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草野春心



  驚くに値しない
  あなたの指のなかに
  古い町がひとつ埋まっていようが


  青い部屋でわたしは 静かなチーズを齧る
  散らばっていた 丸い 悲しみの粒を
  一列に並べるなどしながら




自由詩 並べる Copyright 草野春心 2015-05-23 11:19:07
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短詩集