体温
蛙の子

「生きている事」が

脆く儚く強く美しく

素晴らしい事を知ったとき。

僕は不意に涙を流す。

この感情を僕は知らない。

生まれたての子どもも

老いて朽ちて行く老人も

皆生きている。

手に取ることは出来なくとも

僕の血が熱く語る。

「生きている」

君を抱きしめたときに

感じる肌の温もりが

僕に生きる

活力と勇気を

与えてくれた。


自由詩 体温 Copyright 蛙の子 2006-06-14 00:39:24
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