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降り積もるものの中に
水色を混ぜよう

降り積もるものの中に
水色に混ざろう


白と黒の細かげな象りたちの中に
カラフルなばかりの色たちの中に

降り続けるものたちの中に
水色 ....
毛を刈るために羊を飼うことを
今、どのくらいの人が思い出せるだろう
つやつや光る糞の転がる野原

綿が種を抱いてはじけるさまを
今、どのくらいの人が知っているだろう
大きな花と土と肥料の匂 ....
さかなやさんがやさがししてる
やさしいおさしみつくるひと

やさいやさんがめさいやうたう
いざやいざなえやそのくに

ささらえおとこはきにさわる
ささゆりささやくささめごと

ささら ....
太陽から地球まで
宇宙天気は穏やかな状態が続いています

太陽風は次第に速度を下げ320km/秒の低速
磁場強度も2〜3nTと弱めです

昨日上昇していた太陽風の密度は
最大で10個/c ....
言葉は、時々、海に似ている。ひとのそれへの扱い方が。

何でもかんでも投げ込んだり引っ張り出してみたりした挙句
何かあるや否や「言葉って難しいですね。」

ひとよ、それは言葉のせいなのか。
 ....
夏至も間近
積もると
真っ黒になる雪を想像してみる
アルベドはゼロ
全ての波長を吸収し
構造色もなく
黒体放射は
あれは温度だから関係ないか
ああ、ちっちゃなブラックホールみたいだね
 ....
舟を流す
船という形を流す
手紙は乗せない
自分の名前も土地の名前も書かない
からっぽの方舟
形だけが少しずつ違ううつろ船

笹舟にさえひとは何か
思いを浮かべずにはいられないけれど
 ....
「彼は悲しい」

これは詩の言葉です

「わたしは悲しい」

これとは違って

「彼は悲しそうです」
「彼は悲しがっています」

「彼は悲しいそうです」
「彼は悲しかった」
 ....
ここからは見えぬところで太陽がノヴァでもしたのか月が明るい
地上のみならずはるかな高みから真空気圏貫き通して

月影とは月の光のことでした足元に種々ものの輪郭
真空の中には淡く太陽の側へと伸び ....
  日を浴びて
  自分に水をやるように

  やがて枯れたら口を閉じ
  はるまで言葉を休めるように
  
  
あさがおに釣瓶とられてラプンツェル
ろくろっくび幽体離脱ラプンツェル

その子二十櫛に流るるラプンツェル
マドモアゼル・ラプンツェルかじるプレッツェル

人魚姫の姉さま達の長い髪
12時 ....
一つ二つ三つヒガンバナ咲き出した
一輪の一つ二つ三つだけ咲いている

ヒガンバナ一輪に足りぬ彼岸花
青白い茎まっすぐなヒガンバナ

指を開くように此岸を数えてる
爪の先を割って真っ赤な花 ....
空を行く
風ほどに軽く満ちていたい
鳥の翼を
ささえ得るほどに

空に吹く
風ほどに軽く満ちていたい
様々な音を
伝え得るほどに

何かあるように見えなくて
それでいい
雲はた ....
花はそのままで美しい
草木もそのままで美しい

根も葉も茎も枝も美しい
葉が還る土も美しい

あれらは光の受け手である


ケイソウはそのままで美しい
渦鞭毛藻類もそのままで美しい ....
{引用=  空をイチョウが渡っていった
  最初は一枚
  次には乱舞

  真上を通った瞬間に
  くるくるイチョウの形が見えた

  落ちてきながら
  落ちてはこずに

   ....
星砂の手紙を
ひとに送ったことがあります

便せんを折って
さらさらと封筒に注いで

指先かすかに潮と日差しの匂い


やがて返事が来ましたが

便せんにささっていたとか
ぶち ....
ヤギさん郵便
おてがみ迷子
もしもし此処はどこですか

広くは乙女座超銀河団
狭くはフォッサマグナの東
地球的には春分点前
世の中的には年度末

わたしはわたしが生きている
時と場 ....
ある週末
気絶してる小鳥を拾いました
何かのガラスにでもぶつかったみたいです

次の週末
交差点でうろうろしてる鳩を保護しました
群れからはじき出されたのかもしれません

次の次の週末 ....
夜に
夜光虫の海で泳いだことがあります

そのとき
月が出ていたのかどうか

  指先を
  差し入れた瞬間にセントエルモの火

  揺さぶってみた
  舫い綱に冷たい篝り火

 ....
古タオルに黒マジックで
ぞ う き ん と書いた
ぞ う き ん

なので反対側の端っこには
き り ん き ん と書いてみた
き り ん き ん

家人に見せると
きりんきん では ....
厳密には
中性浮力ではないのだろう
プランクトンたちは
死ぬとゆっくりと落ちていく

海の雪は
深いところで
光合成なんてしたことも見たこともない
生き物たちを養っている ....
ペポパンプさんの小池房枝さんおすすめリスト(21)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
水平線まで- 小池房枝自由詩8+08-2-3
忘れたものフォーラム- 小池房枝自由詩1008-1-14
おさしみ- 小池房枝自由詩12*07-9-12
宇宙天気ニュース@現代詩フォーラム- 小池房枝自由詩12*07-7-26
我に光あれ- 小池房枝自由詩11*07-7-19
暗黒の六華- 小池房枝自由詩7*07-6-11
ペットボトルじゃないほうがいいね- 小池房枝自由詩12*07-6-4
感情形容詞の人称制限について- 小池房枝自由詩10*07-2-22
○満月(まるまんげつ)- 小池房枝短歌14+*07-2-2
一筆啓上_火の用心_お仙泣かすな_馬肥やせ- 小池房枝自由詩10*06-10-24
ラプンツェルの国- 小池房枝自由詩12*06-10-3
彼岸花- 小池房枝俳句8*06-9-11
こばと、言葉のアナグラム- 小池房枝自由詩1806-8-27
たとえないばなし- 小池房枝自由詩20*06-3-15
渡り銀杏- 小池房枝自由詩2105-12-9
星砂の手紙- 小池房枝自由詩5*05-4-4
銀河郵便はヤギたちが運ぶ- 小池房枝自由詩10*05-3-22
名前はポチです___- 小池房枝自由詩10*05-1-14
夜光虫夜想曲- 小池房枝自由詩8*04-9-4
ぞうきん- 小池房枝自由詩1004-1-24
マリンスノー/光の糧を運ぶもの- 小池房枝自由詩504-1-5

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