うまれまくる
唐草フウ


歩いていたら
むやみやたらに歩きすぎていたようで
でも本当は進んでいなくって
うまれるのは
足の振子と呼吸数
皺と涙
そして自分の影の数

5ねんご10ねん・ご
わたしは
・・・
なんてナンセンス
楽していきたいな
この飴ちゃんみたく
おいしく舐めたいな
そう考えるにつれ
うまれるのは
のりしろと排出物

だれも当たり前のことはない
でも宝くじほどじゃない
うまれる
明日もその次も
どんどんど
どんどん
そしてあたためられ












自由詩 うまれまくる Copyright 唐草フウ 2012-10-28 18:33:49
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