想像させたかったんだ
きみのてを

苦しみのあとには幸せが待っていると誰が言ったんだろう?
瘡蓋だらけの手は夢をつかめると誰がほざいたんだろう?
言った本人は未来のことなど考えもしなかっただろうに
ポジティブとは時に残酷だ
ネガティブとはまれにやさしい
最期に言う言葉は考えた方がいい
残された人の頭に刻みついて侵食するからだ
でも最期は上手くいかないもんで
カウントダウンの音が聴こえればいいのだが
突然の腹痛のように
物事は上手く進まないのさ

ああもう夕方だね





自由詩 想像させたかったんだ Copyright きみのてを 2012-09-24 16:17:33
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