雑草の云々
faik

どんなに難解な熟語を知っていても、
ムズカしいことを言っているとは限りません。
どんな言葉をどう操っていても、
それが根っからの本心であるとは限りません。
僕にとって僕が僕であるように、
誰かにとって、誰かは誰かです。
皮肉でも分別でも御託でもありません。
僕は誰かよりも確かに長く生きてきて、
僕は誰かよりも確かに若いというだけです。

どんな事がらも、イコールで繋がっているわけではないのでしょう。
かといって、きっとそんなに気に病むよなことでもないのでしょう。
理屈も屁理屈も正論も極論も、
正義も背徳も道理も不条理も、
感情も感傷も関渉も拒絶も、
すべては、ただの、誤解です。

だからこそ、日々悩むのです。怒るのです。
悲しむのです。笑えるのです。そしてまた悩むのです。
これが誰かにとってのキレイゴトや真理や災難であるように
僕の半径十メートルくらいにある、すべては、
多分きっと、ただの、誤解です。

こんばんわ、君。
さようなら、君。
また会おう、君。
ありがとう、君。

僕は今日も、のどかで不調和なパンピーです。


自由詩 雑草の云々 Copyright faik 2011-11-27 22:30:29
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