さらさらと
朝焼彩茜色

さらさら髪が囁きを吹かす
片方のブレーキの壊れた自転車を修理道をそれて行く

安物のマスクをさしより装着する ペダルをこぐ

肌寒い朝のラッシュ 季節に従い薄着の羽衣がさらさら髪と靡く

憂鬱の月曜日を感じる魔もなく 職場に向かう

いつもここで いつもの幼稚園バスとすれ違う 同じ時計

さらさら髪がローラーコースターを味わう 時速靡きキロ
片方のブレーキの壊れた自転車を

進ませてゆく たかが ありふれた蓋を開けに

週始をさらさらと


自由詩 さらさらと Copyright 朝焼彩茜色 2013-03-25 21:16:27
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