畳の上
四角い日時計うごいてる今は朱色の長四角

藺草くさい
桃とぶどうと線香とまわり灯篭お盆の浴衣

渦巻の
蚊取り線香の灰落ちて焦げ付いた跡ほじくって

8畳の
カーペッ ....
夕暮れの街
寂しいだなんて
どこからくる記憶だろう

誰かの庭先
小池に落ちて
もがいていたのは夢じゃない

ざわついた心は
夜に自分を責めて終わる

だけどそんなものはおくびに ....
俺は砂漠の三日月に太陽の熱を鎮めるトカゲ



























 ....
{引用=



きみに咲く色を今日も決められず温い水に絵具を流した


六時から弾けた部屋の真ん中でわたしもラジオも終わりを待ってる


利き手から最短距離で触ろうとしているきみ ....
切なさに押し倒された心は
バクテリアに分解されて
影もなく
跡形もなく
消滅します

そう、だから
安心して眠るといい

悲鳴は求めています
私はマジックアワーに焦がれ
真っ赤に ....
ぐれてイグアナになった友人は
何か
忘れ物でもした顔をして
酒を飲んでいた
たまたま
その夜は
人間に戻っていたらしい
挨拶をすると
眼はイグアナのままで
何を考えているのか
全く ....
伸びる鉄
縮む影
鏡の沈黙
構築される塊
振動の消滅
無表情の象
遠くの人々

薄らな目
再現される幻
頭の中のその他
この空を 君は自由に 飛んだから だから鳥はね 泣いたりしない



悲しみは もうたくさんだと 花は言う 僕は自分に 水をあげた



いつまでも 帰らぬ温もり 待っている 隅で眠る ....
――青空に白く輝く雲の塔
  降りしきる蝉の声
  激しい夕立
  長い夕映え
  潤むような硝子の星々――

見えない額縁に
あざやかに切り取られた
今この時 に
記憶と予感とがふ ....
歌は要るけど詩は要るか

ことばは要るけど詩は要るか

イルカはいるけど詩はいるか

詩はどこにいるか此処にもいるか
きっと世界は
音と手を取り合って結ばれている
僕の中で
聞こえてくるのは静けさ

初めて世界に触れたとき
教えてくれたのは無数の音の生まれ変わり
そのときから
僕は独りを知った
 ....
それは水晶の月が照らす場所

星が流れる一瞬の間にだけ現れる

清らかな幻想の大地

そこにいるのはサファイヤの瞳に白銀の髪の麗しき姫

「さあ、旅人よ、この聖水をお飲みなさい ....
甘えんぼな あたしは
あったかいひと
やさしいひとに
ふれると

ホワンとしたきぶんに
なってしまう

気を全開にゆるしてしまう

たまに失敗することもあるけど
猫の勘はたいがい ....
少しだけ君に真夏を予感したパステルカラーのやさしい光


私から私へと語る真実の意味はいつでも矛盾している


手を取って笑い合うことが現実(いま)なのに遠くの声が疲弊している


 ....
これ以上
歩かれへん!と言い放ち
おんぶせがんだ
君が居た頃、、、
もう一度
障子戸にぼた雪のあたるカサカサという音聞いて寝たい

楽器はね
唄うように奏でるんだよ高校二年のヒゲのはえた青年

あのひとの
帰ってきた車の音聞いただけで胸が詰まる愛情の ....
立ち眩みだ、

真ん中に見える貴女が
楽しそうにけらけら
笑っていたもので
がんばって踏ん張ってみた

(地に足ついてるか? ベイベー)

何が楽しいのかわからないけど
涙を浮かべ ....
 淡雪は炎のように降りつもりきみの素肌の灼熱を知る



 凍蝶の滑り落ちゆく黒髪にかかる吐息は結晶化して



 性愛の天を凌いで伸びる蔓 凌霄花は空にまみれ ....
蝉が鳴き止む一瞬の静寂
木々の緑は命の色

青空に映える
君の白いワンピース
まるで飛行機雲みたい

そっと拭う汗
二人の笑い声

真夏がそこにいる
私は、彼を許す。
彼は、私を拒む。


彼女は、私を許す。
私は、彼女を拒む。
知らないウタをうたうような
継ぎ接ぎだらけのメッセージ

深海魚に憧れた午前2時

淡い光 ガラスに溶け合って
27℃ モラトリアム
絡まったコードの先を探す


詰め込んだ感情の ....
「線引き」


教科書に、

黄色のマーカーで線引き。

ある瞬間のための、

不幸にならないように、

焦らずにいたいから、

サッと伏線を引く。
悲しみを 満たした夜は 月明かり 星を眺めて 夜更かしをする



目隠しの 隙間から見た 日常に 僕らは居場所を 探している



小さな街に寄り添って 小鳥みたいに歌う 不器用な僕 ....
空 でした。
佇む大木の
年輪に住む
わたしたち

黄色いチョークを飲み込んだ
溶けて行く音がわたしに煙を吐かせ
喉の痛みを
嗚咽させる。

それでもわたしは女でしたから
年輪に ....
しっくりと
私の手におさまる
あなたの鼓動
美しく生きてる
その温かさ
私もあなたも
自力では
止まれないから
たまにこうして
取り出してみる
大きな空の真ん中に
言葉にならない穴があって
その奥の色は群青色で
いろいろなランプが
つり下がってる。

いつでも自分は一人なのですが、

このごろますます一人なので、
言葉に ....
頼みもしないのに
勝手に海がおちてきた
視界を珊瑚の乾ききった死骸が舞う
粉塵に咳き込みはしないか。
勝手におちてきた海にいる
暗く冷たいそのなかで
ぼうっと浮かび上がるわたしの肉体
ぬ ....
黒いベールを外す瞬間を
思い浮かべて
銀の食器を並べている
今宵は月夜
一夜の逢瀬
誰よりも会いたいって
自由に伝えられない
私を可愛がって


空に浮かぶ
闇夜を切り取って ....
ひまわり病で

上ばっかり見てる君は

あたしが大切に育てた

小さい芽をけとばした。
静かの海
ここはどこまでも静寂な 砂がさらさらと、
乾いた想いを落としていく
初めて出会った日を思い出しては
ナトリウムの大気に
耳をすませる

小さな部屋で聞いた
パステルの紙を走る ....
殿上 童さんのおすすめリスト(15764)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
畳の上- 蒼木りん短歌210-7-29
トラウマ- 空美自由詩4*10-7-29
俺は砂漠の三日月に太陽の熱を鎮めるトカゲ- TAT自由詩3*10-7-29
カラースケール。- あぐり短歌5+*10-7-29
廃退、わたし- 百瀬朝子自由詩6*10-7-29
ぐれてイグアナになった友人は- 曲がり屋 ...自由詩810-7-29
meta- Oz自由詩310-7-29
自由に- ミツバチ短歌13*10-7-29
夏の聖域- 塔野夏子自由詩3*10-7-29
パウル・クレーの絵をください- 小池房枝自由詩4*10-7-28
聞こえてくるのは- 乱太郎自由詩17*10-7-28
綺麗なものに憧れて- 麻生ゆり自由詩2*10-7-28
あったかいひと- 森の猫自由詩13+*10-7-28
初夏/分裂- なき短歌2*10-7-27
ぼくらは幼く、そして曲がり角の手前に居た- TAT短歌3*10-7-27
愛情の量り- 蒼木りん短歌210-7-27
立ち眩んだ猛暑日- ゆず自由詩3*10-7-27
雪月花_- 夏嶋 真 ...短歌29+*10-7-27
今、そこに- うずら豆自由詩310-7-26
捩れる。- 青井とり自由詩210-7-26
夏色ラバー- 中原 那 ...自由詩4*10-7-26
線引き- 山岸美香自由詩410-7-26
不器用- ミツバチ短歌3*10-7-26
まわる結露の色となる。- 木透すみ自由詩410-7-25
時雨- 自由詩110-7-25
けっかんしゃ- ……とあ ...自由詩12+*10-7-25
くさびになる夜- あぐり自由詩1*10-7-25
一夜- さき自由詩610-7-25
ひまわり病- 小鳥自由詩510-7-25
静かの海- 月乃助自由詩18*10-7-24

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