歯切れの悪いオーバーラップ
意味ありげなタイトルバック
一過性のアドレナリンで
やせ細ってくイマジネーション

きっとこの穴に玉が入る度
耳の穴から感性が
抜け落ちてってんだろう ....
かごめ
かごめ

篭の
中の
鳥は

いつ
いつ
出やる











かーごーめーかーごーめー
おまえの夜明けはいずいずこ
出やって ....
台所の窓から見える
枝を切り落とされツタだらけになった
古く太い木に 小鳥が住み着いた
ツタのカーテンは巣穴を塞いで
子を守りやすいのか
ツタの中に入ってゆく
朝ご飯の支度をしながら ちら ....
かろやかな韻を踏んで彼女はやって来る
きせつのすべてを引き連れて
草原や潅木の露をあつめたりミツバチたちと
あかしやのはちみつをつくるんだとか

神殿の壁はまだひんやりとして小さな蛇がやすん ....
橋の下市長は
公務員の真皮着色は「そぐわない」と主張する
否、彼の公務員という概念に「フィットしない人体の様態」
という意味だろう
が?
公務員の皮膚に公共性はあるのか。

刺青をするよ ....
縷々・りら
細かいことなんて無しにしようぜ
君のでっかい心
縷々・りら
細くつながる君の足跡

氷の破片で心を突き刺すんだ
俺の心臓破裂しそう
キラキラとした瞳に俺を映してくれるなら
 ....
何を
描いてきたのか
いつまで
描き続けるのか


分からない


生き様を
刻もうとしているのか
ただの
石ころ遊びなのか


分からない


突き動かされた ....
空が裏返り
わたしたちは輪の中に身をしずめる

心がぜんぶの水を
吸いとってしまって
体は吹き飛んでいった

肥大して
びしょびしょのわたしたちは
輪を抱き
輪に抱かれながら
 ....
犬の眼をじっと見つめていると
黒々としたその瞳から
哀しみだけが
滲んでくる

犬は
なぜ自分が犬であるかを
きっと知っている
遠い昔
野生を
人間の為に捨てた存在
自由よりも不 ....
  四月、僕は
  川のある町に
  あたらしく暮らし始めた
  水をふくんだ日の光を
  吸いこむと、眼には涙が滲んで



  黄色い床に積まれたままの
  段ボールをつ ....
たくさんのバナナ一キロ

ふさふさのバナナ一キロ

食べても食べても減らない

いや増えているような気がする

もうちょうど食べごろで

蜜のような味がする

強烈な南国の香り ....
飛んで跳ねて
飛んで跳ねて
俺の好きな踊りを見せてくれるかい?
地面に打ち付けられた屈辱を
取り返すかのようにJUMPING

今夜も川に流れていくのかい
俺の足も洗ってくれよ
その清 ....
掃除をしてくれている人がいなくなった頃に
もう一度、あの人に逢いたい。

僕も一度は句読点と
さよならしたいと思ったことがあったけど
でも結局、駄目だった。

帰ってくる(べき)場所に
 ....
言葉が嫌いになりそうです。

と、書いているのも言葉であるので、


書くのが嫌になりそうです。

と、伝えるのにもやはり文字が必要でして、


伝えるのが面倒になりました。

 ....
準利き腕に持たす
   縺れながら起動を試みる
   連続せざるを得ない
   一重しか着せられぬ魂の衣

天動説に猜疑心を得ぬ かつての利き腕
古びた微温湯に浸かった
自己愛に引きずり ....
君がたんぽぽなら 僕もたんぽぽ たんぽぽか向日葵 向日葵か太陽 太陽なら たんぽぽとの距離は遠い 約1億5千万キロメートルもある だから太陽はなし。たんぽぽなら、横で咲く。   #恋文


君が ....
パステルな気分はなく
ドット模様で 毬つき

あんたがた どこさ
肥後 熊本

武者返しに反る
軟体の背筋凍る
手裏剣も跳ね返る
 神経を磨いでおくんだな

急がば回れと石垣のパ ....
愛するものに あらんかぎりの表現をあたえるために
図書館はある

道の途中で
トンビがピープルって 巻き舌ぎみに 私を呼ぶ


鳥に言われるまでもなく 私は人間さ
書物のよさ ....
まぶたを 閉じれば 海は すぐそこ
関門海峡の潮の音

あっちのほうが長門そどな
長門には 鯨さんのお墓があるそどな
おおけな鯨のちいさな墓に 南無阿弥陀仏を奉じると
波をみな飲み込んでき ....
空に向かって高く

超合金製の蟻の巣が

渦巻き状に伸びている

無機質でのっぺらぼうの蟻の巣も

夜になれば

綺麗に画一化された部屋には

優しい灯りが点り

街を照ら ....
コンビニを出ると

誰かがお菓子の箱を開けて

ぽいっと捨てたセロファンが

ちょうど私の目の前に

空から垂直に錐もみしながら落ちてきた

ひとときのま

私の頭はどうにかな ....
例えば
渋谷のセンター街でうんこ座りしている若者を
通行の妨げになるからと追い立てるのは仕方ない
がしかしモラルを問うのは的外れである
何故なら
アルツハイマーのじじいなどは衆人環視で「本物 ....
  ポポタンが笑っている
  太陽みたいに開ききって
  その中でアリが泳いでいる
  お菓子の家で溺れそう

  ぼくは憶えている
  きみのやわらかな面差しを
  すべり台へ走っ ....
静かな埃くさいホーム

電車が通過する

ぼくはベンチを掴んだ

いつもと同じだ

衝動と戦っていたのだ


枯れた灰いろの土

遠ざかるスピード

三角屋根の悲しみ

なみだが沸騰する


静かな埃 ....
死にたい日に
いちばんすきな靴したを履いて
興味のないパーティーへでかける

足首に
ほそいロザリオをつけた男に抱かれたら
こころとからだがはぐれた

音が鳴っていて
とても静か ....
目覚めているのは心だけだろうか
雨が降っていた あなたのように
見知らぬ顔でドアをひらいて
涙で濡れたその頬に触れる


  息ができないの
  あなたでなければ、


雨の降る窓 ....
六月の花嫁が
投げたブーケが
放物線を描いて
確かな意志を持って
わたしのほうへ
向かってくる

『ブーケをキャッチしたら
幸せになれる』というフレーズは
もちろん知っていたけれど
 ....
{引用=Tanning red}
雲ひと筋ない昼下がり
日差しがもう頬を刺す
樹々は一段と深くなり
更地の砂埃の向こう
間延びたロングショットを打ち合う
2面だけのクレイコートの4人は肌が ....
生温いラブソング
みたいな雨が
無骨な傘を叩く

手頃なセンチメンタル
みたいな歌が
鳥肌にまといつく

南風に押されるままに
よろよろ歩き出す
曖昧な記憶

傷つけたこと ....
君は踊る
薔薇を 菫を 雛菊を踊る
揚羽蝶を踊る
木洩れ日を 気ままな風を踊る

君は踊る
虹を 青ざめた夜明けを 葡萄色の黄昏を踊る
波を 湧きあがる雲を 嵐を踊る

君は踊る
 ....
殿上 童さんのおすすめリスト(15764)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
打玉の行方と、出玉の正体- faik自由詩6*12-5-27
所詮我が身は語呂合わせ- faik自由詩4*12-5-27
ナギの唄- 砂木自由詩13*12-5-27
彼女- 梅昆布茶自由詩1212-5-27
入墨- salco自由詩7*12-5-26
君となら空に上れるかも- 黒髪自由詩3*12-5-26
地上絵- nonya自由詩16*12-5-26
裏返り- はるな自由詩612-5-26
MY_LIFE_AS_A_DOG- そらの珊 ...自由詩23*12-5-26
沙弥子- 草野春心自由詩1012-5-26
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ダンス- 黒髪自由詩4*12-5-25
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隻腕の利き腕- 朝焼彩茜 ...自由詩6*12-5-25
_5月23日_#恋文の日らしいので非公式RTした人にラブレタ ...- 北大路京 ...自由詩11*12-5-25
武者返し- 朝焼彩茜 ...自由詩4*12-5-25
難破する図書館- るるりら自由詩31*12-5-25
鯨の民- るるりら自由詩20*12-5-25
蟻の巣- 灰泥軽茶自由詩11*12-5-25
セロファンの幻- 灰泥軽茶自由詩5*12-5-24
うんこ座り考- salco自由詩7*12-5-24
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薄い光- 吉岡ペペ ...携帯写真+ ...512-5-24
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青いサーカス- 石瀬琳々自由詩9*12-5-24
カサブランカ- そらの珊 ...自由詩18*12-5-24
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あたたかい雨- nonya自由詩25*12-5-23
踊るひとのための連祷- 塔野夏子自由詩23*12-5-23

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