短歌を超える詩が、あってもいい
詩を超える短歌が、あってもいい
詩人も、歌人も夜はおなじ寝床で肌をよせあって
眠るのだとおもう

今日はもうなにも書けなくて
はやくお風呂にはいってあし ....
僕たちは遠いものをおいかけるばかものだ

ただしくおだやかにいきていればいいのにそれを破る不穏な生き物だ

知ったように愛を歌い罪をとわないばかものだ


僕の愛は発酵する

饐えた ....
羅針盤のない船はどこを目指しているのだろうね

まさかハッブル望遠鏡でしか覗けない120億万光年のむこうかな

たぶん神様だって行けないところだよ


でもね昨日のあの娘の笑顔が宇宙に満 ....
とどかない手紙のなかにしたためられた言葉はどこへいってしまったのだろう

それは終わらない最終章


この部屋に一人きみの薔薇を飾る


危険なゲームはもう終わりなのだね

孤独な ....
閉じられた平和なガラスの中の少女は
僕の完結しない気持ちを無視して
無理やり今日の夕日を沈めた

閉館のお時間です(不安かい?
閉館のお時間です(ゆらめいています

少女の目は鮮やかなグ ....
雪が融ければ ぼくは
陽射しを探しながら
現れた冬の排泄物に
いつものようにがっかりするだろう

春が 出入りする雀のように
あちこちでさえずる時
ぼくは自分の年齢を思い出して
陽炎が ....
{画像=120205233911.jpg}


{画像=120205233928.jpg}


からっぽな心 / 電車の影を追って


電車の窓から外を見ると冬日の光の影が
併走す ....
世界をつくろうとしていた

素晴らしい世界なので

それをつくろうとしない人を

気づかせたいとがんばった


ただそこには

なにかが足りなかった

なにかが過ぎていた
 ....
バスガイドのお姉さんが
窓の外の一点を指して
あすこに見える工場の群れは
一年中休まず働いておるんですよ
と言った

あそこでは
昼も夜も絶え間なく
正義と悪をびん詰めにして
世界中 ....
ロングジョンシルバー船長は引退したらただの爺さんになっちまう

フェアリーテールはティンカーベルの魔法でいきのびるのだね


世界はウオール街ではなりたたないのだよ

ぼくたちは不思議の ....
無くした愛をいくつかぞえただろう

面影をいくつわすれただろう

歳をいくつかさねただろう


こころのなかでなんにんころしただろう

僕はいつか独房のなかでしぬのだろうか


 ....
たねは
ねむっている
どんなゆめをみているのだろう

たねが
かぜにとばされた
すこしふあんになってふりかえる

たねのきおくは
らせんのようにつながっている

たねは
たびを ....
左半身の欠落感と

引き攣るよう感覚



多分

すれ違いざまに

持っていかれたんだろう




どこかの辻で

出会った際に








 ....
かつて美しく華やかだった日々をおきざりにして

その骸は橋の下を流れてゆく

橋上ではジプシーが遥かな遠い時間を踊る


もう家には帰れない魂は冷たい炎となってオーロラになるのだね

 ....
発見した洞窟は
温かかった

あなたを想って
さまよった末
たどり着いた

わたしは其処で
恍惚となった

あの初夏に
感じた潤い
上り詰めた感覚

果てない わたし。
 ....
ふたりで見た海を通る

消したい記憶を消せるほど

ぼくは澄んではいない


吹き消されない光の源

その物真似をしている


ふたりで見た海を通る

消したい記憶を消せる ....
萎み始めた意識の片隅に
かろうじて立て掛けてある
ギターの絃はたぶん錆びついて
降り積もる時間に埋れている

僕の指は踊れないから
意味を探してしまうから
残念ながらギター弾きにはなれな ....
発情スイッチ
午前二時

インもアウトも
無造作に

妄想奇しくも
花開き

癇癪玉が
割れました


誰か食らってくだしゃんせ
骨までしゃぶってくだしゃんせ
こんな女で ....
ねえ、知ってる

ラスカルから
歌を奪うと
髑髏になるのよ

スカルラスカルラ
ロッテルダム

意味など無いよ
座興だよ


ただただ思いつくままに
ホロホロ指を動かして
 ....
目を瞑っても嫌な事はそこに在る
目を瞑っても轟音からは逃れられぬように
耳を塞いでも恐ろしい事は起こっている
耳を塞いでも嗅覚は異臭をとらえるように
鼻をつまんでも根本事由はごまかせない
鼻 ....
月光をグラスに落として
バーボンを注ぐ
舌の上に
冷たく燃える
冬の夜のエッセンス

庭先で
君の幻と踊る
その虚ろで
優しさに満ちた微笑み
白いガウンの下で
その身体は
磨り ....
母の愛
懐かしい恋人
僕自身

僕の血がかよっていたはずの手袋が無くなって
とてもココロと懐が寒くなってでもね

怜ちゃんとドライブに行くの
羨ましいでしょう
あのうれない詩人の土屋 ....
「あなたのアイデンティティはどこにありますか?」

という、
質問というか、アンケートの結果が、
ネットに出ていたのを、
こないだ見たら、
「国家」だとか、
「会社」とか「大学」とか ....
「気圧に狂わされた卵紳士」

ガラス瓶の口は、水あめマジック
尽きない夢(幻)を見続ける。

「復元に隠される、捻じ曲げられた卵の記憶」

意思疎通が造り上げる理想郷の中で
作法の術を ....
  橋の下の叢に
  ひっそりと落ちていた
  真珠色の受話器と
  捩れてしまった一本のコード
  その先は川に入っていて
  その更に先は
  わからない
  暮れ時、水面に ....
あのひとは
気まぐれで意地悪

あたしの気持ちを
試すかのような言葉で

揺さぶりをかけてくる

かと思うと

子供のような
愛らしさ

彼は
いつも 大気のような優しさで ....
青い空を白い雲が流れて行く
さらさらと水の流れる音がする

地上から隔絶された空の楽園
ここには僕以外誰もいない
静寂と孤独だけが僕の友達

ささやかに続く平穏な日々に満足していた
あ ....
               白いハンカチを
               一枚買いました
               うすいうすいハンカチで
             ....
もしも神に出会ったら

すがり付くだろうか
狂った歯車を止めてくれと

飛びかかるだろうか
生きる痛みの責めを負えと

それとも

お茶に招くだろうか
穏やかな春の午後に

 ....
             なぁ、もう啼いてもいいっしょ?
               
              まだはやかんべ
             
            ....
殿上 童さんのおすすめリスト(15764)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
このわたしを超えていくもの_2012- たま自由詩47*12-2-6
遠いもの- 梅昆布茶自由詩212-2-6
星と船- 梅昆布茶自由詩8*12-2-6
永遠の昼下がり- 梅昆布茶自由詩112-2-6
完結させない- c自由詩212-2-6
春はその子供たちを見つめ続けている- ただのみ ...自由詩11*12-2-5
からっぽな心_/_電車の影を追って- beebee自由詩28*12-2-5
世界をつくる- 吉岡ペペ ...自由詩112-2-5
既製品- マフラー ...自由詩2*12-2-5
マザーグースの森- 梅昆布茶自由詩612-2-5
あなたのいない風景- 梅昆布茶自由詩412-2-5
たね- そらの珊 ...自由詩812-2-4
戯言- 自由詩4*12-2-4
川と少女と道化師- 梅昆布茶自由詩312-2-4
洞窟へ- 森の猫自由詩7*12-2-4
ふたりで見た海- 吉岡ペペ ...自由詩2012-2-4
アルペジオ- nonya自由詩30*12-2-4
_- faik自由詩13*12-2-4
スカルラ- faik自由詩4*12-2-4
- salco自由詩19*12-2-4
月光をグラスに落として- まーつん自由詩5*12-2-3
忘れ物- 梅昆布茶自由詩7*12-2-3
ロックンロール- はだいろ自由詩212-2-3
淡白質の口先- yuugao自由詩212-2-3
受話器- 草野春心自由詩612-2-3
太陽と風- 森の猫自由詩13*12-2-3
空中庭園- 未有花自由詩17*12-2-3
白きハンカチ- 石田とわ自由詩7*12-2-3
もしも神に出合ったら- まーつん自由詩5*12-2-3
春告げ鳥のうた- 石田とわ自由詩5*12-2-2

Home 戻る 最新へ 次へ
1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21 22 23 24 25 26 27 28 29 30 31 32 33 34 35 36 37 38 39 40 41 42 43 44 45 46 47 48 49 50 51 52 53 54 55 56 57 58 59 60 61 62 63 64 65 66 67 68 69 70 71 72 73 74 75 76 77 78 79 80 81 82 83 84 85 86 87 88 89 90 91 92 93 94 95 96 97 98 99 100 101 102 103 104 105 106 107 108 109 110 111 112 113 114 115 116 117 118 119 120 121 122 123 124 125 126 127 128 129 130 131 132 133 134 135 136 137 138 139 140 141 142 143 144 145 146 147 148 149 150 151 152 153 154 155 156 157 158 159 160 161 162 163 164 165 166 167 168 169 170 171 172 173 174 175 176 177 178 179 180 181 182 183 184 185 186 187 188 189 190 191 192 193 194 195 196 197 198 199 200 201 202 203 204 205 206 207 208 209 210 211 212 213 214 215 216 217 218 219 220 221 222 223 224 225 226 227 228 229 230 231 232 233 234 235 236 237 238 239 240 241 242 243 244 245 246 247 248 249 250 251 252 253 254 255 256 257 258 259 260 261 262 263 264 265 266 267 268 269 270 271 272 273 274 275 276 277 278 279 280 281 282 283 284 285 286 287 288 289 290 291 292 293 294 295 296 297 298 299 300 301 302 303 304 305 306 307 308 309 310 311 312 313 314 315 316 317 318 319 320 321 322 323 324 325 326 327 328 329 330 331 332 333 334 335 336 337 338 339 340 341 342 343 344 345 346 347 348 349 350 351 352 353 354 355 356 357 358 359 360 361 362 363 364 365 366 367 368 369 370 371 372 373 374 375 376 377 378 379 380 381 382 383 384 385 386 387 388 389 390 391 392 393 394 395 396 397 398 399 400 401 402 403 404 405 406 407 408 409 410 411 412 413 414 415 416 417 418 419 420 421 422 423 424 425 426 427 428 429 430 431 432 433 434 435 436 437 438 439 440 441 442 443 444 445 446 447 448 449 450 451 452 453 454 455 456 457 458 459 460 461 462 463 464 465 466 467 468 469 470 471 472 473 474 475 476 477 478 479 480 481 482 483 484 485 486 487 488 489 490 491 492 493 494 495 496 497 498 499 500 501 502 503 504 505 506 507 508 509 510 511 512 513 514 515 516 517 518 519 520 521 522 523 524 525 526