明けましておめでとうございます。
僕の書斎兼
食卓兼
呑み場所の
宇宙の中心に猫好きなくにちゃんのミニカレンダーをすとんと置いてあるので
ことしは猫年になりそうです。

除夜の鐘をききな ....
新しい気持ちが足跡をつけて行った

年が明けてこの慶びを

刹那をまた覚える 覚えたよと対話する

生かされながらを暁に乗せ 意志は控えめに変わらない良さを運んで行く

新しい気持ちに ....
(産まれた時に授けられた
星の役目が決まっているとして)

四角い揺籠の中に閉じ込められて
人の幸せの為に全てを封印された
僕の出会いや進む道は操作され
自分の為に欲しがることもせず
 ....
朝で、
きみの床に光が当たっている。

しずかな街は
すこしずつ意味を手ばなして

もうすぐ、見られるようになる。
わたしたちの床にも
光の当たるところを、見られるようになる。
 ....
あの子は
自分の言葉を恐れて
棘だらけの
塊を
吐いてばかりいる

あの子は
自分が刺した人々を恐れて
もっと棘を出す

それでいいのだと
いばらの王国を作るように
王様はもち ....
はらはらと、風に揺られて
前方に、無数の枯葉等は舞い
鎌倉の湿った土に降りつもり…

旅人はぬめり、ぬめり
幾世代もの黒ずんだ枯葉等を
踏み締めてゆく

両側の
崖と崖を削った、一本 ....
折り紙
こころまでとどいた

お年玉
わすれてきた

玄関
だれかくる

空には どこにでもない 蜜柑が置かれていて
誰もおかえりとは いってないから
赤い いや 赤というよりも
ただただ光あるのみというような
西に隠れてしまった太陽の
最後の恵みを一身に受けて周囲に放つ
一筋の雲が地平線にて輝く

その選ばれたかのような雲に
光は吸い ....
手をつなぎ心をつないだ僕達は
どんなに遠く離れていても
互いがどこにいるかがわかる
離れていても繋がっているから

どこまでも歩き数え切れないほど迷い
行き場を失っても君が繋がりを
引っ ....
何が大切なのか

どうせ技術的なもんだいなんだ

ロープウェイが孤独だ

秋の山道から海を見にゆく

曇天にバンドネオンが鳴る


善心、前進、大往生!

過酷な生活、だれが決めた?

踏切、横断歩道 ....
真実の羽根と心臓を
黄金の天秤にかけよう
注意深く慎重に
心臓の方が重ければ
沢山人が死ぬ事になるから

ここは
葦の野が広がる東の島国
金星の守護のもと
冥界の王が支配する
 ....
冷たく発光する電球に
逆子の妖精が閉じ込められている
きみは彼の為に
指で十字の影絵を作って歌っている

暗闇には獣が潜んでいるからと
避ける人の本能が
彼を世界から追放したんだね
 ....
恋バナに枯葉剤をまいている 初空の次空の青にひっかかる
白き月ならカメラに収めた

大晦日の仕事納めから飲んで
食った元日は午後二時まで寝
ていて一年の始まりを台無し
にしてしまったけれど日付が
変わる一時間前には ....
箱に投げ入れられた。
白銅と青銅とに当たったから、鈍い音を立ててしまった。

不時着。箱の向こうに。
お神楽の鈴祓いが聞こえる。

人混みで到底、届いたものではなかった。
僕のランクだと ....
キスは天から落ちてくる
私は背が低いから

ふたりきりのエレベーターで 不意に

人気のない路地で こつんと

唇に当たる 金平糖

あなたはあたりを見回して
さっと唇で雨を降らす ....
ぼこぼこぼこ…泡の沸き立つ
黒い温泉に浸かる人々は
防水テレビの中を走る
箱根駅伝のランナー達に、目を細める

正月休みのひと時に
白いタオルを頭にのせて
自らの今年一年に、重ねるように ....
信心深く生きるために区切りというのはどうしても必要らしい
まっとうな人生を歩み悪路へと道を踏み外していかないように
平凡に思えて価値を見失いがちな日常に対する審美眼の濁りを洗い流すために
平穏無 ....
血は繋がっていても
ひとりひとり違う声

同じテレビ番組を観て
笑い声が重なっている

久しぶりだなあ

流し台に寄りかかって
こっそりわらう
情報過多
あたまの酸化
孤立の幻想
情緒貧血

空白療法
バカバカしいもの
クダラナイもの
埋めはしないもの

表皮つきあい
あいのて会話
たがいちがいに
お気に召すまま
 ....
何処へ行くか考えたり
旅に必要なもの準備したり
旅先で楽しんだり

旅には楽しみが付きまとう
退屈にさせない雰囲気がある

見慣れない景色に感動して
疲れなんて吹き飛ぶ

心に残る ....
君の家まで
もうすぐなんだけれど
勇気がなくて
手紙をポストに入れただけ

君に一目会いたいのだけれど
目を合わすと死んでしまいそうで
ドキドキしています

電波で繋がるというこ ....
気が付けば未来がやって来た
未来はやっかいだ、音もなく訪れ
今を惜しむ時間すら与えてくれない

過ぎてしまった未来、過去は捨てられない
それでも未来はやって来るものだから
心に溜まってくば ....
半導体に埋め尽くされた街角は、
青白く発光する。

イルミネーションの木立ち。

凍てついた夜空を飾る、
あの星たちが青いのもLEDなのか。

光の速さは毎秒三〇万キロ。
一秒で地球 ....
昼間スタバで優と逢った

いや彼と友人の座る席の前を通りかかった が正しい

それまで もちろん何もなかった

中学の先輩


私は注文したサンドイッチを半分以上残していた

優 ....
津波がこようと

今いるビルが折れようと

ゆうべの孤独や

目覚めてすぐの傷みや不安や

そんなものに襲われようと涙しようと


愛や魂を信じることが出来る

そこには陳腐 ....
くしが髪をとくように
そそぎこまれた陽の光を
たたずんでいる 木がかたどります
枝葉で すくっても すくっても
こぼれた思いが 根元に揺れて土を明るくし 

なぞり のまれゆく愁いに
は ....
きみが奥さんを残して
年の瀬も押し迫った雪の日に
ひとり先に逝ってしまったと
知ったのは娘さんからのメール

一昨年の夏 
共通の友の斎場で会ったときには
「お互いいい年だから葬儀には来 ....
太郎の家にも
次郎の家にも雪降る中を
黒いカラスよ突っ切って行け
ぷく


ぷくぅ って
ふくらむ おもちの

アツアツで
びよーんと 伸びて
早く ほら 早く千切んないと
落ちちゃうよ!って
思う

お椀の中の しあわせ

 
殿上 童さんのおすすめリスト(15764)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
明けまして猫年ですが?- 梅昆布茶自由詩13*15-1-5
暁の挨拶- 朝焼彩茜 ...自由詩7*15-1-5
君が為に- 衣 ミコ自由詩5*15-1-5
- はるな自由詩915-1-5
いばらの国のあの子供- 日々野い ...自由詩315-1-5
太刀洗の道- 服部 剛自由詩5*15-1-4
新しき日- 佐藤伊織自由詩215-1-4
地平線上のある出来事- 小川麻由 ...自由詩7*15-1-4
リンク- リィ自由詩1*15-1-4
曇天のバンドネオン- 吉岡ペペ ...携帯写真+ ...315-1-4
死の陰府- 衣 ミコ自由詩315-1-4
Illumination- 衣 ミコ自由詩315-1-4
恋バナに枯葉剤をまいている- 北大路京 ...自由詩615-1-4
初空のゆめ/即興ゴルコンダ(仮)時間外.1- こうだた ...自由詩5*15-1-3
ご縁玉- とよよん自由詩5*15-1-3
スキのアメ- とよよん自由詩1*15-1-3
露天風呂__- 服部 剛自由詩315-1-3
初空のゆめ- 木屋 亞 ...自由詩1*15-1-3
おかえり- 中原純乃自由詩3*15-1-3
儚くて幸せ- ただのみ ...自由詩14*15-1-3
旅の楽しみ- 夏川ゆう自由詩215-1-3
夜を越えて- 瑞海自由詩4*15-1-3
未来が- リィ自由詩3*15-1-2
冬の半導体- たま自由詩22*15-1-2
さそりろまんす______(群青)1月課題_「星」_に寄せて- 芦沢 恵自由詩18*15-1-2
愛の賛歌- 吉岡ペペ ...自由詩415-1-2
天啓- 砂木自由詩8*15-1-1
慌て者- イナエ自由詩10*15-1-1
雪と鳥- フユナ自由詩215-1-1
お餅の幸せ- 中原純乃自由詩3*15-1-1

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