光について語ろうとして
君について語ってしまうわたしを
どうか許してください

闇の中を歩くのは怖い
すくんでしまう足を
立ち止まる背中を
導いてくれる光

君はやっぱり光なんだ
 ....
サンタクロースの
魔法がとけるころ
子供は無邪気な子供でなくなり
世界のファンタジーは
魔法使いになれなかった
大人が作っているものだと知る

ネズミーランド
幼いキミは
ディズニー ....
ミッキーマウスは ビックマウス
ほんとうのネズミは 目が ほとんど見えなくて
光と影くらいしか分からない
見えなくても見える方法を 知っていたり
いや 知らなかったりする

オーストラリア ....
高い高い塔の上
いにしえの鎖の枷のその先に
脱ぎ捨ての襤褸と見まごう
汚物まみれの女の転がる
まだ生きおるぞ
ひび割れの口ぱくぱくと
慟哭、悪罵も枯れ果てて
面影に爛れの眼から涙を流し
 ....
握手した手が離れなかったのは
わたしのなか

一日が
眠りの中で
すこしづつ

記憶を消していく
ゆっくりと
あの時の
わたしは
眠りにつくから

眠りの中の
眠りにつくか ....
内科につれていって
眠れないから、と
夫にいう
夫は頷き
やけに尖った車の鍵を取る

ちゃらり、と手のひらが鳴る


大きい車は苦手だったはずが
高い窓から外を見るのにも
慣れて ....
大海原は苦手だ
小さな滝壺を庭にしてひっそり暮らした
時々、「見晴らし岩」に座り、遠くを眺めた。

渡り鳥のような大空は苦手だ
見捨てられた小さな神社が裏庭だった
時々、「千年杉」の枝から ....
先走る脳内時間

 過去は
 願望と忘却
 変容する記憶

 未来は
 膨張する
 観念のお化け


ほとばしる脳内血流

 熱い血潮で
 凍える心を
 ときとか ....
人と街が食べあっている
道路にたち

あふれるように行き交う時間の
どのひとつにも乗りこめない

きのうの夜
きみが外した錠を
どの時間にかざしてみても違う

もうだれにも会え ....
名前は親からの最初の贈り物
光と書いてヒカル
その名前を彼女はあまり好きではなかった

「光は周囲を照らすけれど
光が照らされることはないの
虚しい人生だと思わない?」

いつも甘いタ ....
法則を聞いてみる

雲のうえに

青空に

ひかりに

法則を

発見せずに

決めつけずに

雲のうえに

青空に

ひかりに聞いてみる


市電がとおる
 ....
風が
やすやすと
国境を越えて
やってくる

クリスマス寒波に
背中を丸めて帰りを急ぐ人の
ひとりにひとつ用意された家路をたどれば
夜に沈んだ土地に
ぽつり、ぽつりと
灯りがともさ ....
      家に帰り寄り添うように暖をとる
      鳩たちをベランダから追い払う
              
      スーパーで半額と札の貼られた
      フライ ....
いま
言われたいことが
転がっていない夜
灯りは決まって
白色の町
自転車で抜けて
風も無い
向かいっ風も
追い風も
泣いていい理由ばっかが
ダイヤモンドの原石かのように
式場の人が何もしてくれない
ってぼやいていたのに

何だよ

サプライズ続きの披露宴に
思わずこんな言葉が口を吐く

けれど

結婚っていいなと
温かい気持ちにさせてくれた時点で ....
溜息で逃げるくらいの
幸せなんぞ 要らないさ

{ルビ現実主義者=リアリスト}になるよりも
ただの快楽主義者で在りたい


殺伐とした世の中に
君が呑み込んだ{ルビ蒼=アオ}をみた ....
やめてくれ
もうこれ以上 彼の心臓を
痛々しく拍動させないでくれ

すべての生きものの心臓は
15億回しか耐えられない

彼の15億回はいつくるのだろう

夜がきて 朝を迎え
 ....
水を掬いましょう
ただひとつの命も救えないのなら
水を掬いましょう
掬って
飲みましょう
ただひとつの命も救えないのなら
せめて
この命だけは救いましょう
なにくそと
 ....
ショートカットのお姉さんのように前髪をクリップで留めたり、わたしのカチューシャをしたりしているので、アッキーを美容院に行かせた 「短めに切ってもらってね」「短めってどれくらい?」「大学に入学す .... 吹雪く雪の中 飛ぶ白い羽音
ひき風 ひと飲み
とどろく 心臓の火

まつげに擦られる 粒氷
ひりひりと まっすぐに溶ける
荒れるな 空
痛めた体を 巣に眠らせるために

銀河吹雪 渦 ....
寒空の下にちょっとした
ほんのわずかな温度で ありがとうをおくる
やさしいことばを やっぱり手探りしている
たぶん いや 欲している
こんなにゆたかなのに

あなたのポケットに入っ ....
俺は話がしたい
壇上に立って
聴衆に聞かせたいことがある
常日頃から思い募ってきたこと
ぼんやり座っている奴らに浴びせて
腑抜けた日常から目覚めさせてやる
息巻いて
照明の降り注ぐ舞台に ....
きっとこれが最後
いつもそう思っていた
なにかさやかなことがあると
神さまから戴いているこの世での運を
いまこそ使い果たしているんだ


見あげるとどうやら降りそう
雪? だといいけ ....
戯言



ほんとうに愛してんの?そいつを。

死にそうなときとんずらこくんじゃねーかアンタ。



と思ふクリスマス前、独り者。
空‐くう‐



空すらもノイズの入るここに居て
雲の飛散をただ見つめる
私の暗き世界では
見事なまでの晴天が
「シェーン」のように張り付いている
パビリオンのツリーの下で
子供たちが歌ってる
金色に塗られた柱を背に
その声を聞いている
数々のツリーやスノーハウス
子供たちを乗せて走る機関車
風船のプレゼント
赤い絨毯の上に敷きつめ ....
卒論砕ける宇宙人来る よくばりになると
しあわせは逃げていく
くらべると
しあわせは逃げていく
おいかけると
しあわせは逃げていく

手の届かない
遠いところへ
逃げていってしまったと
思っていたら
 ....
  小学校は
  投票所になっていた
  冬のひととき
  ぶらさがるカーテンの波を
  光の風が揺らす教室



  長靴にしのびこんだ
  濡れ雪を気にしながら
  ま ....
床をみがいて
部屋じゅうに火をうめる

相変わらず窓べに立って
術なくそとを見つめる

知らないひとの背中が
つぎつぎと消えてゆき

今日も今日が終わるね、
と言うと
終わる ....
殿上 童さんのおすすめリスト(15700)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
光について- 小原あき自由詩8*12-12-25
ネズミーランド- そらの珊 ...自由詩10*12-12-25
光について- るるりら自由詩13*12-12-24
徒刑- salco自由詩3*12-12-24
眠りの中の眠り- 佐藤伊織自由詩212-12-24
夫婦- かや自由詩512-12-24
日々の物語- 空丸ゆら ...自由詩1912-12-24
脳内世界- シホ.N自由詩312-12-24
道路- はるな自由詩312-12-24
光について- 木屋 亞 ...自由詩3*12-12-24
信じる- 吉岡ペペ ...自由詩812-12-24
No_Country- そらの珊 ...自由詩1512-12-24
鳩と半額セールとクリスマス- 石田とわ自由詩7*12-12-24
風の無い町- もっぷ自由詩812-12-24
披露宴- kauz ...自由詩6*12-12-24
溜息- 川上凌自由詩5*12-12-23
生命力- 川上凌自由詩3*12-12-23
すくう- 小原あき自由詩17*12-12-23
虎刈り- 鵜飼千代 ...携帯写真+ ...12*12-12-23
雪とナギ- 砂木自由詩10*12-12-23
ガール(冬)- 唐草フウ自由詩12+*12-12-23
私語硬直- 木屋 亞 ...自由詩2*12-12-23
マッチ棒- もっぷ自由詩512-12-23
戯言- 田園自由詩4*12-12-23
空‐くう‐- 田園自由詩212-12-23
KL- mizunomadoka自由詩212-12-23
卒論砕ける宇宙人来る- 北大路京 ...自由詩612-12-23
しあわせ- そらの珊 ...自由詩2612-12-23
投票所- 草野春心自由詩612-12-23
- はるな自由詩612-12-23

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