十年後のことばかり
考えないで

今日のことを
考えよう

なぜそんな簡単なこと
できないんだろう

十年後にも
今日はあるのに
褒めれば褒めるほど
良くなっていく

今宵の
冷奴のように

豆腐屋の亭主が
やけに明るい

豆腐に
褒められたのだそうだ
愛する雨 自由を解釈させる雨

掘り下げても 憂鬱になんてさせない 自由を解釈させる

愛する雨

問えない芸術が化けてる細胞の核 

幸い瞬きに 遅いと感じる瞳

愛する雨 物語 ....
静寂の中に落ちる 一滴の夢を
両の手ですくいあげる 私たち

温まって行く互いの胸の何かを
言葉に写すことの出来ない
このもどかしさを
愛という祭壇に捧げる朝


目の前に起きるすべ ....
みじかい夜がおわって
きょうがはじまると
君のてのひらがすこししめってくる
青いような赤いような
夜あけまえ

だんだんとあかるくなってくる
あれは
かきあつめた命が
燃えるから
 ....
もこもこアルパカ もこもこ おやすみ
もこもこアルパカ もこもこ おやすみ

ゆっくりと眠りに落ちてく落ちてく
ゆっくりと眠りに落ちてく落ちてく

これから
夜が夜が夜が生まれる
 ....
そして
はじめて
生理になった

あさもひるもよるも
血がとまらない

15さい・・・・・
ひらがな泳ぎみたい睡眠をころ(が)してはいけないの









by my手彫り版画
たいふういっか

台風一家だと
思い込んでいた頃

台風が去った朝
通学路には
一家が遊んだあとが
残されていた
なぎ倒された空き地の草
折られた柿の枝
おしゃかになった傘
 ....
潜る
深い深い思考の中
深海魚みたいに
やさしい言葉はかんたんにでるのにね
ほら笑ってるそばから
胸がいたい
自分のことが好きですか
深い海のそこから
あたしは泳ぎはじめる
好きです ....
声を
大きな声を
声なき声を

やめてよと泣いて縋れば

あのものたちは帰ってくるのか

{引用=
それは違うね
あの頃の私たちは
酷く子供で
大人になって
そのことが解った ....
日傘を差した女の影が


歩道の凹凸を滑って行く



            踵を返す青い熱帯魚
            フルートの鋭い閃光
            アイスピックを ....
蛍舞う哲学の道繋いだ手

東京は蛍に夜を与えない

蒼い火は霊子凝縮した蛍

恋やもめモールス信号打つ蛍
またひとり
  味方する人
    減ってゆく
たいふううぅ

傘がくるくる空に消える

わくわく甘い匂いがしてくるよ

たいふううぅ

子供たちが笑っている

大人たちもはにかんでいる

たいふううぅ

あぁびしょ濡れ ....
重たい一歩で
外に踏み出す
世界はいまだ
健在なことを確かめに

めまいがするほどの
明るさに
ひずんだ世界が
照らされる

睡眠不足の頭には
世界の歪みと健常さが
相容れ ....
薄暗がりのはしで
懐かしさが、青白い銀河をささえている
女がふたり うずくまるように
時の欠片をひろっては、ひとつ ふたつ
蔵の闇の星空に ちいさくなげる

思い出たちは、ひととき
 ....
ネオン輝く夜の街
路地裏の狭い石畳に
今宵も漂い辿り着く
淡いランプに浮かび上がる
[遠い昔のバー]の扉(ドア)

ここは[遠い昔のバー]の中
スツールに掛け、手をふいて
まずは一 ....
片言の言葉でつぶやく
ナニガホシイ
雪が降っている
全ての人が願いをかける
ワタシハホシイ
でも物事は限られているから
欲しいものが巡ってくるとは限らない
二番目で我慢するんだ
それだ ....
優しいだけで十分だ 窘めを含んだ雨よ
優しすぎる
それだけで 十分だ

怒りの下らなさにだけ 煩わしさを感じる

年輪の結界に守られている
層が優しさの環になって 窘めを含んだ雨よ

 ....
{引用=へべれけなベレニケ、すっぴんのスピカ、女神の両天秤、淑女な織女}エジプトの王妃ベレニケは出征した夫の無事を祈ってその髪を神々に捧げましたがそれでも心配で心配で毎日お酒を飲まずにはいられませんで .... 黙々と拙く空を飛ぶ練習をする僕を
不安そうに 君が見てる

羽根を持たない この体と
翼を授かった君と
交われる世界があるならば そこだけを目指して
僕は飛び続けるだろう

心地よく 想いを遮る夜毎の ....
自分のことを棚にあげてヤジる {画像=120618103300.jpg}

断面を滴り落ちる雨粒はあの日に還れぬ哀しみの匂い

断崖を打つ荒波にとびこんだペンギンたちまさに今とびこんだ

鳥。飛ぶことだけを目的に骨の密 ....
茎を切り取ると
キャベツは息を引き取った

葬儀は
スーパーかコンビニ
あるいは古風に
八百屋で

買ってきた
キャベツを刻むと

青虫の
お坊さんが出てきた
 ....
冬の雪夜を仕舞っている
夏の波濤を想っている

儚い薄い殻の外
ひとむれの皐月の襤褸
うぐいす色の花粉を肢に
マルハナバチ
咲き残りの蜜を尋ねて回る
それも昨日のピリカの国へ
曇天の ....
風が吹いている
為されるがままに立っている
貴女
は僕のことを見ていない

空は晴れている
在りのままを見ている

は貴女に語りかけることできない

凪の海
水平線を見ていると ....
くらやみのなかを
めざすところが
ここ
ちいさなあかりを
はっする
ここ
きみがたどりつこうとして
さむさあつさふりきるように
向かうのが
ここ
かえってくるということ
その ....
おれは殺風景
 がらんどうで埃濛々


 だから昼の檻に閉じ込められた
オオミズアオなんか見つけると
こんな錆びついた工具のような手をしながら
そっと 捕まえてみたくもなるものさ

 ....
いつのまにか

中心に据えられて

またいつのまにか

中心探しからは外されて

うん・・・・

ぼくは太陽のようだ

いや、太陽ほど影響力もないから

太陽の子供のようだ ....
殿上 童さんのおすすめリスト(15764)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
十年後- 小川 葉自由詩512-6-21
褒章- 小川 葉自由詩112-6-21
雨連なる- 朝焼彩茜 ...自由詩15*12-6-21
Beginning- 南 さや ...携帯写真+ ...8*12-6-21
夜あけ- はるな自由詩2312-6-21
もこもこアルパカララバイ- 北大路京 ...自由詩6*12-6-21
ころもがえ- 美砂自由詩3*12-6-20
こころSwimming- 阿ト理恵携帯写真+ ...6*12-6-20
台風のあとで- そらの珊 ...自由詩3012-6-20
オチテユク海のそこ- じじ自由詩19*12-6-20
助名願い- 三上あず自由詩512-6-20
白昼夢- ただのみ ...自由詩25+*12-6-19
俳句2012_蛍- 北大路京 ...俳句17*12-6-19
失言- ペポパン ...川柳4*12-6-19
台風やってくる- 灰泥軽茶自由詩8*12-6-19
覚悟- シホ.N自由詩212-6-19
蔵のカノン- 月乃助自由詩6*12-6-19
遠い昔のバーのスツールに腰掛けて- ……とあ ...自由詩10*12-6-19
片言の願い- 黒髪自由詩2*12-6-19
結界- 朝焼彩茜 ...自由詩7*12-6-19
三つの短い散文詩- 海里自由詩412-6-18
The_dream_of_a_fairy- 南 さや ...携帯写真+ ...6*12-6-18
自分のことを棚にあげてヤジる- 北大路京 ...俳句8*12-6-18
レインシック_或いはシンメトリーな憂鬱- そらの珊 ...短歌9*12-6-18
供養- 小川 葉自由詩412-6-18
六月の卵- salco自由詩12*12-6-17
貴女にはもう何も語り掛けられない- kauz ...自由詩11*12-6-17
- 美砂自由詩2*12-6-17
光が煙のように立ちこめていた- ただのみ ...自由詩17*12-6-17
太陽の子供- 吉岡ペペ ...自由詩712-6-17

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