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満ちたものの
嘘は知らない
ことにするよ

私の奥の奥の
空間は私の空
であって私の
大地なんかで
はないからね
裂開し ありや
ノ展開 し
劣化し分裂する
有りや 灰塵の
原 深く 緑海の
回転し 障害の 海
転じよ あれ 自らの
硬直 の曲線を 開いて怪演する
進め 演じられ 封じられ
破り ....
市場にでる
にあたり 街を
出る 市場に 入る
綿菓子 出る 市場に
売られるためのカードの裏に
小さな指先を 街を /  いかないで
この空 声 覚えている?

この声!
イ え
いいえ
それは
ない

いえすさまの
したさき
きっさきの
よう

いいえ
いえ


それは

れは

きっさき

うえの
さかの
とおい
 ....
孤独であれ
そう祝福する
「私」たちは孤独である

「孤独であれ」
そう私たちは祝福する
組み換え可能な人生であることがわかってしまうね
わたしの右の指と交換される指輪
笑いながらつけてくれた
六本目の指
もう 大事にして
固有名をもたない人間の落としたものは誰も拾ってはくれないのだ

ここに名前があるといったところでそれは意味をなさない

受け入れた動物達は集団でかき消されていく

受け入れなかった動物達は ....
夜の布に包まれたような感覚
ここから逃れたい
けれども
どこへ行けば良いのか
私には考える時間がなかった

砂のように
時間が過ぎてしまう
私はいつも夜にいるのだ
そうして車の走る通 ....
人々は完全なる統一者が欲しいのだ
人類の境目を自由に行き来するもの
国境を越えて旅をするもの
脅威も肉親も死もすべてが祝福され
私たちはいなくなる
この境目すら
もはや越えられていくのだ
 ....
別手が側面環の中心部から這い上がる
リ紙を平面からわずかにそらせて
青島からやってきた肺殼隊の銃声にも
別手がある。常に別手が。
そうしたまま、多くの人-知が消滅した
それらは皆、羽のな ....
三日間歌わずにそれも脳内ですらそれでいられたら
湖に沈んでいるような瓶の底からのリズム
刻んでいる時間感覚の隙間をぬう魚の目
歌えるかな歌えるよきっと脳内の私たちが見ている
でも私たち誰も聞い ....
喋ってはいけない夜よはやくはやく
ぼくらは一人一人潰されていく
空気をすうようにかおをあげると
そこだけが赤くあとは青い
ぼくらは祈り祈られる
望まない死を望むようになるまで
なんで 棒立ちの彼は小学生だったか
帽子をとった手に光を無駄に感じる
声がなにより高い
しゃべるたびに大きな枠ができて
そこから何かが始まってしまいそうなくらい
シャキシャキとしている。
 ....
共に感じていることは
なかった

この10年
私は私の内側を
作ろうとした

それは
他者が
私をわかろうとすることを
拒否するためだ
美しいと思うこと
驚き

ただ、泣きたかった
けれど
感覚が掴めない

悲しいのに
悲しくないのが
悲しいのだ

私は泣けるだろうか
それが
いつもの
問いかけだった。
 ....
かえろう

帰れないのなら
せめて始まりのないところまで

かえろう
もし僕が帰らないのなら
一枚の紙が届くだろう

かえろう
その紙はもう何年も
夢みたもの
その紙を ....
ぴーちゃんが夜にきてから
楽しくなかった部屋の中も
楽しかったんだ

窓が割れるように
ぴーちゃんがなく
ぴーちゃん
なんでそんなに
大きな叫びを
あげるの

溶けて
 ....
本当に助けてほしい時に
手を差し伸べてくれるその手が
その人にとっての最悪であるとき
世界は善意に満ちて
輝いている
ミミズク コウモリ モグラ
皆見たことのない者たち
畑も 川も 想像上のものだった
それを
懐かしいというのだ
それを
素晴らしいというのだ
山脈のような背骨も 虚脱感も
みな 苦しい

山頂の光景は
すべてをなかったかのように
消し去ってくれる

メタやそういう条件で
視点を変える
それは
問題をただ消してくれる ....
私はみずからを「詐欺師」となのる空をみた。
丘だといって譲らないもののてっぺんで。
似ているものを似ていると呼ぶのなら
この空はあんまりにも似すぎているから
想像上の鳥
想像した空を飛ぶ
想像した空に
想像した月
想像した太陽系は
想像した私の住む世界
月があることを忘れていたのは
決して僕が地下にいたからではないのです

けれどもつながりのない
偶然が
ゼリーのように冷蔵庫の隅で

また冷却するための振動が
伝わっていくマンホールの ....
ダンゴムシが数匹いる
足元ので猫がないているのだ
マンホールの下


水を吸って黒くなる雨の音が
傘から漏れて
地下に流れていく川の
どこへ続くのかを僕は知らない



 ....
死は結合された身体を
とく作業である
ほぐれていく身体はやがて二つにわかれ
それぞれ無のなかを漂う


互いが持っていた糸電話の
コップの裏に描かれていた顔は
ふたたびそれぞれ ....
運命とは。
戻ることはないから安心してもいい
並列された時間軸に迷いはなかった
それはみな意志の極限を指しているから。

時が鳴り響くように。
(私たちがモナドと呼んでいたもの) のよ ....
かなしみにあいにいこう
イドを掘って地下の水脈から
どこにもない抽象的なものに


‡音の出ない笛
書けない手紙
飛べないロケット


固定化された夏の行事と
 ....
ふってくるものがたとえ伝えたいことでなくても
私のところにふってくるのなら私がそれを伝えよう

どうしても走り出さずにはいられないのは
扉だけが幾つも私たちの家の中にあらわれるからである
 ....
たいていのものは皮膚と得体のわからないものでできていて

縫い込むのに使われた糸は電線として再利用されたものだ
さよなら 理解不可能なもの
7文字以内で喋れる言葉たち

もう永遠に会うことはない
永遠を定義することもない
殿上 童さんの佐藤伊織さんおすすめリスト(137)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
- 佐藤伊織自由詩316-2-27
- 佐藤伊織自由詩116-2-27
市場に- 佐藤伊織自由詩216-1-14
かみさま- 佐藤伊織自由詩2*16-1-14
祝福- 佐藤伊織自由詩2*15-12-8
指輪- 佐藤伊織自由詩215-12-8
因果的な絶滅- 佐藤伊織自由詩215-11-26
- 佐藤伊織自由詩215-11-17
メモ- 佐藤伊織自由詩3*15-10-29
祈り- 佐藤伊織自由詩1*15-10-19
聞こえる- 佐藤伊織自由詩115-10-17
祈り- 佐藤伊織自由詩3+15-10-3
待合- 佐藤伊織自由詩415-9-28
雑記- 佐藤伊織自由詩315-9-6
泣く- 佐藤伊織自由詩215-8-28
帰り道- 佐藤伊織自由詩115-8-6
- 佐藤伊織自由詩215-8-6
輝き- 佐藤伊織自由詩115-8-2
風景- 佐藤伊織自由詩115-7-31
風景- 佐藤伊織自由詩115-7-31
- 佐藤伊織自由詩215-7-15
想像- 佐藤伊織自由詩315-6-23
- 佐藤伊織自由詩215-6-11
- 佐藤伊織自由詩115-6-6
身体- 佐藤伊織自由詩115-6-2
- 佐藤伊織自由詩215-6-2
あいにいこう- 佐藤伊織自由詩515-5-23
- 佐藤伊織自由詩315-5-22
思い出- 佐藤伊織自由詩215-5-16
さよなら- 佐藤伊織自由詩315-4-18

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