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上も下もない
箱の中にいるときでも
外には星があるのだろう
みえなくてもあるのだろう

信じているとつぶやく
証拠がみたいとつぶやく

きっとそんなものはないのに
それでもほしいと願 ....
父の日が
なにごともなく過ぎていった

大きな肉も
豪勢なおさしみも
激励感謝のラベルのお酒も
関係のない私の昨日

ふと
私の父があわれになった
今どこにいるのかわからない父が
 ....
いつもなら
三月にくるはずだった
つばめがまだこない

家族はなにもいわないまま
その空間をみていた

朝 つばめが
そこにとまっていたから
ふんわり空気がやさしくなった

少し ....
チョコレートみたいに
小さくてもしっかりあなたを癒せたら

自然に
するりととけるように

ゆううつなときも
かなしいときも

小さな粒は
味方になってくれる

チョコレートは ....
何かなくして
何かでつながる
あたしたち

あなたのことが
すき

すきってなんだろ
説明できるひと
えらいけどなんかそのまに
何かが変わりそう

何かわからないのが
すき
 ....
頼みごとをする前に
ちゃかすのはやめてよ
頼みごとをした後に
抱くのはやめて

どうせいなくなるんでしょ
どうせ出て行くんでしょ
止めようなんて思わないから
黙って出て行って

最 ....
なんで愛されないといけないの?
そうきいた少年は歩きながら振り向いた
なんでなんだろうね
おとうさんはよそ見しながらこたえた

なんで愛さないといけないの?
そうきいた少女は走っていってし ....
顔色ばっかり伺って生きていたとき
顔色のさえないあいつに出合った
余命半年のあいつは
生きることにあがいていた

生きてたっていいことなんかないと思って
人と視線を合わせずにいた
人の視 ....
このクズって自分をののしって
人に言われる前にダメージ受ける
そんなんで防御になってないよ
あやふやすぎて
みっともないよ

バカじゃねって
つぶやいて自分をなじる
だれにも言われたく ....
なんにもこわくないなんて
僕は嘘をついた
こわいものだらけなんだよ
だれかたすけて

なんにもいらないなんて
僕は嘘をついた
なんにももっていないんだよ
とってもさむいよ

どこか ....
お葬式の列は黒の人の群れ
目の淵を赤くした人の群れ

カラスが電柱にとまってみていた
身づくろいしてみていた

喪主のあいさつは涙まじりで
関係の薄い人も泣いた

いったいなににおが ....
サンタクロースは信じない
信じないといった君を信じたいから
君の唇が信じるってかたちに動くものが僕の全てに
なればいい なってほしいんだ

クリスマスなんてしない
そんなことどうでもいいと ....
人がしぬってどういうことだろう
どこへゆくのだろう
明日にせまらない恐怖に
なぜ震えるのだろう

風の音にさえもびくりとぎこちなく
動くこのカラダを
君に支えてほしいよ

足波をそろ ....
何が正しいかを
証明する旅を終えて
残るものは自分の
欲しかったものだろうか

今を生きることは
だれかを利用することで
それを人々は
支え合うと綺麗にうたう

私の手はだれかの
 ....
またそうしてあなたは背を向けた
私は一人で残される
片道2キロの距離を自転車で走ったあの頃のように

坂道をたちこぎで上がりきることを
使命のように思ってた
向かい風に負けるなんてありえな ....
月に一回の
言えないゴミの日に
たまったゴミを捨てている
心の隅の折り返しの
袋をひらいて捨てている

言えないゴミをだしたとき
決まって雨が降ってくる
想いが空に逃げるから
雨にな ....
僕の心にハサミを入れて
切り売りしてみたんだ
全部並べてさ
いい心と悪い心と
どっちが売れるか試してみたんだ

よく晴れた朝に
車はない道路に
脇には見たことの無い
花が咲いていた
 ....
なにも見えなかった時を経て
今は少し見えるようになったのかな
あけたドアから入った空気は
痛いぐらいに透き通っていた

なりたかったものになれなくなって
できなかったことができるようになっ ....
少しだけあいてる窓から風が入る
それが今日の風なんだ
今 生きてる私の肌に
感じる今日の風だ

しなくちゃならないことにだけ
目標をあわせていればいいけど
少し上を見てみよう
真っ青な ....
あんたには悪いが出て行ってくれと
言った叔父が先に死に
出て行きますと言った私はまだここにいる

冬の朝は毎年寒い
なのに今年は寒いねって言う
今年こそって願う始まりは
いつから感じなく ....
私は私にあって
昨日と変わらない私に出会い
いくつもに分れそして融合する
認めない私もよい私も
私に溶け合って全てを赦し
私というひとつの一人になる

私の窓に
新しい言葉 新しい命
 ....
こわいといって泣く君を
僕はただ見ていた
まるで君が泣いているのが
わかってたように感じていた
僕らはいつも怯えていた

終る世界を見届けようと
ずっと目をこらしていたんだ
かずむ目は ....
母に似てきたと言われることに
違和感はないけど否定的ではある
母はどうおもっているのか
聞いたことがないからわからない

父を知る人がいない場所で
育ったから似てるかどうか問われたことは無 ....
生きるということをうたうことは
今の私にはむずかしい

でも
生きているということは
当たり前のようにここにある

私がそれを阻まない限り
なにかがそれを阻まない限り

その
な ....
大事なものには形が無い
無いものを確かめようともがく

心はあるか?
心は見えない
心はさわれない
心が無いと思う人はいない

大事なものには形が無い
無いものをほしがって今日も泣く ....
エゴイストの鳥はうたう
自分の目で見えた世界を
自分だけの声で
うたで

エゴイストの鳥はうたう
知っていると
自分のものだと
エゴイストの鳥は
エゴイストであることも知っている
 ....
夢をみた
ふかいいふかい沼にはまりこみ身動きもとれず
出せる声は呻くような無様な音のみで
がいこ がいこと鳴くイキモノが迫っては消える

暗いとも明るいとも言えぬ景色は
これがこの世界の果 ....
胸が苦しくなりました
雨がふったから/あなたをみかけたから

なんだか切なくなりました
一人だと思ったから/負けたと感じたから

愛しいと思いました
いじらしかったから/がんばってたから ....
その腕を伸ばし光を遮り
覆い茂る葉の濃い緑は
生きている証 生の強さ

ぽとり
先からこぼれ落ちる雫で
小さき命を救いながら
静かに立っている様は壮大な命

私に目もくれず
拒まず ....
肌触りのいい言葉が欲しいって
君は背中を向けた
蒼い海がすきって
悲しく目をふせた
だって雨が降ったんだよ
そんな言葉飲み込む

ゆるやかな坂をあがって
黄色い花が咲いてる広場で
あ ....
ペポパンプさんの朧月さんおすすめリスト(51)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
目印- 朧月自由詩312-6-18
別世界の父へ- 朧月自由詩312-6-18
つばめの家- 朧月自由詩612-6-16
チョコ- 朧月自由詩412-6-15
あなたをおっかけた- 朧月自由詩511-5-10
深夜の別れ- 朧月自由詩209-12-16
未来を信じたい- 朧月自由詩209-12-16
生きる- 朧月自由詩409-12-15
底辺ドリーム- 朧月自由詩209-12-14
再生- 朧月自由詩209-12-14
黒の悟り- 朧月自由詩409-12-13
君色クリスマス- 朧月自由詩209-12-13
渋滞の中で看板を見た- 朧月自由詩209-12-12
切り取られた昨日- 朧月自由詩209-12-12
この道を歩いてく- 朧月自由詩209-12-11
言えないゴミの日- 朧月自由詩209-12-11
心売りの少年- 朧月自由詩509-12-10
歩いていこう- 朧月自由詩309-12-9
当たり前じゃないこと- 朧月自由詩409-12-8
通勤ルート- 朧月自由詩209-12-7
私は私にかえる- 朧月自由詩609-12-6
慕う- 朧月自由詩209-12-6
冬の家族- 朧月自由詩309-12-5
背徳の烙印- 朧月自由詩209-12-4
大事なもののかたち- 朧月自由詩609-12-2
エゴイストの鳥は- 朧月自由詩309-11-26
- 朧月自由詩509-11-18
青い雨- 朧月自由詩309-11-17
針葉樹の森で- 朧月自由詩209-11-17
君との別れ- 朧月自由詩309-11-16

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