信号機が一つ増えただけだった

それが妙に腹立たしくて

この道を使うわたしはエゴイスト


狭い

直角に曲がることの

繰り返し 運転は苦手


3つ目の突き当たりで気 ....
ボーダー色の帽子をかぶって
空との距離を遠くする
この頭
ぼさぼさのぼさぼさ
そのリズムのなかで
ふくれる黒髪が
つぎつぎにつぎつぎと
はえ、はえ、はえ
はい、いま、引用しました
し ....
僕の前に
道はない
僕の後ろにも
道などできない

たどたどしい足跡が
泥んこの中
消されていく

生きた証しを
残したいとは
おごりおおい
自己顕示の欲

なにも ....
  バスタブに水を張って
  女の手のひらを投げこむ
  まだ、
  切り落とされたばかりの



  まるい骨ののぞく
  その切りくちにも似た
  鮮やかな真夜中
   ....
とても
大きな夕暮れの
前に
ただ
泣き崩れてしまった
嗚咽を
もらしながら
ことばに
出来ないことは
こんなにも
苦しく愛おしいものだと
知った
瞬間だった


 ....
賞賛はパッチワークだけによって実現されます。それは管理されますが新しいものがありません、引用の洪水です。

屈曲オペレーションを可能にした、宇宙船の画期的な地平線番号は、2040年に見つけることを ....
コスモスの揺れる想いを風に乗せあなたに届け乙女の真心

窓辺からやさしく香る金木犀秋の気配をそっと運んで

泣かないで悲しんでいる君が好きやさしくできない竜胆の恋

彼岸花燃えろよ燃えろ地 ....
教会に行く小径で
野ぶどうを摘んだ
手のひら
いっぱいにのせた
紫色の小さな実
食べるわけではないのに
文句も言わずに摘まれる優しい実
あの頃の
わたしの宝物だった

欲張りな少女 ....
僕はコールタールでできてる そちらの情にも 唱えたい
城なら行きたい あと僅か

レールの上に 飛び乗って
滑車を待って 走り出す

風を切るなら 扇子でね
キミの センスが モノをいう
ボクなら 春に 団扇餅
 ....
国々は歴史というエスカレーターに乗って
ゆっくり 未来へ向かって登って行く

いつまでも いつまでも
赦すことのできない憎い後ろ姿が見える

煩わしい声に ふと 振り返ると
遠い過去から ....
君が気に入ってくれるような変人になれるよう、努力するよ なんどもなんども呼び止められている
きみたちが過去の話ばかりしているからだ
なつかしい
という言葉しかしらないみたいに
記憶をひっかきまわして
僕のからだをおきざりにして
めがねまで持 ....
健康に関する悩みごとは

当事者にしか分からない

それが悔しくて

ぼくは共に苦しもうと思って

この中秋の月をながめていた


あの輝きが

共に苦しもうとしている姿に

思えたのだ


健康に関 ....
よいの口
えんぎのいいえん
一丸となって
ひらめきたい
もうすでにあてある
肘あてみたい
たまごのきみ

たまによりかけすぎて
しゅうちゃくえき
しゅうしゅうはくかいな
おそっちゃう
にげちゃ ....
ななめ45℃に体かたむけて空を見る

とんびがくるくっるとんでゆく

仕事がえり

足が大根になってゆく

シンドイナってつぶやいて

ちかちかと電信柱に灯がともる

いいこと ....
光の届かない場所で
大切なものを手放す準備をする

秋は

顔を見せないままゆきそうだ

あの枯れた手は
僕の届かないところで誰かを救っている

それが唯一
僕の悲しみを和らげて ....
いつだって
人は やじるし、だ
変幻自在に曲がる針金製の

伯父は
がんだった
誰にもしらせずに
抗がん剤とむきあう
プライドと
やさしさで
わたしは何もないように過ごす
一 ....
これまでも
世界の秩序が狂ったことはあった

その結果
それまで うまく棲み分けられていた人々がまじわることで
多くの不都合が生まれたのだった

紙の民の一人であるミス ドリアンは気象の ....
花だったら
きちんと枯れたのに

人でいて
笑顔で腐れている

あなたを撫でると
わたしの花が枯れるようで
それだけが救いだった
それは
いつも夜でした

横たえたただしさに水をそそぎ
愛や嘘が流れる扉を背に

あきらめるように
また
生きることを決めるのは
{画像=121001012943.jpg}




小学生になった子供の頃
よく新聞に挟まれてくるチラシの裏に地下世界を書いた。

それは壮大な地図で
地上世界の下にもう一つの世界が ....
前触れもなく 出逢って

目が合って
語って

惹かれ合って
焦がれて

もう一度 出逢って

もっと引かれて

手を取り合って
求めて

確かめ合って

抱きしめて ....
うすまりゆく
現実感の
後ろ姿

まぼろしの
不合理な
リアリティ

脳みそこすりあわせ
自慰に耽って
夢ごこち

夢かうつつか
境界をいつともなく
またいでる
 ....
逆さまつげの生えた道を丁寧にグルーミングする犬の/バイタルサインを見逃して/睡蓮の咲くバルコニーで破滅的な行事に従事する女よ/どの恒星からも均等に遠のいて/寄り目の思考をダウンロードする/サイレン .... 優しさに接吻

朝晩冷え込んできたから

風邪に気を付けてね

優しさに接吻

車の往来が激しいから

帰り道は気を付けてね

優しさに接吻

生きようとしてい ....
 {ルビ井桁=いげた}{ルビ出歯子=でばこ}の独白



かあ{ルビさま=ファワ}、親とは

生{ルビし=フィ}た子に指を食べ{ルビさせ=ファフェ}るのではあり{ルビませ=ワフェ}んのか
 ....
過激動物愛護団体の抗議が怖くてシュールストレミングと猫は中止にしました 何度もかき消そうとした
浮かんではそのたび
残暑の滲む空に放り投げた
危うさ
すべて不必要の時間に変えて

逃げることすらせず
甘んじた堕落の日々に
差し伸べられていた大きな手も
振 ....
 単純な方法に慣れて親しんでいたおれには、この街の未来がありありと見えていた。ありとあらゆる工場は廃墟と化す前に打ち壊されて、その代わりに実体のない紙幣に踊らされたモラリストたちが残飯を食ったりするレ ....
殿上 童さんのおすすめリスト(15764)
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ゆるり- 藤鈴呼自由詩5*12-10-2
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砂の民- そらの珊 ...自由詩11+*12-10-1
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C'est_...._à_moi.- AquArium自由詩612-9-30
別れの詩- ……とあ ...自由詩9*12-9-30

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