雨にまどろむ
れもん

すっかり散ってしまった桜を悼むように
さらさらと春の雨が風景を切り取っていく
いつまでも途切れることない透明の線
どこまでも終わることない静かな調べ

その中で独り まどろむのだ。


自由詩 雨にまどろむ Copyright れもん 2011-04-23 10:22:10
notebook Home 戻る