日差しが 折り紙の 折り目のよう
知識の折りたたまれた場所に
潤うしい硯の前に 座ろう



花は、テーブルにひとつあれば いい ....
ボールの話をします
丸いボールの話です

私はボールを投げる人です
いいえ
投げる人になりたいのです

腕を振って
腰をひねって
手首を返して
ボールを投げます

たくさんのひ ....
  静脈血が 三日月の光を跳ね返しながら
  ながくほそい道を決められたとおりながれてゆく
  運命はそこかしこに石のように置かれ
  時々、砂をかぶって見えなくなる



   ....
              131124


ひぃーふぅーみぃー
ひとさし
なかゆび
くすりゆび
3本指を押っ立てた
一刺し100円
消えいりそうな声 ....
近所にもらった卵等を  
朱色の{ルビ巾着=きんちゃく}袋に入れて 
割れないように気遣いながら 

時折かさっこそっと音立てる  
卵の歌が聞こえるようで
自分の歌に重なるようで

 ....
不注意でピカルディを
生まれて初めて割ってしまった
その刹那あなたの姿が帰ってきた
絶対に大丈夫と思っていた強化ガラス
この世に絶対なんてないと言いたかったのか

絶対にわたしよりも先には ....
風邪をひいて一日寝ている
よくもこんなに眠れるものだ
寝ては目覚めてまた夢を見る
夢で野垂れ死にしても不思議ではない
見知らぬ旅館に隠れている
ドアが開いたかと思うと風呂上りの子どもが転がり ....
尾崎豊の歌詞のなかにあったことば

何にしたがい何を愛するのかかんがえていた

評論家や傍観者ではない自分

ちいさくてもほんとうの塊を掬う事


こころの網の目をとぎすませて

 ....
 3 足のある眼鏡

わたしの仲間は誰でも言うのだが
決して信じてはいなかった
「眼鏡には足がある」など

だが 今朝 眼鏡が消えた
確かに洗面台の横に置いたのに
顔を洗っている間にど ....
殿上 童さんのおすすめリスト(15764)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
花火を- 佐藤伊織自由詩413-12-1
裏表紙- ただのみ ...自由詩22*13-11-30
惑星- 夏川ゆう自由詩213-11-30
青いひつじ- 月乃助自由詩8*13-11-29
天まで- シホ.N自由詩313-11-29
飽きてしまうほどに- ムウ自由詩313-11-28
星座- たま自由詩35*13-11-28
秘密- イナエ自由詩4*13-11-28
microwave_oven- なきり自由詩113-11-28
荒地_(序白)- アラガイ ...自由詩10*13-11-28
生まれたての朝- 石田とわ自由詩15*13-11-28
さくら色の息吹- 夏美かを ...自由詩33*13-11-27
重み- たまごボ ...自由詩3*13-11-26
さめるまで- Lucy自由詩24*13-11-26
ありがとう。- 未完自由詩3*13-11-26
味噌カツを食べた日__- 服部 剛自由詩1013-11-25
描く- ムウ自由詩213-11-25
あんがいね- 鵜飼千代 ...自由詩15*13-11-25
とおくへ- 石田とわ自由詩11*13-11-25
校庭- Lucy自由詩24*13-11-25
爪を噛んで捨てたところで殺人事件が起きた- 北大路京 ...自由詩313-11-24
消えるには少し速い- るるりら自由詩20*13-11-24
ボール- 木屋 亞 ...自由詩4*13-11-24
水のながれ- 草野春心自由詩413-11-24
消えるには少し速い- あおば自由詩10*13-11-24
夢の卵__- 服部 剛自由詩913-11-24
ある一つの情熱の- もっぷ自由詩11*13-11-24
風邪と悪夢- ただのみ ...自由詩21*13-11-24
小片- 梅昆布茶自由詩1113-11-24
年を取るとはこういうことか2- イナエ自由詩17*13-11-24

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