だって、
被災地のために、
その2万3千円を、
寄付することもできたのに、
デリのつまらない女と遊び、
三連休の真ん中、
昨日は仕事に出かけ、
自転車で出かけ、
明日も仕事に出かけ ....
サンミゲルをラッパ飲みしながら

いつの間にかスラム街を歩いていた

失意を演出するような

怠惰と自棄をまとって歩いていた

廃線のまわりにはバラックが並び

カラフルな洗濯もの ....
初めて見たドームは
夕日に染まり
厳粛にたたずんでいた

静かに
手を合わせ
一心に祈った

身を切る
冬の川風が
頬に痛かった


1945年の夏

人々は
経験のない
爆破の意味も知らず

ただそ ....
  はつかねずみ


きみの美しい視線が
ぼくの背に注がれていた時
ぼくはオールをこいで
春は
緑のビーズをこぼしたみたいに
あちこちで転がり跳ね回って

きみ
きみの手の中で飼 ....
月がかたちのまま光っている

どこからか飛行機の轟音

散らばる星しか見えなかった

それぞれの足音のうえで

月がかたちのまま光っている


先月も19日は満月だった

それをなぜかよく覚えている
 ....
ひとの繋がりがうすい 過密地域の

携帯の電波しか届かない都会のかたすみ

一人暮らしが テレビをいくつも所有し

新品のまま維持された システムキッチンが

埃をかぶっている固定電話 ....
地に立つ生には背負うものが重すぎる

思考の止まった生卵を
無表情な月が唆す
いや全くその通りだと
小さく頷き、動悸とめまいに身を投げた

母が、母が、
重たい私を水銀の泉から引き摺り ....
はじめてのラブ

さっきふっと最後の試合で

二塁打を打ったときのことを思い出した

疲れているのだろう

肌にしもやけのような跡ができている

かさかさしているような気もする

じぶんを蝕むものを見 ....
詩が歩いている
ビルとビルの隙間に
入っていく

詩が食べている
今日の定食という定食を店員の詩がテーブルに置いて

詩が転んでいる
ハイヒールを手繰り寄せて顔を見せないように

 ....
『博士の愛した数式』












あれは良い邦画だった










黒ブチの淀川先生も天国で ....
ふたりでどこかに行かないか
夏のプールで見た底の方の傷に僕ら
惚れ込んだら
もうすぐ息継ぎのいらない世界へ

ふたりで見つけにいこう
夏のプールに浮かんだ小さな虫
助けたら
神様がきっ ....
涙の筋 渇ききるまで隣に居て
赤いブランコ 後ろ向きの君
軋む金具を見やる
明日に僕等を描くのはもうやめよう
笑いあった毎日に寄り添わず
二人の距離 さめてゆくだけなら
引きとめはしないか ....
芥川龍之介の『偸盗』に沙金という女が出てくる











俺の中ではそいつがナンバーワンだ









 ....
象牙色の季節
その風景画の中を 汽笛を燻らして
蒸気機関車が きみの笑顔を揺らして
ほら 行くよ


音もなく上昇してくる太陽に
映画のエンド・テロップのような終わりを感じた朝

 ....
雪が降る

音のない洞窟に

音楽を幻視する作業員たち

雪が降る

味の素みたいだ

時がゆっくりと崩れている


時が蝕まれることだけを数えている

これ以上なにかき ....
放課後は
夕焼け空が
キツくって
ぜんぶ壊した
いつも悔やんだ
夜の次には
朝が来ますように

春風が貴方のもとに
届きますように

空が晴れていますように

温もりが涙が笑顔が
貴方と共にありますように

そして何より


どくん ....
すこしでも 勾配のある坂は
極端に あなたの足は遅くなる
だからわたしは すこしの斜度の上り坂で 
こころが どこかに 泳ぎだす

うっかりすると 勾配がつづきすぎていて
極端に ....
笹を切り ( 橋を渡る
)春過ぎて)風は方舟 )木漏れ日に(うねる瀑布の堰
それは、幾度か荒波を乗り越えてきた稜線
回顧する遠来の砂」
光、深く、奥へ、
奥へと足跡を辿れば
 ....
あふれるフォーティーン
光を追い越して
ただしいフォーティーン
笑顔を見せて

炉心溶融
水素爆発
避難
壊滅
弱者の視点

私たちは
文字を駆使して
文字にあらがい
文字 ....
せみのこわさは
からっぽのむね
とりわけ
大きな声で鳴く

私が
わんわん泣いているのは
私の
心がからっぽだから

あいたい
あいたい
あいたい
あいたい

私のこわさ ....
青空ってさ
手の届きそうもない遠くにあるから
青空と言うのかな




何ができるのか考えてみる
誰かが
とかじゃなくて

わたし自身でできることを考えてみる



 ....
梅の花の香りを嗅ごうと
背伸びする私を視ずに
君は宙を眺めてる
白いワイシャツ姿の
君の周りだけ
特別に星が飛んでる

君の傍で季節を感じたかったし
まだ知らない景色を
穏やかな気持 ....
小さなものたちが
それぞれに
自らの場所で躓いている
その中に僕も君もいて
むすうの僕と君が
それぞれに
自らの小さく見える
けれどもほんとうはもっと大きい場所で
同じように躓いている ....
車が
小枝のように
軽々と
流されていく

灰色の
獣の声は
うかがいながら高みを目指す

奪う
奪われる
手をつなぐ
確かめるため

失うもの
慟哭の意味を
胸に灯し ....
人間は苦しい時や辛い時死なないように唄を覚えた さて。でわタイミングは既に死ぬほど外してますが続編でも書きますか。筆者的なアレで言うと、前回調子と興に乗って【批評祭参加しない作品】とか標榜して投稿したやつに奇しくも相田さん本人からコメント頂い .... それは梅の花が咲き誇る故郷の地で 粛々と静寂に包まれ冷厳なる現実として訪れた

桃の花が咲く頃にはいられないだろうと 誰もが知っていた いや わかっていたはずなのに


庭の至るとこ ....
ドクロ花
JACK

3四歩
はじめ人間
あしおとの唄









 ....
体を駆けるこの思いは何色か
錆び付いた赤色の鉄のように鈍く光る

きっと愛よりも憎しみが君を突き動かす
殿上 童さんのおすすめリスト(15653)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
103人目の女- はだいろ自由詩411-3-20
自殺しないための装置- 吉岡ペペ ...自由詩611-3-20
祈る- 森の猫携帯写真+ ...6*11-3-20
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それぞれの足音のうえで- 吉岡ペペ ...携帯写真+ ...111-3-20
むなしさに覆われた生活- マフラー ...自由詩2*11-3-19
朧月夜- モリー自由詩7*11-3-19
はじめてのラブ- 吉岡ペペ ...携帯写真+ ...211-3-19
詩が呼んでいる- ズー自由詩3*11-3-19
冬の終わりの幻- TAT自由詩8*11-3-18
夏のプールで- マフラー ...自由詩3*11-3-18
お元気で- モリー自由詩4*11-3-18
この壮大な地球で凸以外は全員凹な訳だけどさー- TAT自由詩1*11-3-17
ポエティックコラージュ_〜スロウモーション_/_****'9 ...- 小野 一 ...自由詩4*11-3-17
雪が降る- 吉岡ペペ ...自由詩611-3-17
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願いゴト- 三奈自由詩1211-3-16
鳥の二足歩行- るるりら自由詩7*11-3-16
史跡を巡る__‥Ⅱ- アラガイ ...自由詩6*11-3-15
フォーティーン- umineko自由詩1*11-3-14
カナリア・アイランド- umineko自由詩1*11-3-14
たいせつなひと- 恋月 ぴ ...自由詩20*11-3-14
二の丸公園にて- モリー自由詩6*11-3-14
小さな君への挨拶- 岡部淳太 ...自由詩17*11-3-14
リアライズ- umineko自由詩3*11-3-13
アトランタ- TAT短歌211-3-13
近代漫才の変遷パート2・ネタかキャラクターか?〜南海キャンデ ...- TAT散文(批評 ...1*11-3-11
冷厳なる現実_【未完】- ポー自由詩3*11-3-11
- TAT短歌1*11-3-10
衝動- マフラー ...自由詩1*11-3-10

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