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線路だった場所に
草が生いしげり
刈り取られる

丈の短い草が
また生え始めていて
石が敷き詰められていたはずの
細い小道が心なしか
ふかふかし始めている

もうかたいものは
は ....
いつのまにかあった家
気づけば幾年
窓も褪せる
ひびにテープ
天井から埃の糸
忍び込む猫
減る家族
積もる思い出
柱は底から朽ち
素通りしていく
人も風も時も
残ったものは
何 ....
瓶を持っている
普段は隠しているけれど
常に持ち歩いている
中には液体が入っている

一人でさ迷っている
瓶の底に手をあてて
注ぐ動作をするなど練習を怠らない

栓はまだ抜いてい ....
風のない場所で汗をかく
獣の毛がなびくときは
いつ?

空から音の降る日
潔く浴びた方が良い
地にしたたり落ちた音符が
服を濡らし靴に染み込む

踊ろう
委縮した芯を揉んで
火照 ....
ミサイルが雲を吐き出していく
いつものように飛行機ならばよかったのに
女だって子どもだって
味方を攻撃するものは殺す
復讐の芽を摘むために
一族郎党皆殺す
不用意な情けは平和を遠ざける
 ....
霧が立ち込める舗装された道
柵が道の脇をどこまでも塞いでいる
細長い檻の中を走っている気分
柵の先はどこまでも草原
草の剣先に水滴がついて
風が吹くたびにキリキリと流れ
透明の花が咲く
 ....
にくしみ(要冷蔵)

うつくしい女たちの化粧が
ポリゴンに近づいていく
服はムダがはぶかれ
生地は豪華になる

腹の中のにくしみが腐っているのが
外側から見ていても分かる
にくしみは ....
メザメロメザメロとわめくけれど
わたしはとうに起きている
いちばんねぼけているのは誰か

ゆめの中でだけほんとうの自分でいられる
さまつなことが捨象され
円をふちどる線は消える
残るは小 ....
童貞のまま30歳を迎えれば、魔法が使えるようになる。そんなわけはないのだけれど、奥手で純朴な男たちの中には、そのことが孤独の支えになっていることもある。
百年経てば物には命が宿る。そんな言い伝えもあ ....
白紙に向かって歌えない
声が喉につかえて出ない
途切れながらも出た声は
定着せずにすぐ白になる

白紙に向かって歌っていた
夜が来るたび電気をつけて
蛍光灯に頭を下げて
みじめな顔で歌 ....
どこにもない場所を教えて
だれもまだ踏み込んでいない花園に
こっそり招待してほしい
月のなくなる夜でいい
火も電気も眠るころに
しずかにねどこを抜け出して
あなたの闇に逢いに行くから

 ....
南国から来たコーヒー豆を焙煎して窓辺に並べる
そのうち一つがぱちぱち歩き始めて
豆の割れ目にしまわれた羽を広げて飛び立った
それは焙煎が成功した証なのだ
窓に透明のしわが波打っているのをか ....
大地と海が溶け合って
海洋生物は都会を目指す
ビルは大きな花となり
摩天楼に大輪が咲く

イルカが跳ねるたび
めくれかえるアスファルト
クジラの尾びれが歩道橋を砕いて
鉄骨の突き出たコ ....
信心深く生きるために区切りというのはどうしても必要らしい
まっとうな人生を歩み悪路へと道を踏み外していかないように
平凡に思えて価値を見失いがちな日常に対する審美眼の濁りを洗い流すために
平穏無 ....
あたらしい自分になるたびに
古い自分は小さく丸めてゴミ箱へ捨ててきた

長年連れ添う眼鏡は鼻に重たくて
一日限りのコンタクトレンズの方が私のそばにいてくれる
世界をくっきりと映し出してくれる ....
洋楽の歌詞を日本語に訳したみたいな
とても洗練されているけれど実在しない生活の話をしよう

朝が来てやけに真っ白な部屋
だれかが一晩眠ったとは思えないほど整ったベッドのなか
そばでまだ君が眠 ....
タコの足を遠心分離器にかけてプラスチックにしたような洗濯物を干す器具に色とりどりのタオルを干して強風にくるくる回る様をみていたい
乾ききった空気の中で凍えたタオルが真っ直ぐな姿でパリパリになっていく ....
わらえばいい
ぼくがわらえば
すべてがうまくいくはずだ
いやがらず
がまんして
すべてをうちがわにとじこめて
まるでへいきそうなかおでわらえばいい

わらえばいい
きみがわらえば
 ....
ひつじがいっぴきもいなくなった
こまったしつじはこんせきをたどった

まだあたたかいねどこやら たべかけのくさをみつけては
あしもとをみて ちをはうようにそうげんをいく

たくさんあったあ ....
「お前は死ぬことだけ考えていればいいんだ」豚の頭を撫でながらそう呟いた。いずれ僕に食べられる運命なのに、憐れな豚はすごい食欲で飼料を食っている。

どうやって殺そうか。餌をやりながらいつもそのこと ....
お口はこんなに丸いのにどうして漢字は四角いの
せめてニとか皿とかの方が口に近いよね
口は三画だけど四角で△□に〇い口

口から生まれた口太郎
口から生んだ母は歯が出て間口が広い
歯のせいで ....
2014年11月また冬が来ます
つめたい風の吹きすさぶなか
ひかえめに降り注ぐ光のしてきた
途方もない宇宙の旅を考えたことがありますか
太陽系の中心から暗闇を進み続けた光の粒

息をするた ....
ローマ字で二文字の
幸せをもとめて街へ
電線に引っかかり
風にかき回されて
パリパリに砕けて
サラダにかけて食べられる
底にたまった薄まった汁
一つ残らず管に集めて
遠くへ投げたら
 ....
壁に小さな穴が空いていた

落ちていた髪の毛がちょうど入るくらいの穴だったので入れてみた
すると穴は少し大きくなった
折れたシャーペンの芯を押し込んで
しばらくするとまた少し大きくなっていた ....
この野原から見ていると
あの星達は近過ぎて
隙間を通ることもできない
そんな気分にさせられる

この大空を抜け出して
あの星空に近づくと
どの星達の間にも
果てしない距離があると知る
 ....
もうひとりの自分をずっとさがしている
真ん中あたりで欠けてしまった
この身体にしっくり来る相手を
心の凹みと出っ張りにピタッとはまる人を
その人には愛をこめて「きみ」と呼びたい

いつの間 ....
走るスニーカーの音、砂利がこすれる、膨張収縮膨張収縮くりかえす肺、夜の街
走り抜ける車道、電灯を避ける影、目がくらむハイビーム
からから充血する目から、ずんとひりつく鼻の奥から、発信されるメッセー ....
歳を重ねるごとに教科書はどんどん小さくなって、今や親指ほどのSDカードになってしまっている
何からも学ぶことができなくなっていよいよ終末感が漂う

空は暖かな海のように遠いところで水色を安定させ ....
金木犀の木を根元から見上げる
町中ににおいが広がる季節だ
朝晩の冷え込みが増して
空の上底が少しずつ遠くなる

太陽の光が弱まり
勢力を拡大する樹木の紅潮
涼しげな暖色が控えめに
 ....
都会を走れば
何もないことに気づくだろう
効率的で便利だが
この街には何もない

すべての都会は等しく同じ
この国の都会だけじゃない
便利に支配された都会は
速さに乗っ取られた道路は
 ....
殿上 童さんの木屋 亞万さんおすすめリスト(114)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
春道- 木屋 亞 ...自由詩1*16-2-28
ie- 木屋 亞 ...自由詩1+*16-1-30
- 木屋 亞 ...自由詩3*15-12-26
だん- 木屋 亞 ...自由詩2*15-9-19
無翅- 木屋 亞 ...自由詩4*15-4-20
キリ/サク- 木屋 亞 ...自由詩3*15-3-25
にくしみ(要冷蔵)- 木屋 亞 ...自由詩7*15-3-21
_la_pluie_de_sirop- 木屋 亞 ...自由詩3*15-3-14
冷えていく鉄- 木屋 亞 ...自由詩1*15-3-1
白紙にむかって歌うんだ- 木屋 亞 ...自由詩2*15-2-25
どこにも書いてないことを教えて- 木屋 亞 ...自由詩4*15-2-14
珈琲- 木屋 亞 ...自由詩4*15-2-11
混沌とした歓喜- 木屋 亞 ...自由詩3*15-1-18
初空のゆめ- 木屋 亞 ...自由詩1*15-1-3
かける- 木屋 亞 ...自由詩3*14-12-30
洗練された実在しない生活の話- 木屋 亞 ...自由詩3*14-12-29
_- 木屋 亞 ...自由詩1*14-12-23
それだけでうれしい- 木屋 亞 ...自由詩4*14-12-22
ひつじのひるね- 木屋 亞 ...自由詩3*14-12-7
今夜は何を召し上がりたい?- 木屋 亞 ...自由詩2*14-11-30
口をぽかんと開けて- 木屋 亞 ...自由詩4*14-11-22
冬、はじめました。- 木屋 亞 ...自由詩5*14-11-15
de-aiの散歩道- 木屋 亞 ...自由詩2*14-11-12
- 木屋 亞 ...自由詩3*14-11-8
ほし- 木屋 亞 ...自由詩1*14-10-26
きみのすべてよ応答せよ(リライト)- 木屋 亞 ...自由詩4*14-10-19
きみのすべてよ応答せよ- 木屋 亞 ...自由詩1*14-10-18
美化されすぎた世界のせいで- 木屋 亞 ...自由詩3*14-10-5
花の下にて、秋- 木屋 亞 ...自由詩3*14-9-26
唯一無一- 木屋 亞 ...自由詩3*14-9-23

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