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聞きたいのは
君の声なのに
僕の耳には
届かなくて
聞きたいのは
君の声なのに
風の唸りが
響くだけ
木枯らしのふく頃に僕らは出逢い
何度めかの春
永久の別れが ....
赤く ね
実がなったら
もう秋風が ね
襟元を通り過ぎて ね
あなたの腕が ね
恋しいの
雷雨に押し流され
夏が終わる
爪先に染み込む雨水が
一層惨めな気持ちにさせる
選べない選択肢は
捨ててしまいたい衝動に駆られ
捨てきれなくて
また抱き ....
夜明けに眠る猫
寒さを凌げるならどこだっていいの
今夜は誰の軒下
月に啼くウサギ
ぬくもりが欲しくて自分のひざを抱きしめる
明日は誰に夢を売る
うそつきが好きよ
....
漣の揺れにまかせ
安らぎを覚えた貴方の腕の中
何時かの過去にこうしていただろうねと貴方は笑った
それだけでいい
それだけでしあわせ
出逢えた縁(えにし)優しさいろに染め
泡 ....
途切れ途切れの意識の中
君が微笑んで
弱虫な僕にこう言うんだ
「ここにいるよ」
わかるかい?
その一言で安心して
僕は眠りにつけたんだ
古いアルバムの中
....