堅い道の上に立っていた

見上げれば星 その天の高さに

あらためて距離を感じた午前零時

二つの足は正しく進み

携帯が照らす夜道を急ぐ

オリオンは見つからなかった

 ....
あなたの中では
わたしは未だ幼児の姿を保っている
わたしは最近化粧を覚えた
あの空の向こうに飛んでゆきたいな
あなたのもとへ

些細なこともくっつけたがる
あなたがいつもあたしのそばに居てほしいから

見上げるとほら
あなたの声が聞こえる気がするよ

あたし ....
「付き合ってる」という言葉に
堕ちてしまいたくない
胸がざわめくあの頃をもう一度

春の新しい匂いに包まれて
私は再び恋をする
もう知ってしまった筈のあなたに

この気持ちは私だけのも ....
ゴリラーマンに似た男が言ってたけど











桜がなんであんなに ....
六本木一丁目の駅から、
スペイン坂をのぼり、
それから、
桜坂へ向かう歩道橋で、
夜桜のまっただなかに。
ぼくは、
何度目かの、
デートとなる、その37歳の女の人と、
オープンテラ ....
 .... すこしぬるい冷たい風

くるまが横をすべってく

電車のおとがつれてゆく

ふつうに夜桜さいている

コンビニ袋ちりちりちりちり

なんでこんなに悲しいのだろう


知らぬま ....
わたしの右脳と左脳が
けんかをしています

頭が悪いのはきっとそのせいです

わたしの右足と左足が
けんかをしています

足がのろいのはきっとそのせいです

わたしの右手と左目が
 ....
誰の名前を 呼んでいたのか

ずっと

呼び続けていた気がしたけど

どこかに辿り着きたくて

空想の世界に入り浸った

どこにもない場所に憧れて

夢見ることに慣れてしま ....
でこぼこの




 ガタゴトロード犬の道
道をあけろと









   弾丸撃ち尽くす




 ....
ねてしまうおまえと話しした

かわいかった

新緑みたいやった

おまえがんばりすぎてへんか
果実達の饗宴
碧透明の瓶のsiesta
差し込む昼下がりの光に
穏やかに包まれて
おめでとう! 春になりましたよ!

何となく気持ちいいのはそのせい

雪もすっかりとけて

自転車もスイスイ

寝る前も少し暖かいんです!



目を閉じていると

暗い夜 ....
フリルの青いふちどり 透明な金魚鉢
陽だまりに腰掛ける 丸く揺れる水

雲の尾びれが覗き込み ひとくち
指に 甘くて白い 隙間が 落ち

金網を越えて 草の上 風枕にのぼせた
黒い小石を ....
めったに喋らない叔父さんが神さまのまえでの作法を教えてくれた

神社にはいるときは一礼せなあかんのや、

帽子はとらなあかん、叔父さんもジャケットぬぐさかいにな、

神社は真ん中歩いたらあ ....
ぼくのような、落語初心者は、
植草甚一さんが、
49歳でモダンジャズに夢中になって、
毎日6時間レコードを聴いて、
毎年100万円レコードを買って、
5年たてば、
すこしはジャズが血肉とな ....
君のこと愛しているよ
って
叫べるほどに誰かを愛したことあったのかな





おとこの子
男のひとを「きみ」って呼ぶ

私に似合わないのは判っているけど
敢えて、そう呼んで ....
オノヨーコになろう
引き出しの刺激をおそれず
天井の見えない刺激にも 、負けズ
テーブルの誰かを愛し
誰かのそばにいて
裸のまま
ことばをあやつり
ことばに生きて
こ ....
気になる

と いうことは

まだ 
心 が
残っている と
いうことなのだろうか

深夜まで
足跡を読む

理解しきれない
文字たち

脳裏に残る
モノクロの横顔
 ....
二千何百年かまえ

私はあなたのやはり傍観者だった

それは生まれかわりの思想ではなかった

いのちに宿る追憶そのものだった


珈琲か口臭かうんこの匂いか分からなかった

その ....
この像もまたなにかのものまねをしているのだ。

ここにいつまでもいたいと思った。

存在のものまねをする存在への、それは畏敬であるにちがいなかった。


重要文化財でもある東寺の五重塔は ....
もう
よっこらしょ
なんすよねー
後ろ姿は去年と同じ

おひさし
やっちゃったねー
はいー
やっちゃいました
猛スピードで
あはは

疎開出産
じゃなくて
いや
ほんと ....
)黒い大きな瞳が笑う
滴りおちる (汗
軟体動物のように腰をくねらせるのは
生き物の快楽を知っている証拠
歪んで照明に輝いたのは
僕の影じゃなかった
)隠せば
隠す ....
気がつくといつも指先がただぷちぷちと沈黙をつぶしていた。

はずかしいことばからもじもじと指先から落ちてゆくものだから。

いま眼球に接岸されたなみだがセカイに ....
なら、「行間」がいい。
先行する1文とその後に続く1文
その間に生まれる窪み。
文章や言葉の向こう側に置かれる感情は、
そこに潜っている。
潜水は得意な方で、肺胞一杯の息を連れて、
深くに ....
眠りによりそう
咲きおくれた百合の白い想い
写真のなかにおさまったあなたは、
昔見せた笑顔のままで
私をみつめる


じゅうぶんに苦しんだのですから
もう休んでもよいのです
生き ....
22年まえも自粛が日本を覆っていた

コマーシャルが口パクになってNHKは夜中も天皇の下血の量とか血圧とかを画面に表示しつづけていた

そこにはクラシックがながれていた

えんえん、えんえ ....
)苔むした街のなか
足跡を追いかける傘の滴
まぼろしだと(夜はすぐにでもやってきて
(泣きたいときに
君はもういない

(一杯の珈琲じゃ足りないとわかってた
)ドアが鳴る度 ....
眠い
眠い

とろとろと

こんな時
脳は

あちら の
世界と
相談をしている


残酷なのに
血の赤が見えない
モノクロームな夢ばかり
見続ける


都下の森 ....
殿上 童さんのおすすめリスト(15764)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
Orion- syuon自由詩411-4-10
進む退化- マフラー ...自由詩3*11-4-9
あの空の向こう- あすか自由詩511-4-9
片想いごっこ- れもん携帯写真+ ...211-4-9
道理で艶っぽい訳だ- TAT自由詩2*11-4-8
夜桜- はだいろ自由詩311-4-8
ブラック・アイド・スーザン- TAT短歌2*11-4-8
一晩じゅうが始まるころ- 吉岡ペペ ...自由詩1111-4-7
けんか- マフラー ...自由詩8*11-4-7
Call- syuon自由詩5*11-4-7
十九番ホール- TAT短歌1*11-4-7
がんばりすぎてへんか- 吉岡ペペ ...自由詩211-4-6
静物画- れもん自由詩111-4-6
祝!__春!- マリエ自由詩511-4-6
する_り- 砂木自由詩11*11-4-4
叔父さんと神社- 吉岡ペペ ...自由詩511-4-4
日曜日の女- はだいろ自由詩311-4-4
咲く花のひと- 恋月 ぴ ...自由詩21*11-4-4
オノ_ヨーコを食べる- アラガイ ...自由詩4*11-4-4
気になる- 森の猫自由詩10*11-4-4
傍観者- 吉岡ペペ ...自由詩111-4-3
畏敬- 吉岡ペペ ...自由詩311-4-3
9months- umineko自由詩6*11-4-3
誘う女- アラガイ ...自由詩3*11-4-3
「_もじもじ。_」- PULL.短歌2*11-4-2
贈り物- 電灯虫自由詩2*11-4-2
陽だまりに- 月乃助自由詩21*11-4-2
不幸な自粛- 吉岡ペペ ...自由詩511-4-2
エメラルド色の街/- アラガイ ...自由詩3*11-4-2
モノクローム- 森の猫自由詩9*11-4-2

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