白の約束
瑞海



いつからこんな所にいたんだっけ

寝転んで
床に耳をあてて聞いてみる
足がくすぐったい
口の中 鉄の味がする

白い部屋に
白いワンピースが1つ
真っ黒の私が1人

閉じ込められて
見えなくなった左眼

白い部屋に1人

もう少しで溶けきってしまって
無くなってしまうから

救い出して欲しい
まだ外の野原が懐かしい間に

世の終わりを待ってる

と約束したあなたに


自由詩 白の約束 Copyright 瑞海 2014-10-30 21:20:09
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