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たわんだ黒の両端から
すべりよる
無数の
整列した たましい
(のようなもの。

ひとつ
また
ひとつ、
ゆるやかに
おちてゆく
とうめいの夕陽たち。

拒んでいるのか
倦 ....
どこにも
行かない。

あなたが
あなたで
なくなっても。

いつだって
おれは、
あなたの
影で、いる。
やわらかな森に、
ゼリー状のものにくるまれて、
ふるふると
うみおとされた
泳ぎつづける
とがった季節の
ことば。

とけることのない氷のなかで、

うすれてゆく

花という名 ....
どこまでもたかい空を
ことばたちが
ゆったりとおよいでゆく

どこかで
水晶のわれる音がする

こんな日には
不機嫌なおまえなど
ポケットにしまって
あかね色の風になろう
やわらかな森に、
ゼリー状のものにくるまれて、
ふるふると
うみおとされた
永遠という名の
海鳴り。

俺たちのまえを、
泳ぎつづけるイルカがつきつける
とがった夏の言葉。
そのさ ....
とけてゆく
森の、
やわらかな落ち葉のうえに
ゼリー状のものに包まれて、
ふるふると
産みおとされていた
ことば。
 ( しんでしまう

夏の中に立っているきみ
、と
氷のなかの ....
炎は、
はちじゅうはち年の喉ぼとけを
紅蓮に染め、
煙は、
迎えにもこない夫をさがして
透明な森をただよい、
空の底をぬけていく。
 ( うつむく言葉たちよ

股関節のなかで
硬質 ....
蜘蛛が
雨糸をゆらすと、
針の穴ほどの
光たちが
きらきら
とけあい、
うっすらと
午前十時五十分の星座が
あらわれる。

めざめている
、という夢をみていて
にげおくれた妖精 ....
音が湿っていく。

地獄なんてみたことない
一回くらい覗いてみたいよ
、だって?

この腐った街は皆を傷つける。

そうかい
みせてあげてもいいよ
愛するひとを
教えてくれたらね ....
たくさんの
本当、が
ながれていった

ぼくらは
橋のうえで
それを ながめていた

カナカナカナ
ひぐらしがないていた
股関節にくるまれた
まるい歩みが
つや消しの宇宙に
冷却する。
 (恥ずかしげ、に

船賃六文
、なんて
いまどき
、ないから。
 (百五十円、でどう? 船頭さん

二年まえに ....
白濁する森で。

蜘蛛が
雨糸をゆらすと、
針の穴ほどの
光たちが
きらきら
溶けあい、
うっすらと
午前十時五十分の星座が
現れる。

欲情する樹々が。

目覚めている
 ....
この腐った国は
みんなを傷つける

この国の裏路地には
なんでもそろっている

本当の地獄は
愛する人の苦悩を見ることだ

長い
ろくでもない夜になった
みずみずしい
罪、の
ようなもの、を
砕かなければ
それは、
きみの、
思惑どおりになんか
ならないんだよ。

うす甘い
恭順の墓標
、のように、ね。
折れそうな二の腕の、
戸惑いが、
無垢の雪
 ( 羞じらい
、を
ふりつもらせ、
ふくよかな今を、
ふたつ
産んだ

小骨の未来は、
蒼穹

反対はしない。
じっくり煮込む ....
こんなにも
ひろびろと
あおい風のなかで
ぼくらは
鳥になれない

だから
雲よ
ぼくらは
こうして寝ころんで
風をつるのだ

頂にさく
空のしずくのように
裏返しにされた
さいの目は
ぽっと頬そめて
恥じらってみせる
したたかさを
持っている

充分すぎるほど
濡れている
うちがわが見抜けない、
大怪我をする虫たち

太陽に抱かれ ....
股関節に
くるまれた
つや消しのまるい漆黒
( 恥ずかしげ、に詠う

五円玉八個
さきに行った大地、の
一面の花
( そよぐ静寂、楽しげ

追いかける煙は、
青を突き破り
おお ....
補色の皮膚にくるまれた
みずみずしい
くれない色の球体、に
浮遊する
ありふれた夕暮れ

しゃりしゃり、と
浸食される空から
ふきだす
涙形の星が、
しゃぶり尽くされて
裏葉緑青 ....
臨月する、補色
、の
子宮に、
漂う
百年の孤独
ちいさな
とてもちいさな
水滴が
星をちりばめた環のように輝く
ちょうど空になるところに
蜘蛛が
浮いている

ため息が
ふうわり、ふわり
糸をゆらす、と、
おおくの補色たちは
 ....
まん丸な絶望、の
港にある(いる
アンニュイ、と
月、の、もの

飛び立つ紫、は


陰嚢(ふぐり
、を掻き切って
伸びてゆけ蔓たち

伸びてゆけ
潜行する
太陽、の
 ....
そろそろ、ね
白緑に
月は、補色を
暴走する。

身悶える
完熟

そろそろね
潤み、
空、が
表出して

未完、の
空豆ほろり
夕涼み、の
双丘
補色を
なめるな

ぶつぶつ、と
不満が
表出している

円形、の、白い
棺のうえ、で
身悶える
完熟

とろり、と
かけられる
あまい
スペルマ

歓喜に震える
 ....
月のもの、が
どろり、と
喉をとおった、波

うす甘い
柔らかさ、は
恭順の墓標

檸檬色に
ぶつぶつ
不規則が
茶色になるころ

きみは
わたしに
恋をする
紅い、
ばかり、と
地雷をふむな

蒼い皮膚だって、いる

一皮剥けば
みんな
同じ、なんて
だれが言った

奧の、奧の、そのまた奧には
それぞれの夢
の種が
眠っている
臍を、囓るから
痛い目にあう
裸にしない
、と
もわもわだよ

みずみずしい
卵、の
ようなもの、を
丸ごと
粉砕する
コアは、焦げ茶色

やわ肌、に
歯をたてる、きみの
 ....
影が
はるかな青を見上げて
さくら色のため息をつくとき
アスファルトに貼りつけられたおれたちは
光となって舞いあがる。

ぽっと頬をそめた月が
なよなよ と
しだれかかってくるのは
 ....
天照大神のころから決まっている。
だれもがクジラを愛してるのと
おなじ意味で。

あまの岩戸のうちがわには
おおくの光がみちていた はずだ し
そとで
絶望的な饗宴をくりひろげる者たちに ....
おだやかな光のふりそそぐ
菜の花の河原で
また、見つけたらしい。

散らばっているものたちの中から
きまって、
青いガラスを咥え取るのは
心のなかに住みついている
あの鴉だ。

あ ....
殿上 童さんの草野大悟2さんおすすめリスト(34)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
レセプター- 草野大悟 ...自由詩216-3-22
影で、いる- 草野大悟 ...自由詩415-10-5
花_氷- 草野大悟 ...自由詩3*15-9-26
秋の声- 草野大悟 ...自由詩115-9-6
やわらかな森に- 草野大悟 ...自由詩415-8-21
花氷- 草野大悟 ...自由詩415-8-14
火葬場にて- 草野大悟 ...自由詩815-8-5
エスキース- 草野大悟 ...自由詩415-8-2
本当の地獄- 草野大悟 ...自由詩515-8-1
あの日- 草野大悟 ...自由詩315-7-29
火葬場- 草野大悟 ...自由詩515-7-23
太陽の骸- 草野大悟 ...自由詩415-7-22
罪の国- 草野大悟 ...自由詩315-7-20
Y、に- 草野大悟 ...自由詩315-7-3
少女- 草野大悟 ...自由詩415-6-30
空のしずく- 草野大悟 ...自由詩5*15-6-26
マンゴー- 草野大悟 ...自由詩215-6-18
火葬場- 草野大悟 ...自由詩215-6-16
竹婦人- 草野大悟 ...自由詩315-6-13
西瓜- 草野大悟 ...自由詩115-6-7
_Fairy_Tail___________________ ...- 草野大悟 ...自由詩115-6-6
葡萄- 草野大悟 ...自由詩115-6-6
- 草野大悟 ...自由詩415-5-26
- 草野大悟 ...自由詩615-5-25
BANANA- 草野大悟 ...自由詩115-5-23
林檎- 草野大悟 ...自由詩415-5-22
枇杷- 草野大悟 ...自由詩215-5-18
空の底- 草野大悟 ...自由詩715-4-11
太陽の椅子- 草野大悟 ...自由詩315-3-25
鴉の明日- 草野大悟 ...自由詩715-3-20

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