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あなたがいなくなってから
なんど桜が咲いてなんど散ったでしょう

花びらはアスファルトに川面に誰かの頬に

あなたが好きと言ってた

日本の春は今も変わらず風を乗せて

 ....
あの日あんたは笑ってたからそれが正しいことだと思えたんだ
 

もう二度と会えないとかもう二度と触れ合えないとか

悲しみの材料はいくらでも探せるけど

僕は相変わらず酒とタ ....
生きていく上で純粋などは
この世の中では
欠片も意味がないのかもしれない

理不尽を引きずりながら
圧迫された空間で
じわじわと絞まってゆく首
それが社会の総てなのかもしれない
 ....
あなたはわたしの癖を
いくつ知っているかしら?
わたしは毎日
あなたの事を全て知ろうと
傍にいるのよ

あなたは嘘をつく時早口になって
照れた時には同じ言葉を繰り返すのよ

 ....
あなたが言葉を放つたび

わたしは言葉を飲み込み

かなしい嘘をつきました

それで優しく終わりです
最初から諦めていたのは
わたしを守る為だった
いつの間にかずるい
恋をしていた

駆け引きもなくあなたが笑う
わたしはその笑顔を
真っ直ぐに見つめる事ができない

そ ....
つま先を磨いたら

おまじないをかける。

赤く染まったハンカチ。

黒く濁っていく涙。



美しい人に

美しい花を。


総て枯れてゆく未来に
祝福と声援 ....
駅から五分の
アパートは格安だけど
壁の染みが怖いんだ。

真顔であの人がそう言うから
外国のタバコと
ふて腐れた横顔には
似合わないセリフだと思って
笑ってしまった。
 ....
心を込めても
君に届かないのなら
無いものと一緒だわ。
ミモフタモナイけれど
ソレが現実だわ。

愛を語っても
最後に嘘になるのなら
ペテン師もご苦労様。
約束なんて
ソンナものだ ....
波打ち際で花束のような人

野にある姿は幻だったの

手の内を隠して

笑いかけるだけ

振り向いたら負けと言いながら

波に呑まれて魚と愛し合った

夕立の前に
 ....
昨日と同じような
なんでもない今日

やっぱりあなたを

思い出してるのは

明日や明後日とか

その先の先の先の

永遠に続くような

遠い未来でさえも
 ....
呼び声が音階になって
夜を揺らすから
ガソリンの切れた車も
走り出せるんだろう

笑い声が音階になって
朝を燃やすから
魂を失った人形も
歩き出せるんだろう


ねぇ ....
ミルキーウェイに雨が降る

引き裂かれた星たちが

呼び合っているからさ



ミルキーウェイに雨が降る

華やいだ季節が

通り過ぎて行くからさ



溢 ....
よこみちにそれようと

おもえばかんたんな

この夏
そう、悪くない毎日。

長電話をたまに。

時々朝までファミレス。

4月からは昇進。

晴れた日はドライブ。

山の上は星もきれい。



そう、悪くない毎日 ....
コスモスは秋の桜と書くという。

けれど桜にはなれなくて。

桜には適わなくて。



コスモスお前は。

辛くないかい。



私は。

私は辛いよ。
それでも夢は叶うと言い切れますか?



夏の暑さは嫌いだ。
ジリジリと肌を焼く。


けれど冬の寒さはもっと嫌いだ。
ジンジンと肌を刺す。


あの人は夏の暑さのように
冬 ....
空の高さのように

決して手の届かない人です。

空の青さのように

決して揺るがない人です。

空の模様のように

決して留まらない人です。



大 ....
諦めなければ叶うなどと言う

夢物語は成功者だけのお話で

大半の事柄が叶わない現実は

それでも私の足首を掴んでて

一瞬の気の迷いのように夢を

今日も見せよう ....
くまのぬいぐるみのなまえはわすれてしまった。


いたみよりしーつのしみがきになった。


へやばんごうはしゅっせきばんごうだった。


いきづかいだけがいつまでもか ....
煙草の煙は揺れて登る。

あなたの無言の言葉に変わって消える。

灰皿と吸殻と

濁った空気だけを残して。
運命は手のひらに

降り積もる間もなく消えてゆく

熱に蒸発し続ける

白く冷たい雪のよう。

耳たぶを赤くして

出会った夜から。
霜柱が降りる朝に

日向を選んで歩いた頃に

私は確かに

恋をしていた。

雪解けは早く

花色の風は強く

私は確かに

恋を失った。

そうし ....
昨日一晩、あなたを思って泣きました。

到底手の届かないあなたをです。

願っていれば叶うなんて
嘘でしかない現実の中で
あなたを思って泣きました。

たくさん涙を拭ったので
今朝は ....
マニキュアを塗って

少し特別な気になっていた

真っ赤なマニキュア

小指だけは黒

趣味が悪いと笑われた

それでも

特別な気になっていた



あなたの ....
私は父親の顔を知らない。

けれど私の顔は、父親にそっくりだと
ある日酷く私を殴った後、母が吐き捨てるように言った。

腫れて赤くなった頬を氷で冷やしながら
私は鏡を覗いていた ....
優しさだけで、生きていけると思ってた頃。


どうしようもなく、若かった頃。


けれど限りなく、輝いてた頃。
きれいに見えるのに

ホンマは汚い雨粒。

繋がりそうで

繋がらん雨粒。

優しそうで

冷たい雨粒。

人間と

同じじゃねぇか。

あんたの目には

どう映る?

やけに肩身の狭い雨粒。

やけ ....
影法師影法師

あの人を返して

朝焼け宵闇夕間暮れ

あの人を連れて来て

雨星月風

あの人に伝えて



わたし待ってる

わたし待ってる


 ....
優しい人達の笑い声を消したい

近付いて来る足音から逃げたい

差し出された手を払い除けたい

独り善がりな不幸を味方につけ

勘違いな孤独に酔いしれてた頃

僕は本当は幸せだった ....
殿上 童さんの永乃ゆちさんおすすめリスト(109)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
あなたの頬に- 永乃ゆち自由詩315-4-11
歌うより他ない- 永乃ゆち自由詩215-4-11
純粋- 永乃ゆち自由詩514-11-23
情けないほど好きなんです。- 永乃ゆち自由詩214-11-7
優しく終わりです- 永乃ゆち自由詩314-11-7
途方もない恋- 永乃ゆち自由詩3*14-11-7
流れてゆく- 永乃ゆち自由詩214-9-21
壁の染み- 永乃ゆち自由詩214-7-15
ミモフタモナイ。- 永乃ゆち自由詩3*14-7-12
ある日魚になった彼女- 永乃ゆち自由詩6*14-7-5
永久に続くように- 永乃ゆち自由詩4*14-6-11
ねぇ君- 永乃ゆち自由詩1+*13-10-15
ミルキーウェイ- 永乃ゆち自由詩2*13-10-15
- 永乃ゆち自由詩3*13-10-15
そう、悪くない毎日。- 永乃ゆち自由詩5*13-10-9
コスモス- 永乃ゆち携帯写真+ ...1*13-10-6
それでも夢は(改作)- 永乃ゆち自由詩3*13-8-29
空人。- 永乃ゆち自由詩3*13-8-13
あなたが好き- 永乃ゆち自由詩6*13-8-10
その日。- 永乃ゆち自由詩2*13-8-10
さよなら。- 永乃ゆち自由詩4*13-8-7
運命は手のひらに- 永乃ゆち自由詩2*13-8-7
私は確かに。- 永乃ゆち自由詩4*13-8-7
- 永乃ゆち自由詩4*13-6-11
マニキュア- 永乃ゆち自由詩8*13-4-24
- 永乃ゆち自由詩6*13-4-7
限りなく。- 永乃ゆち自由詩2*13-4-6
雨粒。- 永乃ゆち携帯写真+ ...3*13-4-6
影法師- 永乃ゆち自由詩2*13-4-5
勘違いな孤独- 永乃ゆち自由詩2*13-3-30

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